2020年10月3日土曜日

業務用エアコンのフロンガス回収作業

寝不足で、かなり疲労が溜まっている阿部です。
見積りも山盛りで、お待たせしている皆様、いましばらくお時間をいただければと...
今朝は昨晩からの頭痛で、ロキソニンを服用して現場へ。

今日は、前職の電材卸会社の紹介で、電気工事屋さんからフロンガス回収の依頼をいただきました。
市内の大きな病院の一角にある、室外機置き場での回収作業です。

ご存知の方も多いと思いますが、エアコンや冷凍機などに充填されているフロンガスは、「フロン排出抑制法」によって、大気開放が禁じられていて、法を犯すと厳しい罰則が課せられます。
詳しくはこちらのサイトをどうぞ↓
「日本冷媒・環境保全機構」 http://jreco-rams.jp/freon_suppress/what.html

たくさんの室外機が並んでいますが、他の室外機は既に回収が終わって役目を終えているものもありました。
旧型のシステムマルチエアコンですが、夏場でも暖房を使いたい部屋があったりとか、単独運転をしたいお部屋もあるそうで、マルチエアコンをやめて各部屋へ個別にルームエアコンを設置しているそうです。

名板を見ると、この室外機には製造段階で9.3kgのR22というフロンガスが充填されていました。


設置時に、配管距離に応じて追加充填された量が、裏側に明記されています。
合計すると、10.825kgという量のフロンガスがこの中にあると言うことです。

基板のところに修理履歴を発見。
コンプレッサーを交換している様ですね。
この時にもフロンガスを回収して、再充填しているので、最初の記載が正しいかどうかは、回収してみないと判りません。

それほど気温が低くない季節なので、2時間程度で回収完了です。

ボンベの重量が15,555kgなので、11,175kg回収できた事になります。
配管内には微量の冷凍オイルも含まれているので、そのオイルもガスと一緒に回収されてしまいますから、まぁ最初の記載量とほぼ変わりなくといったところですね。

今回のお仕事は、回収作業のみです。
機器は撤去もせず、残置されるそうです。

アベ冷熱技研は、愛媛県の「第一種フロン類充填回収業者」登録業者です。
「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工ですので、この様な事案もお気軽にご相談ください。

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