2026年1月24日土曜日

日立白くまくんいろいろと問題ありのエアコン分解洗浄

初めてのお客様からエアコン分解洗浄のご依頼をいただきました。

基本的に当社施工品以外のエアコン分解洗浄はお奨めしていません。
特に量販店などで購入・取付けをされたエアコンの場合、延長保証が付いている事があるため、当社が触る事によって保証が受けられなくなる可能性があるためです。
それと当然ではありますが、他社施工品をお受けした際に施工不良などで不具合箇所が見つかった場合、その補修や修理などの責任は当社でお受けすることはできません。
逆も然りで、アベ冷熱技研の施工品を他社が触った場合、それ以降当社では一切の保証をいたしません。
この様に保証の問題が出てきますので、ご依頼いただく際にはしっかりとご検討ください。

という訳で今回は、注意点をご理解いただいた上での量販店ご購入・取付けのエアコン分解洗浄です。

日立ジョンソンコントロールズ空調 RAS-X28H(W)(2018年製) フィルター自動掃除機能付きです。
まず、室内機脇のコンセントにアース端子があるにも関わらず、アース線を接続していませんね。

室内機を取外すために、フロンガスを室外機に回収するポンプダウン運転をしようとバルブキャップを触ると...ゆるゆる...。
キャップが手締めのままで、しっかりと締められていませんでした。
バルブは完璧ではないため、バルブキャップをきちんと締めておかないと、数年掛けてじわじわとガス漏れを起こす事が多々あります。

今回は2階のお部屋なので、ハシゴ作業で。

配管化粧カバーを外すとパテが浮いていて、配管穴が半分見えていました。
穴の中にはクモの巣が...
直射日光が当たる場所では、夏場の温度が50℃を超えるところもあるため、表面だけ塞いでいる様なパテは熱で外れてしまいます。

室内機を外して見ると、貫通スリーブが入っていませんでした。
外側のパテは外れかかっていて、貫通スリーブもないため、ここが風と小動物の通り道になってしまっていました。
ここまで見て、いろいろと残念なところが多いのがお分かりいただけたと思います。

では、室内機をお預かりします。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

分解していて気が付きました。
熱交換器に繋がっている冷媒配管が潰れていました。
配管穴から出たところで急激に曲げたのでしょう。
取外す際に配管を起こしたので少し元に戻っていますが、再取付けの際にもう一度寝かせると確実に潰れてしまいまいますね。
気がついて良かったです。
こういうのがあるから他社施工品はあまり触りたくないのです。
完全に折れてはいないので、少し修正を入れて、再取付けの際に工夫して取付けることにします。

すべて分解したところでファンに違和感を感じました。

え?羽根が2枚割れています??
1枚は引っ掛かった状態で、もう1枚の破片は見当たりません。
分解途中にどこかにぶつけたのかと冷や汗が出ましたが、お客様に確認のお電話をするとご主人さんが運転中に掃除をしようとしてファンに接触されたそうです。
すみません、そういう大事なことは取外す前に必ずお伝え下さい...

気を取り直して洗浄に掛かります。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓
白いのが残っているのは、製造中に付着した接着剤の様です。

日立特有のステンレス・クリーンシステムですが、ご覧の通りステンレス板の表面にもカビがビッシリ着いているのがよく解りますね。

破損しているファンは、お客様のご希望で部品取替えさせていただきました。

そして本日、再取付けにお伺いしました。
取付ける前に、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

昨晩は雷雨でどうなることかと思いましたが、いいお天気で工事日和になりました。
もの凄い寒いですけど...

分解の際に気がついた配管の潰れは、また曲げる際に潰れてしまわない様に座屈防止剤を配管内に挿入して、様子を見ながらゆっくりと寝かせていきます。

なんとか潰れることなく、きれいに曲げることができました。
配管が潰れてしまうとガスの流れが悪くなって、エアコンの能力が発揮できずに効きが悪くなってしまいます。

配管穴はしっかりとパテ埋めを行った後、上からコーキングを行って防水処理とパテの硬化を抑えます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

バルブキャップはしっかりとトルクを掛けて締めておきます。

取付けが終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「ありがとうございました。また何かあったらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

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