2020年3月17日火曜日

12年目のエアコンが故障してアタフタしない様に前もって取替工事

いつもコメントでやり取りしているFB友さんのご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2219-W 霧ヶ峰汎用タイプをお買い上げいただきました。


既存機は富士通ゼネラル製。


新築された際のお引越しで、以前住んでいたところから移設されたものです。
年式は2008年製。12年目ですね。


特に不具合がある訳ではないそうですが、12年経過している事で、夏場の蒸し暑い時にもし故障した場合、毎年夏シーズン中は2、3週間待ちの阿部がすぐ来てくれる訳がないと思い、早目に取替えをご希望です... なんかよく解っていらっしゃる(^_^;)

ちなみに今年はコロナウィルスの影響で、もしかすると夏場にエアコンが品切れという状況になるかも知れません。

各メーカー、対策に躍起になっている様ですが、そもそも今の時点で部品がすぐ手に入らない状況ですから、持ち直したとしても数ヶ月は影響が出ると思われます。

「三菱電機は日本国内で製造しているから大丈夫」...とはいきませんよ。
他のメーカーのエアコンが手に入らなくなれば、三菱に注文が集中しますよね?
マスクやトイレットペーパーの様になるのは、普通に考えれば解ることです。

なので、昨年調子が悪かったエアコンとか、今年は買い換えようとか思っている方々は、今やっておくべきですね。

では工事に掛かります。
室内機は2階、室外機は地上置きです。
既存のスリムダクト(配管化粧カバー)は流用です。


その化粧カバーですが、これよく見掛けます。
屋外で鉄製ビスを使うと、錆びます。
はぃ、誰が考えても錆びますよね?(^_^;)
よく見掛けます。

アベ冷熱技研も外壁材の状況によって、ステンレス製と鉄製を使い分けていますから、鉄製を否定はしません。
ただし、上からコーキングはして欲しいですね。
錆びると見苦しいですから。

あと、コーキングをカバーの内側にベッタリ塗る工法...
これ、外すの苦労するんですよね。

特にこのタイプのダクトは、ツバの部分が薄いので、硬化しているとすぐにパキッと割れてしまいます...
今回も割れました(´・ω・`)

既存ダクトを流用できるかどうかは、前回施工した方の技術力に掛かっていると言っても過言ではありません。

この、通常パテ埋めをするところに、コーキングをこれでもか!というくらい流し込んでいるところを見ても、この施工した方は取外し作業をした事がないのかな?と感じてしまいますね。

そもそも、コーキングが隙間だらけで、意味がありませんが...(^_^;)

室内機を取外しました。
外す前から、嫌な予感はしてたんですけど、当りですね...

この冬場に、室内機を外すと水が出てきたので、もしかしてと思った訳ですが、配管穴の位置が高いので、ドレン水も逆勾配で流れませんよね。

もちろん、新しい室内機でもこの位置ですから...


仕方ないので、きちんと状況をご説明の上、許可をいただいて配管穴を開け直します。


気密性を確保するため、貫通スリーブを挿入。

残った穴の部分には、しっかりとパテを詰めておきます。

位置決めをして、背面板を取付けます。

通常、左配管の場合は室内機を持ち上げて配管接続を行いますが、天井面ギリギリのため持ち上がらないので、先に配管を接続してから取付けています。

そもそも穴の位置をなぜもっと下に開けなかったのかが、意味不明です。

室内機と天井面とは、やっと室内機を掛ける事ができるスペースしか空いていません。


外壁側の穴も開けましたから、マンションなどで使用するツバが大きめのウォールカバーに取替えました。

雨水が侵入しない様に、ツバの周りをしっかりとコーキングしてあります。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「ビシッとやってもらってありがとうございます。夏寝る時に暑いのは耐えられないんで、早目に取替えてもらえて良かったです。ずっと阿部さんにやってもうらおうと思ってて、やっと叶いました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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