2020年10月16日金曜日

賃貸マンションでエアコン取付けとレンジフード・換気扇その他もろもろ

いつもお世話になっている賃貸マンションオーナー様のご依頼で、エアコン・換気扇・他、諸々の工事にお伺いしてきました。


こちらのマンション、空きが出る度に改修工事を行っています。
今回は既に来月から入居が決まっているお部屋のため、大掛かりなリフォームは行わず、エアコン取付けと、古い機器の取替えを行います。

まずはエアコン取付けから。


位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


ベランダ周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してエアコンが完了。
エアコン機器は、オーナー様支給品です。

次はキッチンのレンジフード。
かなり年代物ですが、三菱電機製でした。

上の部分は梁があるけど、どうなってるんだろう?と思って、化粧板を外して見ると。
ええ?これ取替えできるかなぁ...
オーナー様曰く、「前に他の部屋で取替えた時、同じ三菱製で、そんなに難しくなく取替えしてましたよ」と。
同じ寸法の機器で見積りさせていただき、ご依頼いただきましたが、上手くいくかはやってみないと何とも...という状況でスタートです。

撤去は、他の階でリフォーム作業をしている大工さんが撤去してくれていました。
ありがたいんですけど、どうやって取付けてあったのかが解らなくなりました(^_^;)

とりあえず正規の取付け方では、この場所に取付けることはできません。
できるだけ分解して、吊り位置を確認します。


あと、このレンジフードは角ダクト用なので、オプションの丸ダクトアダプタを取付けておきます。


かなり泣きそうになりながら取付けました。
腕がプルプル震えています...
どうやって吊りこんだかは、苦労したので内緒です(_ _)

あとは化粧パネルを取付けて、隙間をコーキングして完成です。
三菱電機 V-316K6 浅形レンジフードファンをお買い上げいただきました。


そして次はトイレの換気扇。
これも年代物で、モーター音が高いです。


この換気扇は、隣の洗面所との二室用換気扇になっています。


通常の天井埋込換気扇なら、比較的簡単に取替えができますが、このマンションの換気扇はかなり酷い取付け方をされているので、毎回取替えは容易ではありません。

グリルを外してみるとこんな感じです。
解りますかね?天井材の上に換気扇が居ます。

いつもなら換気扇の周りだけ削って取外すのですが、この天井裏が酷い状況のため、それでは外すことができないんです。

なので、大工さんに天井材を撤去していただきました。
ご覧の通り、塩ビの排気ダクトに直接、換気扇の排気側をアルミテープで接続しているので、この部分は天井を剥がないと作業ができないんです。
酷い施工でしょ。
取替える度に天井を剥がないといけないのです。

新しい機器を据えるために、下地を入れておきます。


この排気側の段差はどうしようもできません。


上の写真の状況のまま接続してしまうと、内蔵されている逆風弁が開かなくなってしまうので、一部苦労して加工を行い、アルミテープでしっかりと隙間を塞ぎます。


こんな感じで設置完了です。
この後、また大工さんに入ってもらって、天井材を貼っていただきます。
吸込グリルは、天井材を貼った後に取付けていただきます。

あと、洗面所側の吸込グリルも、新しいものに交換しておきました。

三菱電機 VD-10ZFC12 二室用換気扇をお買い上げいただきました。

では次の作業に...
このマンション、不思議で、天井面に電話の配管があります。
ネットは電話の配管を利用してケーブルを通していますから、電話とネットのケーブルがこんな感じで垂れ下がっています。

このマンションは愛媛CATVのネットサービスを利用していて、各部屋へLANケーブルで送られています。


今回、ここに棚を作ったので、この配線の処理と、電源が無いのでコンセントを増設します。


はぃ、出来上がり(^_^;)

まぁまぁ手間が掛かって時間もかなり使っていますが、キレイに収まったと思います。

これで来月から入居される方も、快適にお使いいただける様になりましたね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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