午後からは、漏電回路の改修工事にお伺いしてきました。
年明け1月に、「阿部さんに取付けてもらったエアコンが漏電してるみたいで、家中の電気が使えなくなったんですけど、見てもらえませんか?」とご連絡いただき、現場を終えて夕方点検にお伺いしていました。
阿部が到着した際には、エアコンのコンセントは抜かれ、電気は復旧していました。
お客様にお話を聞くと、復旧方法を四国電力に教えてもらったそうですが、エアコンのコンセントを抜いても主幹ブレーカーが切れていたそうで、仕方ないのでエアコン専用のブレーカーを切ったら復旧できたそうです。
え?それって、エアコンが悪いんじゃないじゃないですか...(^_^;)
エアコンのコンセントを抜いた状態で、絶縁抵抗を当たってみます。
うわっ!針が振り切れましたよ!漏電どころか短絡してますね...
湿気などでコンセントが不具合起こしているかも知れないので、一応コンセントを外してケーブルを開放してみます。
それでも絶縁抵抗計の針は振り切れたまま...
天井裏を通っているケーブルのどこかで、被覆が剥げているとかの不具合が起こっている様です。
とりあえずケーブルを抜き差しして動かしてみたところ、測定値が良好に(^_^;)
やっぱり天井裏で何かが起こっていますね。
点検口は浴室のみ。
天井裏を見てみると大きな鉄骨の梁があって、リビング側がまったく見えません。
恐らくこの隙間を通っているケーブルが、エアコンの回路だと思われます。
ネズミがかじったか、鉄骨の一部に触れて、長年して被覆がはげたか。。。
どちらにしろ、このケーブルは使えません。
という訳で、夏が来るまででいいので治してくださいとご依頼いただいていまして、本日お伺いしてきました。
新たに分電盤からリビングのエアコンのところまで、ケーブルを引きます。
鉄骨造で、天井裏や壁内は通らないので、すべて露出配線となります。
以前、増築された際に、他の業者さんが3回路増設されていたので、それと同じ経路で配線していきます。
屋内は化粧モールで。
以前施工された業者さんが、延々とPF管でやっているので、パイプが波打ってますね...
アベ冷熱技研では、屋外はVE管でケーブルを保護。
複雑な曲がりがあるところのみ、PF管を使用します。
ブレーカーは既存のものを流用します。
既存コンセントは、H鋼の柱の中に取付けられていました。
H鋼に穴を開ける訳にはいきませんから、コンセントの位置を変えて完了。
あとはエアコンの試運転を行って、異常がない事を確認してお引渡しです。
はぃ。霧ヶ峰くんの疑いが晴れてよかったですね(^^)
「いつも丁寧にしていただいて、ありがとうございます。またエアコンの洗浄もお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。
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