2022年5月21日土曜日

エアコン専用コンセントもなく囲まれたお部屋へエアコン新設工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MS-GV2221-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

息子さんのお部屋にエアコンがないので取付けてほしいとご相談いただいたのは先月。
取り急ぎ現地調査にお伺いしたお部屋は、コの字に囲まれた、建物の中心にあるお部屋。
掃き出しの窓がある側しか外壁に面していませんが、建物正面になるため美観が悪くなるのでNG。
室内機を設置できそうな場所は、赤枠のところだけです。

しかも、エアコン専用コンセントがありません。
そもそも、設計段階からこの部屋にエアコンを設置する様になっていなかったみたいです。

なぜかこの部屋に点検口があったので、これは使えるかな?と覗いて見ると・・・

360°見渡す限り、分電盤までの経路は塞がれています。。。
この点検口は、2階のキッチンで水漏れした際に設置されたものだそうで、今回まったく約に立ちません。

隣の部屋は和室です。

襖の向こう側には、なぜか縁側の様なスペースがあります。
このスペースを使えば、美観上問題なく外壁側へ配管を通せそうです。

しかも、この和室には専用コンセントがあります。
お聞きすると、このお部屋は将来的にもエアコンを設置しないという事でしたので、それならこの専用コンセントが利用できますね。

ではどうやってエアコンを取付けていくか。
作業開始です。

まずは和室の縁側っぽいところに、配管穴を開けていきます。

反対側にも。

室内機設置側に、配管穴が開きました。

縁側っぽいところに、MDダクトを取付けていきます。

微妙な勾配しか取れませんが、、、
こちら側を通す事で、和室側から配管ルートは見えません。

さて、コンセントの電源ケーブルを、できれば隠蔽できないかとルートを探りましたが、在来工法の建物ではないため、まったく無理。

一度外壁を抜いて、屋外ルートでいきます。

スリムダクトを一度横に振って、立ち下げのところでケーブルをダクト内へ通して、屋内へ引込みました。
苦肉の策です...

ケーブルとアース線を、室内側へ。

室外機側へ通りました。

ここからは、いつも通りのエアコン工事です。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

このMDダクト、白しかないのが難点ですね。

既存のコンセントは、カバープレートで塞ぎました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。
こちら側だと美観上の問題もありませんし、駐車の邪魔にもなりません。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

あ、別件ですけど、2階キッチンに設置されていた使わないエアコンの撤去も。

隠蔽配管だったんですけど、今後も必要ないとの事で、キレイサッパリ撤去させていただきました。
いやぁ、丸一日掛かりました。
まぁまぁ大変な部類に入る工事でしたね。

「ホント一日掛かりでしたね。お忙しいのにありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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