2017年10月4日水曜日

エアコン室内機配管折れ溶接修理作業

「うるるとさららの室内機配管が折れていまして、数店に配管修理をお願いしましたが、ダメでした。修理依頼は可能でしょうか?」と、大阪にお住まいの方からメールをいただきました。

文章だけで現状が解らないので、写真を送っていただきます。

詳しくはお聞きしませんでしたが、右側面出しで設置されていたものを、取り外し時に根元から切断してしまった様です。
この位置なら溶接修理可能なので、お引き受けしました。

室内機が送られてきました。


2014年製、7.1kwタイプのうるさらですね。
あの加湿ホースも、ケーブルも根元で切られています。


カットされたジョイント部も一緒に送っていただいたので、新しい配管に取替えて、窒素ガスを流しながら、アセチレン+酸素で溶接していきます。


溶接が完了すると窒素ガスで内部加圧し、気密試験を行います。


3Mpa程度加圧して、しばらく放置。
漏れはないので合格です。


配管に断熱材を巻き付けます。


これで梱包してもいいんですけど、どうしてもこの傷が気になるので...


磨いておきました。(深い傷は消えません)


送り返すために養生します。

室内機背面に配管を納めればコンパクトになるのですが、どうしても溶接部分は弱くなるため、右側面なら右側面のまま梱包します。
運送中に痛められない様に、当て木をしています。

梱包完了。運送会社に集荷してもらって、返送します。

室内機到着後、「本日、エアコン室内機無事到着、受け取りいたしました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」と、お客様からメールをいただきました。
2014年製ですから、まだまだ使えそうですね。

この様なご依頼、タマにお問い合わせいただきますが、取付工事が伴わないため、溶接以外の部分の保証は一切できません。
その辺りのデメリットをご理解いただける場合のみお引き受けしております。

4 件のコメント:

  1. こんばんは、某高専生です。
    物凄く細かい話になってしまうのですが、Mpaでなく、MPaのような気がします
    上から目線ですみません…

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    1. ご指摘ありがとうございます。
      打ち込み時の癖ですね。
      何か支障がありますか?
      このBlogは教科書や参考書のつもりで書いている訳ではありません。
      お客様にこの様な作業をしていますとお伝えするBlogです。
      そこはご理解いただければと思います。

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  2. よく考えたら何も支障はなく、私からみたただの指摘に過ぎないです。
    全て私が悪いです。
    本当にすみません。

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    1. いえいえ、全然大丈夫です。
      学生さんならそういうこだわりは大切だと思います。
      これが筆記試験だと◯じゃないですもんね。
      以後、気を付けます(^^)

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