2021年3月11日木曜日

高所作業車を使って事務所ビル4階へエアコン新設工事

いよいよ年度末ですね。
ほとんどの企業さんや官公庁は、年度末でバタバタな時期です。
本日施工させていただいた現場も、「3月中に!」というご依頼です。

三菱電機 MSZ-GV4020S-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。


今回ご依頼いただいたのは、今までにも何度かエアコン取替工事をご依頼いただいた、某協会様の事務所ビルの4階にある、サーバー室のエアコン新設工事です。
既存機はダイキン製の2方向吹出しタイプのパッケージエアコンでした。
調子が悪く、古いので、効きが悪いという事です。
この下には、大切なデーターを蓄積しているサーバーがあるため、これはこのまま放置しておいて、壁掛けタイプのルームエアコンを、新たに取付けたいとのご希望です。

以前、3階の応接室に取付けた事があるので、今回もアベ冷熱技研に相談いただきました。
壁掛形を取付けることができるのは、このクロスが剥がれた壁しかありません...(^_^;)


外から見るとこんな位置です。
専用電源工事が必要なこと、足場は予算の都合で組めないので、高所作業車が必要なこと、いろいろと難しそうですが、御見積書を提出させていただいていました。

はぃ。ここまでの現地調査にお伺いしたのは、昨年の7月でした。
もう他の業者さんに依頼したのかと思っていたら、先月中旬頃にご連絡いただきまして、「今年度中にできませんか」とのご依頼をいただきまして、やっと本日工事にお伺いしてきました。

作業は、お隣の駐車場の一部をお借りして進めていきます。


朝一番に到着して高所作業車で上がってみたんですけど、穴開けをしようとする位置まで、微妙に届きません...(´・ω・`)


ちょっとここでは書けないし、写真も公開する訳にはいかない方法で穴開け開始(^_^;)
これがまた腕にチカラが入らず、かなり時間が掛かりました...

穴開けが完了すると、配管を保護するためのスリムダクトを立ち下げていきます。
これも結構な時間が掛かります。

さて、室内機を取付けていく訳ですが、このクロスが剥げているのは、湿気のせいです。
お話をお聞きすると、恐らく雨漏りというお話でしたので、この石膏ボードに室内機を留めるのはちょっと気持ち悪いので、、、

コンパネを貼らせていただきました。
見た目が悪いのでどうしようか悩みましたけど、「サーバー室なので、見た目は気にしなくていいです。安全に取付けていただくのを優先でお願いします。」との事で、心置きなく(^_^;)

あ、エアコン専用コンセントの増設はですね、今日応援に来てもらった、敏腕電気工事士Sくんにお願いしていました。
一部、天井を開けて点検口代わりに。

10mほど離れた事務所にある分電盤まで、ケーブルを通していきます。


分岐ブレーカーは1箇所空きがあるので、そこへ接続。


室内機脇に、専用コンセントを取付けてもらいました。


Sくんも高所作業車の運転資格を持っているので、配管の立ち下げ作業を行ってもらいます。


阿部は、室内機の配管接続。


配管は左後方出しで、ドレンホースは室内機に付属しているものは使わず、ソフトドレンを使用。
こうする事によって、隠蔽配管の時と同様の施工方法になるので、次の取替えの際に既存配管が流用できます。
そうです、次からは高所作業車を使う必要がなくなる訳です。
阿部なりの、将来を見据えた工法です。

外部配管は、こんな感じで完成です。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


今回、4階で総配管長が14mあるため、フロンガスを追加充填します。
GVタイプの場合、配管長10mを超えると追加充填の必要があります。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

夕方遅くまで掛かるのを覚悟していましたが、Sくんの応援のおかげで、かなり早く仕上げることができました。

これで安心してサーバー室が使える様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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