2017年8月5日土曜日

移転OPEN前の東南アジア料理店で業務用エアコン現地分解洗浄作業

以前OPEN時のお手伝いをさせていただいた「Asian Rasa Kitchen」さんから、「今度移転するんで、また阿部さんにお願いしたい。」とご依頼いただき、既存の天カセパッケージエアコンの現地洗浄にお伺いしてきました。

8月9日(水曜日)OPENとの事で、着々と準備が進んでいました。

元々が飲食店だったこのテナント。
ダイキン製の2.5馬力タイプと、、、


ダイキン製5馬力タイプの2台がありました。

機種としてはそんなに古いタイプではありませんが、ベージュっぽい色のパネルを黒色に塗装されています。

カウンターキッチン前にある5馬力は、炭火焼きコンロが近くにあるため、こってり油を吸っています。。。


中は凄いことになっていました...(TдT)

このエアコンの吹出す風を浴びながら、食事するのちょっと(^_^;)
でもまぁ、どこの飲食店もこんな感じなんですけどねぇ。。。

では洗浄に掛かります。
熱交換器とボディだけ残して、全部取外します。


電気系統をすべて撤去することで、現地でも丸洗いが可能です。


周りに洗浄液が飛び散らない様に、入念にシートを張ります。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ファン↓


ドレンパン↓


流れ落ちたものはこんな感じです(^_^;)


もと通りに組み立てて、試運転。
異常がない事を確認してお引き渡しです。

DIYで塗られたパネルの塗装が、所々剥がれてしまいましたが、オーナーさんがご自分で補修にトライされるそうです。
内部の油分は全部落としましたから、吹出口の前で深呼吸しても大丈夫です(^_^;)
「あぁ、なんか出てくる風の雰囲気が変わりましたね。忙しい時期にありがとうございました。」と、とてもお喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

※お知らせ:2017年6月30日を持って、今シーズンのエアコン分解洗浄の受付を終了しております。 受付再開は、夏シーズンが終わった秋口を予定しておりますので、ご了承くださいませ<(_ _)>

2017年8月1日火曜日

松山電工組安全大会&関係官庁訪問活動

毎年恒例、「電気使用安全月間(8月1日~31日)」の一環として、松山電気工事協同組合主催の電気使用安全啓発活動に参加してきました。

初めに、四国電力松山電気ビルにて、松山電気工事協同組合主催の「安全大会」が開催されます。
阿部はいつもの様に、この位置で安全教育用ビデオ係です。

腰痛ですか?まだ痛いです。座ると立ち上がる時がたいへんなんですよねぇ(TдT)

開会宣言後、理事長挨拶。


災害事例などの紹介が行われた後、安全作業指針・安全宣言を行い、今後の安全作業を誓います。

安全大会後は、各担当ヶ所へ向かう出発式。
青年部は恒例の高所作業車を使った、道路照明清掃・点検作業に。
親理事メンバーは、公園点検班・松山市官庁訪問班・東温市官庁訪問班に分かれて出発。

昨年は公園点検だったので、そのつもりだったんですけど、東温市官庁訪問班になってました(^_^;)


松山電気工事協同組合と東温市は、以前から災害協定を結んでいます。


今年は河村電器産業の営業マンも同行し、電気火災を防ぐ商品のPRも行いました。

各メーカー、電気火災についていろんな対策品を出していますが、なかなか高額なのと、PR不足であまり流通はされてないようですね。
全国的に見ると、補助金を出して設置を促している自治体もありますが、愛媛ではまだまだですねぇ。

はぃ、阿部は今日もバタバタです。腰を休める時間もありません。
午前中にこの組合活動が終わってから、一件修理点検~一件現場下見~例の片道1時間の現場へ行ってきました。
8月後半には今の現場が終わる予定なので、その頃には工事受付再開できると思います。
腰が治ってればの話ですが...(T_T)

2017年7月31日月曜日

新築平屋建てのお洒落なお宅で三菱霧ヶ峰×3台新設エアコン工事

いつもお世話になっている、地元企業にお勤めのTさんが新築されるという事で、5月頃からいろいろとご相談いただいていまして、本日取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 MSZ-ZXV7117S-W ×1台 お客様支給品。
三菱電機製 MSZ-AXV2217-W ×2台 こちらはお買上げいただきました。


では、リビングの工事の模様を。
リビングは、キッチン・ダイニングと続きになっているLDKで22畳。
天井は中高天井になっています。


エアコンを取付ける場所へ、配管穴を開けていきます。

この壁、珪藻土壁なので、汚れない様に慎重に開けていきます。

コンセントの上なので注意して開けていきますが、壁内にケーブルが出てくるお宅と、そうでないお宅があります。

出てきました...(^_^;) それもこのお宅の場合、しっかりと柱にステップルで留めてあります...
「丁寧でいいじゃない」とか思いますか?
違うんですね、丁寧な電気工事屋さんは、ここに穴開けをするであろう場所にはステップルは打ちません。
エアコン工事のことを知っている電気工事屋さんと、知らない電気工事屋さんとの違いは、こういうところに現れてきます。

このお部屋などは悪意すら感じました(^_^;)

ケーブルを斜めに、しかも上の方でステップルで留めてあるため、ケーブルに余裕がありません。
これやられると、かなり時間のロスになるんですよねぇ。

「穴開ける位置を上にやるとか、左に寄せるとかできるやん。」と思います?
施工後で見ると、こういう位置関係です。コンセントの上しか穴開けできませんね。

気を付けて穴開けをしない業者さんだったら、確実にケーブル切断してる案件です。
はぃ、批判はこのくらいにしておいて、先に進みます。

先ほどの配管穴に、貫通スリーブを挿入します。


位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管はサッシや雨樋に合わせて、ブラック色のスリムダクト仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成。

少し奥に設置したのは、お隣の窓の真ん前になるため、放熱と音がお隣に影響しないように配慮して位置決めしました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

午前中は一人で工事スタートしたため、結局夕方まで掛かってしまいました。
あ、腰痛の方は、まだ重いものを持つとグワッときますが、なんとか工事の方はできています(^_^;)

「体調悪い中、それもこの忙しい時期に無理矢理工事を差し込んでいただいてありがとうございました。」と、とても喜んでいただきました。

これで涼しくお引越しもできる様になりましたね。
Tさん、夢のマイホーム新築おめでとうございます(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2017年7月29日土曜日

マンションの一室とは思えないベランダで年代物のエアコンと格闘取替工事

いつもお世話になっているマンションのオーナー様のご依頼で、ご自宅の座敷のエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV4017S-W 汎用タイプをお買い上げいただきました。


既存機はダイキン製。
うぉ!これは久々に見た年代物(^_^;)

しかも隠蔽配管で施工されています。
この前まで普通に動いていたらしいです...(・_・;)
電気代が恐ろしい感じですが、お盆のお坊さんが来るときくらいしか使わないそうです。

室外機はどこですか?・・・ え?なに?

池の上に、架台組んで設置されていますよ。
ここマンションのベランダですけど(^_^;)

隠蔽配管流用で取替えご希望でしたが、当時では普通だった2分配管断熱なし仕様のため、既存配管は流用できません。

これ無理矢理使うと、天井裏や壁内で配管が結露して、建物を痛めてしまいます。

さぁ、どうしましょう。室内機の場所は変えることはできません。
よく見ると、室内機裏側は収納になっていて、その外側がベランダになっています。


配管を通せるのはここしかない。
収納内部に配管を通して、ベランダへ室外機を設置する方法でご提案し、ご依頼いただきました。


では工事に掛かります。
一昨日痛めた腰は痛みが和らぐこと無く、本日も痛み止めの薬と腰にコルセット巻いて、顔をゆがめながら脂汗をかいての作業となります(T_T)

まずはベランダ側から穴あけ。
コンクリート壁なので、鉄筋がないところを探ります。


水を流しながらコア抜きを行う湿式形コアドリルで穴を開けていきます。


収納側へ貫通しました。


無事配管穴が開いたので、既存機を撤去していきます。

池の中というロケーションと、体が入らないところ。
腰痛に耐えながら作業。

こんな感じで撤去。(さくっと書いてますが2時間ほど掛かってます...)
室外機も鬼の様に重かったです。ホント鬼です鬼...足場も悪いし。

この鉄の台は、外すと防水シートが破れるので、このまま置いておきます。

室内機も撤去。
昔はこんな木板に引っ掛け金具だけで、乗せてるだけだったんですよ。恐ろしい施工方法ですね。


で、この木板。釘で留めてあります...昔はモルタルに釘打ちでOKだったんですね。恐ろしい。


撤去完了。室内機外した途端、水がドバっと出てきたのは、このドレンの高さですね。

冷媒配管よりドレン管の方が上とか、どーでも良かったんですね。

これが後で大変苦労します。

この壁の後ろはこんな感じで、新しく取付ける室内機の高さも悩みどころです。

裏側の収納部に、ベランダ側へ向けて勾配を付けながら配管穴を開けていきます。


もう一方の収納部も。


位置決めをして、背面板を取付けます。

こうやって見ると、既存のドレンが異常に高いことがよく解りますね。
このドレンは使えないので、根元でカットしました。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


こんな感じで配管を。
収納の奥行きが違うので、狭いしかなりやりにくいです。


室内機側の既存の穴を見えないように隠すため、室内機は下げ気味に設置してあります。

そのため、室内機裏で若干ドレンが上がり気味になるので、木材を敷いて水平になる様に。
三菱電機のドレン排水口が高めに設定されているのでできる技ですね。

狭い場所で、痛みと戦い、脂汗まみれになってテープ巻き仕上げ。

これだけ勾配が付いていれば、ドレンホース内が詰まる事はありません。

外部の立ち下げはスリムダクトで美観仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

実はこの土の部分、隣に池があるので、まるで田んぼの中で作業しているくらい足が埋まります。
長靴を履いて作業しましたが、まぁ腰に来るのなんの...
さすがに室外機プラロック置きとかは無理なので、コンクリートブロック敷の溶融亜鉛メッキ仕上げの平置台仕上げにしています。

専用電源ですが、既存の室外機の電源から、、、


塩ビ管を使って延長して、、、


室内機の脇に取付けました。

ホントは埋込タイプにしたかったんですけど、壁内構造のところで断念し露出タイプにしました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


ちょっと室外機が見えてますけど、ここは仕方ありませんね。

はぃ、今日も朝9時過ぎスタートで、お引渡しできたのが夜7時半でした...
腰痛のせいと言うほど作業スピード的には遅くなかったんですが、まぁベランダの足場が悪いのが一番の原因でしたね。

「いやぁ、できましたね。これでお盆も涼しく坊さんを迎えれます。あともう一台、同じタイプのがあるんで、また阿部さんの暇になる秋ごろにお願いしますわ。」と、大変お喜びいただきました。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。