お預かりしていましたエアコンの分解洗浄が完了したので、取付けにお伺いしてきました。
ダイキン AN50HRP-W(2007年製)
水がポタポタと漏れると言うことで、お知り合いの電器店さんに点検していただいたそうですが、「かなり汚れているのでそれが原因じゃないか?ダイキンのこのタイプは、うちで洗浄できない。」ということで、アベ冷熱技研を検索していただき、今回のご依頼となりました。
確かに、いろいろと水漏れの原因を探った形跡が残っていますね。。。
とりあえず外そうと、カバーを外して見ると。。。
え? ドレンパン、割れてるじゃないですか。。。(・・?
とりあえず外します。
この機種、「うるるとさらら」なので、太い加湿ホースが付いています。
通常、この機種を設置する場合、配管穴の径は75Φ。
こちらの配管穴は65Φでした。。。
設置の状態から考えると、配管を先に接続して、無理矢理押し込んだ感じなので、ボディ一体型のドレンパンに大きな負荷が掛かった可能性が大きいですね。
でも設置後7、8年。。。
最初は小さなヒビだったものが、長年して暖房・冷房の温度伸縮を繰り返して樹脂が割れたのかも知れません。
完璧に補修できるかどうか判りませんが、お預かりすることにしました。
お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
割れていた所を接着剤で接着し、ドレン水が漏れない様にコーキングします。
排水口は入念に。
内側もしっかりと。
これでダメなら、ボディごと取替えしかありません。。。
取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
ドレンパンに負荷が掛からない様に慎重に作業を行います。
貫通スリーブが挿入できないので、穴の隙間はしっかりとパテ埋めします。
配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
真空引きをしている間に、テスト水を注いでみて、漏れがないか入念にチェック。
1リットルほど流して、漏れがないことを確認。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
「わぁ、新品じゃないですか。知り合いにも宣伝しておきますね。ぜひブログにも載せてください!」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をご覧いただけます。
→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
※2015年6月3日を持って、今シーズンのエアコン分解洗浄の受付を終了しております。
受付再開は、夏シーズンが終わった秋口を予定しておりますので、ご了承くださいませ<(_ _)>
※【2015年6月25日追記】
「また水漏れがするんです。。。」とご連絡いただき、夕方点検にお伺いしてきました。
吹出口のところが濡れています。
どこから水が出てくるのか探ります。
ドレンパン下に貼り付けてある、断熱テープがビショビショ?
ドレンの補修をしたところをチェックすると、入り組んだところの隙間から、極微量にジワァっと滲みでています。。。
この微量に滲みでた水が、断熱テープに染み込んで、吹出口の方へ伝っている様です。
ここも追加でコーキングしましたが、ここ複雑に入り組んだ場所なのでちょっと無理みたいですね。
ボディの交換をご提案させていただきました。
最初からご提案すべきでしたね。
信頼いただきましたお客様にご不便をお掛けしまして、大変申し訳ございません。
早急に取り寄せて、早めにお伺いできる様にいたします<(_ _)>
※【2015年7月9日追記】
ボディ部品を取り寄せました。
雨天が続いたのと、お客様の時間の都合が合わず、なかなかお伺いできませんでしたが、やっと取替えができました。
左が不良品で、右が新品です。
洗浄したので、不良品の方も新品に見えます。。。
きちっと組み直して、再度取付けにお伺い。
無事お引き渡しができました。
わたくしの判断ミスによって、大変ご迷惑をお掛けいたしました。
これまでに何度もお電話でやり取りさせていただいたお客様。
「阿部さんの空いている時でかまいませんから。無理されんでいいですよ。阿部さんに洗浄をお願いせんかったら、修理代も高額になっとったかも知れんけんねぇ。」と、労いのお言葉をいただきました。
ありがとうございます、本当に感謝です<(_ _)>
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