2016年11月26日土曜日

事務所の天吊形エアコンを天カセ形パッケージエアコンへ取替工事

いつもお世話になっている企業様のご依頼で、業務用パッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 PLZ-ZRMP112EFK 4方向天井カセット形4馬力ムーブアイ搭載パッケージエアコンをお買い上げいただきました。

既存機も三菱電機製ですが、天吊形の3馬力が設置されていました。
製造年の記載はありませんが、仕様書で確認すると1998年製の様です。

まだ動いていますが、年式も古く、効きが悪くなってきたため取替えをご希望です。

今回、3馬力から4馬力へ能力UPするため、電源周りの事前調査も必要です。
既存の電源ケーブルがVVF2.0mmなので、このケーブルは引き直さないといけませんね。

電源は、事務所棟の隣りにある倉庫の方から引いているので、結構な距離があります。

新たに室内機を取付ける場所は、事務所の中心部分。

では作業に掛かります。
まずは既存機を撤去します。
運転可能なので、フロンガスは一旦室外機の方へポンプダウンします。

位置決めをして、天井を開口します。

開口部を点検口代わりに、作業を進めます。
天井裏は、腰をかがめて歩ける程度の高さがあるので、作業はし易いです。

できるだけ外壁に余計な穴を開けたくないので、既存の配管穴を流用します。

配管類を入れて行きますが、このまま真っ直ぐ入れてしまうと、事務所内へ出てしまいます。

外壁と内壁の間が広いので、天井裏からじわじわと曲げながら天井の方へ引き込んでいきます。

ドレンはVP管を使って勾配を取ります。
なんとか室内機側まで入りました。

電源ケーブルも、倉庫の方から引き直しておきます。
距離が長いですから、電圧降下も考慮してCV8sqを採用です。

ブレーカーも新しいものに取替えました。

室内機を吊るために、C形チャンネルと吊りボルトでH鋼へしっかりと留めます。

室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

真空引きをしている間に、室内機のグリルを取付けておきます。

室外機周りはこんな感じで完成。

リモコンを取付けて、試運転開始。

異常がないことを確認してお引渡しです。
これで事務所中、ムラなく風が行き渡る様になりましたね。
3馬力から4馬力へと能力が上がりましたが、消費電力はほぼ変わらないのと、ムーブアイ搭載でかしこく運転してくれるので、省エネ性も向上しました。

「キレイに取付けてもらって、ありがとうございます。これで快適に使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

持ち帰ったエアコンは、室外機内に残っているフロンガスを回収して廃棄処分となります。
業務用のパッケージエアコンはフロン排出抑制法の適用ですから、機器内部にあるフロンガスを回収しなければなりません。
これを行わないと、産廃業者さんがエアコンを引き取ってくれない仕組みになっています。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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