2020年3月5日木曜日

築38年?賃貸マンション共用部の照明をすべてLED化取替工事

いつもお世話になっているマンションオーナー様のご依頼で、マンション共用部の照明器具をすべてLED器具に取替える工事が完了しました。

以前、別のマンションでLED化をご依頼いただいたオーナー様が、こちらのマンションも引き継ぐ事になり、今回のご依頼となりました。

結構古いです。
部屋に設置されている分電盤の製造年は、81年の表示。

約38年経過していますね。
外壁塗装は数回されている様で、年式の割に外観はキレイです。

今回も通路や階段などの共用部の照明器具一斉交換です。


エレベーターホールの非常灯は、引きヒモを引っ張っても点灯しません...


階段の非常灯も点灯しません...

今までこのマンション、どんな管理をされてきたんですかね?(^_^;)

ヒモを引っ張ると、非常時点灯になります。いわゆるテストができる訳です。
非常灯は停電になると、内蔵されているバッテリーで、一定時間ランプを点灯させます。
その明かりを頼りに入居者のみなさんは避難をする訳ですが、ヒモを引っ張っても点灯しないと言う事は、バッテリーが賞味期限切れということなんです。
内蔵バッテリーは、定期的に交換するのが通例です。
調べてみると、すべての非常灯がバッテリー切れでした...

さて、今回も各種いろんな器具がありますが、機種選定は阿部にお任せいただいて、すべてパナソニック製、すべて防水・防湿形のLED器具を選定させていただき、お客様支給で施工させていただきます。(機種選定費・諸経費などは別途いただいております)

まずは一番台数の多い、通路灯から。39台あります

昔ながらのガラスグローブ製。

重いし外しにくいし蜘蛛の巣だらけだし...で、外す方が手間取ります...
しかもベースは塗料が乗ってるので、叩かないと外れません...


こんな感じで、脚立に上がったり降りたりでボチボチと取替えていきます。


エレベーターホールにある非常灯。11台あります。

デカイし重いし、中は蜘蛛とか虫だらけ...

非防水タイプなので、湿気で安定器が劣化してしまっています。


防水・防湿タイプのものに取替えました。

外側にリニューアルプレートを取付けましたが、元々の器具が大きすぎて、塗装跡が見えてしまいます...
これは後日、ペンキ屋さんが補修してくれるそうです。
ん~、、、補修するならリニューアルプレートいらなかったかなぁ...(^_^;)

次に階段の非常灯。11台あります。


これの場合、外す器具は簡単に外れるんですけど、新しく取付ける器具が重装備で、まぁまぁ苦労する器具でした...

パナソニックらしくない、施工性の悪さですね。
まぁ防水形の非常灯なので、仕方ないところではありますが。

こんな感じで。


自転車置場の器具も。4台あります。


既存は笠付きタイプでしたが、防水のトラフ形にして明るくしました。


普段使わない屋上のウォールライトも。


LEDタイプのウォールライトへ。

これ、サクッと付いてますが、この裏にあった埋込みBOXに雨水が侵入してて、ボロボロに腐っていました。
そこへこれ以上雨水が侵入しない様に、コーキングを駆使して防水処理しているので、ここが一番時間が掛かっています。

あとは点灯試験を行ってお引渡しです。

すっきり明るい通路になりましたね(^^)

他にも機械室などの照明を含めて、全部で65台の取替えでした。
ひとりで作業して、3日と半日掛かりました...
「急がないので、阿部さんの空いた時に来て取替えてもらったのでいいですよ。」といただいていたので、気持ち的には追われる感がなく作業できましたね。

今回、イニシャルコストとしては結構な投資になりますが、LED化によって消費電力が下がりますから、共用部の電気代削減になりますし、なんと言ってもLEDは寿命が長いので、ランプ交換のサイクルが長いので、ランニングコストは大幅に削減ができます。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事やLED照明取替えもお気軽にご相談ください。

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