三菱電機 SRT-N374 給湯専用エコキュート370Lタイプをお買い上げいただきました。

今年の5月頃に一度ご相談いただきまして、お見積りをしていました。
既存の給湯器は、2004年にアベ冷熱技研で施工させていただいた、長府製の灯油ボイラーです。

特に故障もなくこれまで使われていましたが、今回キッチンをリフォームされると言うことで、ガスコンロをIHクッキングヒーターにして、給湯器もエコキュートにしたいとのご希望です。
IHについては、システムキッチンに組み込みという事で、リフォーム業者さんから購入されます。
今回はエコキュートの設置がメインですが、電気工事も結構なボリュームになります。
まずは図面を描いて、四国電力へ申請を行います。

工事に着工する訳ですが、既存のボイラーの位置へタンクユニットを設置するため、一度ボイラーを移動しての作業になります。
基礎も広げないといけないし、この辺の配管類も整理しなければなりません。

配管周りを削って、埋設されている配管を調べます。

既存配管を整理して、基礎を広げるために型枠を組み上げます。

コンクリートを流し込んで、一週間ほど寝かせます。

その間もボイラーが使える様に、奥の方へ移動しました。
エコキュート設置までに、電源工事を行わなければなりません。
今回、宅内にある分電盤は触らない事にしました。

こちらの建物は、鉄骨プレバブ構造のため、天井裏、床下、壁内すべて、隠蔽できません。
主幹容量が40Aですから、ここまでのケーブルも入れ替えが必要になります。
諸々考えていくと、ここだけでかなりの費用が掛かるため、ここはこのままで。
では幹線作業に掛かります。
メーターの引込み側のケーブルを、容量の大きなものに張替えなければなりません。

既存のケーブルはCV8sq-3c。
新しく引き直すケーブルはCV-T14sqで、許容電流は80Aを超えます。

ハシゴを入れるのに苦労しましたが、なんとか作業開始。

ケーブルを張り替えるので、停電作業です。
この日も暑い一日だったので、急いで作業を進めます。

既存メーターがあった位置にボックスを取付けて、ブレーカーを組みます。
この中へ、主幹60Aのブレーカーを組んで、既存宅内ケーブルと、エコキュート、IHを接続する様にしています。

既存メーターは右側へ移動。
雨線外なので、メーターボックスを付けました。
エコキュートは建物の反対側にあるので、外壁をぐるっと...

延々と横引きして、設置場所まで延長しました。

簡単な様ですが、まぁまぁ大変です(^_^;)
いよいよエコキュートを設置します。
既存ボイラーを撤去して、配管を整理しておきます。

仕入先に手伝ってもらって、ブロック塀越しに搬入。

足元は引抜き強度抜群のウエッジ式アンカーで、しっかりと固定。

ヒートポンプユニットもセットして、配管類を接続していきます。

追い焚き配管が無い分、施工はやりやすいです。
熱効率を良くするため、根元までしっかりと保温材を巻き付けます。

外周りはこんな感じで完成です。
ごちゃごちゃしていた配管もスッキリと収まりました。

あとはリモコンを取替えて、電源投入。
初期設定を行い、エコキュート取付作業は完了です。

翌日からキッチン周りのリフォームが始まりました。

大工さんと打ち合わせして、IHクッキングヒーターの位置を確認。
専用コンセントを取付けるために、配管をしておきました。

取り急ぎ、四国電力へ竣工連絡を行い、スマートメーターを送ってもらいます。
メーターが到着すると、アナログメーターとの取替えを行います。

アベ冷熱技研は四国電力計器工事認定店ですから、メーターの取替も自社で可能です。

メーター周りはこんな感じで完成です。

ここはごちゃごちゃしてしまいましたが、隠蔽できないので仕方ありません。
ケーブルは露出させない様に、すべて管内へ収めて保護しています。
そして本日、システムキッチンが座ったので、IH専用コンセントを取付けにお伺い。

IH下の収納部の奥にコンセントをを取付けます。

こんな感じで完成。

これで今日からIHも使えますが、まだクロス貼りが終わっていないので、まだもう少しお預けの様です。
今日確認すると、電柱からの引込み線も張替えられていました。

これですべての作業が完了し、お引渡しさせていただきました。
リフォーム完了が楽しみですね。
クロス貼り変えついでに、エアコンの分解洗浄もご依頼いただきました。
それはまた後日、クロス貼りが終わってから再取付けにお伺いさせていただきます。
アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>
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