2016年11月29日火曜日

居酒屋店舗の壁ビルトインエアコン×3台の取外し分解洗浄作業

FB友さんから、壁ビルトインタイプのエアコンを3台、分解洗浄のご依頼をいただきました。

ダイキン F28AMV(2001年製)壁ビルトインタイプ×3台

設置されているのは、居酒屋の個室です。

このエアコン、2001年製で15年目になります。
※ご注意:アベ冷熱技研では、10年以上経過しているエアコンの分解洗浄はお奨めしていません。
どうしてもと言うお客様には、何があっても一切の保証はできないという事をご了承いただける場合のみ、お引き受けさせていただいています。

まずは、室内機を取外してお預かりします。

ドレン(排水)はどうなっているんだろうかと確認してみると...
うわぁ、隠蔽されてるのに断熱されていません。

よく見てみると、露タレして天井材に跡が付いていますね。
ドレンの断熱、侮るなかれです。
ここは再取付けの際に治すことにします。

お預かりした室内機を持ち帰って、分解していきます。
15年分の汚れが...

内部は結構傷んできています。
そろそろ取替え時期ではありますけどねぇ...

電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、再取付けにお伺いします。
断熱されていなかったドレンホースを、しっかりと断熱しておきます。

室内機を設置して、配管類を接続。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、

異常がない事を確認して、

お引渡しです。
これでまだしばらくは使えますかね?できれば故障する前に取替える方がよろしいかと(^_^;)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2016年11月26日土曜日

事務所の天吊形エアコンを天カセ形パッケージエアコンへ取替工事

いつもお世話になっている企業様のご依頼で、業務用パッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 PLZ-ZRMP112EFK 4方向天井カセット形4馬力ムーブアイ搭載パッケージエアコンをお買い上げいただきました。

既存機も三菱電機製ですが、天吊形の3馬力が設置されていました。
製造年の記載はありませんが、仕様書で確認すると1998年製の様です。

まだ動いていますが、年式も古く、効きが悪くなってきたため取替えをご希望です。

今回、3馬力から4馬力へ能力UPするため、電源周りの事前調査も必要です。
既存の電源ケーブルがVVF2.0mmなので、このケーブルは引き直さないといけませんね。

電源は、事務所棟の隣りにある倉庫の方から引いているので、結構な距離があります。

新たに室内機を取付ける場所は、事務所の中心部分。

では作業に掛かります。
まずは既存機を撤去します。
運転可能なので、フロンガスは一旦室外機の方へポンプダウンします。

位置決めをして、天井を開口します。

開口部を点検口代わりに、作業を進めます。
天井裏は、腰をかがめて歩ける程度の高さがあるので、作業はし易いです。

できるだけ外壁に余計な穴を開けたくないので、既存の配管穴を流用します。

配管類を入れて行きますが、このまま真っ直ぐ入れてしまうと、事務所内へ出てしまいます。

外壁と内壁の間が広いので、天井裏からじわじわと曲げながら天井の方へ引き込んでいきます。

ドレンはVP管を使って勾配を取ります。
なんとか室内機側まで入りました。

電源ケーブルも、倉庫の方から引き直しておきます。
距離が長いですから、電圧降下も考慮してCV8sqを採用です。

ブレーカーも新しいものに取替えました。

室内機を吊るために、C形チャンネルと吊りボルトでH鋼へしっかりと留めます。

室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

真空引きをしている間に、室内機のグリルを取付けておきます。

室外機周りはこんな感じで完成。

リモコンを取付けて、試運転開始。

異常がないことを確認してお引渡しです。
これで事務所中、ムラなく風が行き渡る様になりましたね。
3馬力から4馬力へと能力が上がりましたが、消費電力はほぼ変わらないのと、ムーブアイ搭載でかしこく運転してくれるので、省エネ性も向上しました。

「キレイに取付けてもらって、ありがとうございます。これで快適に使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

持ち帰ったエアコンは、室外機内に残っているフロンガスを回収して廃棄処分となります。
業務用のパッケージエアコンはフロン排出抑制法の適用ですから、機器内部にあるフロンガスを回収しなければなりません。
これを行わないと、産廃業者さんがエアコンを引き取ってくれない仕組みになっています。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2016年11月25日金曜日

23年お使いのエアコンを省エネタイプの霧ヶ峰へ取替工事

いつもお世話になっているお客様から、「2階のエアコンがもう古いけん、省エネのやつに換えてもらえまいか。」とご依頼いただき、お伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV2216-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。


既存機はシャープ製。


1993年製で23年目です...(^_^;)


室外機はベランダ置きです。


このベランダ、雨樋が無いのに、ドレンは垂れ流し状態でした...
運転中は、ベランダから1階の庭へ、ボタボタと排水が流れている状態です。
隣のお部屋のエアコン(他社施工)も同じくなので、後ほど対策しますね。

既存機を撤去します。
当時にしては珍しく、貫通スリーブが入っていますね。


位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を取付けて、配管類を接続していきます。


配管は化粧テープ巻き仕上げ。


ドレンは垂れ流しせず、隣の部屋のエアコンのドレンも一緒に、塩ビ管を使って横引き。


1階屋根の雨樋まで導きました。
これで1階へボタボタと落ちる事もなくなりますよ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「あらぁ、隣の部屋の手直しまでやってくれたんかね。阿部さんは丁寧やけん、安心して任せられらい。これで電気代も気にせんでよぉなったわぃ。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。