2025年10月21日火曜日

隠蔽配管と室外機天吊りのエアコン取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2225-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は日立製でした。

このエアコン、先月、「ずっと前に阿部さんに洗浄してもらったエアコンから水漏れがする」との事で点検にお伺いしていました。
お伺いして...いや、このエアコン洗浄してませんよ?この部屋初めて入りました...
まぁ来たついでに見ましょうか。

運転するとしばらくして水が垂れてくるそうです。
こちらのお宅、エアコンはすべて隠蔽配管になっていて、ドレンはすべて右側に接続されています。(もちろん他社施工品)

この施工方法はきちんと勾配が取れていないと、ホース内にヘドロが溜まって、長年すると水漏れが発生します。

左側へ接続し直して修理完了です。
エアコン洗浄していないので、室内機の内部が汚れています。
2007年製なので18年経過しているので、洗浄するメリットはまったくありません。
来年以降はスタンダードモデルのエアコンが無くなりますし、隠蔽配管なので故障する前に取替えをお奨めさせていただいたら、「涼しくなって阿部さんが手が空いたら新しいのに取替えてくださいや。」ということで、ご依頼をいただきました。

そして本日午後から、工事にお伺いです。
前にもこのBlogに書きましたが、ベランダが狭いので、室外機は特殊な取付け方法で天吊りにされています...

下段の室外機は以前取替えさせていただきました。
今回は上段の方です。
これ厄介だから嫌だなぁと前々から思っていたやつです。
3階ベランダ。左は道路です...
室外機は軽めですが26kg。
下に室外機があるので、架台の真下で担ごうとしても作業はできません。
一人では大変ですけど、やるしかありません。

まずは4本のボルト・ナットを外す訳ですが、1本だけ腐食が激しくてどうにも取れません...

架台ごとバラして外しました。
外しましたって一行で書きましたけど、持ち上げると片足が引っ掛かってどうにも動かなくなったり、下に体が入らないのでベランダから乗り出しながら動かしたりで、脚立の上で一人もがいて何とか降ろしました...

降ろしてからボルトを回してみましたが、無理でした。
架台は流用するので、ボルト・ナットは取替えます。

新しい室外機は20kgも無いのでサクッと。
配管の化粧テープを巻き直して、室外機に接続しておきます。

室内側に掛かります。
既存機を撤去。

位置決めをして、背面板を設置。
配管が短いのでユニオン継手で延長します。(室内で裸火を使う溶接作業は行いません)

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。

工事が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

「全部一人でやってしもて凄いなぁ。ありがとう。また頼むよ。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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