2022年10月28日金曜日

斜め天井で取替できない1方向天カセエアコンからルームエアコンへ取替工事

はぃ。昨日のマンションの続きで、朝一番から2台目の取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV3622-W 霧ヶ峰ハイスペックモデルをお買い上げいただきました。

既存機は昨日同様、三菱重工製。
でも何かおかしいと思いません?
室内機が天井にめり込んでいますよね。
このお部屋、天井が斜め天井になっているんです。
パネルの寸法に合わせて大工さんが作ったんでしょうけど、今回の様に取替えの時にどうにもならなくなります。
天カセタイプは各メーカー寸法が違うため、ここにピッタリ収めることができないんです。
同じ三菱重工にすればいいと思いました?
重工製でも、現行機はこの天井寸法に合いません。
ね。見た目がきれいからと特殊な取付けをやると、後々困るのは住んでいるお客様になります。
これはどうしようもありませんね。

と言うことで、「普通のルームエアコンにしてほしい」とお客様のご希望ですが、取付けできる壁はここしかありません。
カーテンレールが何とも...ですが、なんとかできそうです。

ただし、電源工事が必要なのと、配管穴を開けなければなりません。
ベランダ側を見てみると、ちょうど先ほどの壁面のところに、既存の室外機が座っています。

大きな梁があるので、コア抜きどうしようかなぁと思って近づいて見ると、、、
あれ?これってエアコン用の穴じゃありません?
室内側はボードが貼られていますけど、この穴が流用できますね。

という訳で、作業に掛かります。
まずは、既存機をポンプダウンして取外します。
昨日同様、フロンガスは持ち帰って回収します。

新しいエアコンの取付けに掛かります。
ベランダ側から位置を探って、配管穴を開けます。

位置決めをして、背面板を設置。
電源は既存室外機のところから延長して、コンセントを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
接続部分は穴の中へ入ってしまいますが、これはどうにも仕方ありません。

電源ケーブルはこんな感じで、既存ダクトから新しいエアコン側へ引いています。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
カーテンレールは寄せてありますが、両サイドギリギリというか挟まれています。
後日リフォームされるそうなので、その際にカーテンレールの位置も変えられるそうです。

これでエアコンの異音とお別れして、快適にお使いいただける様になりましたね。

さて、持ち帰ったエアコンから、フロンガスを回収します。
家庭用エアコンですが、天井カセット形ハウジングエアコンはフロン排出抑制法の対象となり業務用と同じ扱いになるので、こうやって回収作業が必要です。
同じフロンなのに、おかしな法律でしょ。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年10月27日木曜日

マンションで1方向天井カセット形ハウジングエアコン取替工事

9月始めに同じタイプのエアコン取替えをご依頼いただいたお客様から、「他のお部屋のエアコンも年式が古いので、阿部さんができる時でいいので2台取替えをお願いします。」とご依頼いただいていまして、約2ヶ月お待ちいただいて本日1台目の取替えにお伺いしてきました。

三菱電機 三菱電機 MLZ-GX2822AS 1方向天井カセット形ハウジングエアコンをお買い上げいただきました。

既存機は三菱重工製です。
まだ動いていますが、1994年製なのと、動作音が大きいのでそろそろ寿命ですね。

マンションの最上階なので、室外機はベランダ置きです。

既存の配管は流用しますが、ケーブルは仕様が違うため新たに室内機~室外機まで張り替えます。

ハウジングエアコンなので、家電リサイクル法ではなくフロン排出抑制法の対象になるため、フロンガスを回収しなければなりませんが、今回はエアコンが動くので一旦ポンプダウンして、フロンガスを室外機内へ回収して撤去。
フロン回収作業は、当社事務所へ持ち帰って行います。

室外機撤去完了。

前回も書きましたけど、屋外でWAGOコネクタを使ってのケーブル接続はNGですね。
今回このケーブルは使わないので、撤去します。

室内機を外す前に、外部配管が短いので溶接延長しておきます。

室内機を撤去します。
大体が、安全上二人でやる作業なんですけどね。
誰も手伝ってくれないので、一人でやるしかありません。

室内機撤去完了です。

天井裏を覗いて見ると、エアコンの工具やら忘れ物がいっぱい...
既存機を取付けた業者さんは、工具を大切にできない人だった様ですね。

新しいケーブルを通していきます。

配管穴が小さいので、ケーブルを通すのにも一苦労です。
かなり大汗かきました。

なんとか、VVF2.0mmx3cケーブルが通りました。

新しく取付ける室内機は少し幅が広いので、開口部を広げます。

吊りボルトの位置も変わるため、アンカーを打ち直します。

こんな感じで、吊りボルトを4箇所。

配管とドレンも短いため、加工して延長。

室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

配管長が12mで、チャージレス配管長をオーバーするため、真空引きが終わってからフロンガスを追加充填しておきます。
追加充填量は機器の仕様や配管長によって変わるため、メーカー規定の計算式に基づいて算出します。

ベランダ周りはこんな感じで完成

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
フロンガスの回収作業は、明日もう一台撤去してからまとめて行う予定です。
はぃ、続けて明日も、こちらのお宅で2台目の取替えにお伺いしてきます。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年10月25日火曜日

18年目のエアコンが故障したため三菱霧ヶ峰AXVタイプへ取替工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV2822-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

既存機は日立製。エラー点滅で動きません。

ちょっとこの取付け方、気になりますね...

外周りはこんな感じでした。

今回、スリムダクトも紫外線で傷んでいるため取替えます。

室外機周辺は植え込みもあって、あまり作業スペースが確保できない状況でした。

では、既存機撤去から作業に掛かります。
配管を外そうとダクトカバーを取ると、ドレンホースが波打ってトラップができていました...

カットすると大量の水とヘドロが...
よく今まで水漏れしなかったなと感心です。

既存ダクトもキレイサッパリ撤去。

室内機を外すとこんな状態で設置されていました。

配管穴にはスリーブが入っていないため、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。
表に庇があるため、配管穴の位置が高いので、取付けに少し手間取っています。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、スリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「お一人で作業されるんですね。丁寧に取付けていただいてありがとうございました。また他にもあると思いますので、よろしくお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。