この講座は、阿部も理事をさせていただいている愛媛県冷凍空調設備工業会が、技能検定を受験するみなさんのために毎年行っている講習会です。
阿部は一級技能士保持者なので、受験する訳ではありません。
話は先々月に逆上ります。
先輩理事から電話をいただいて、「阿部さん、ちょっと話があるんやけど時間取れんかな?」。
嫌な予感はしたんですけど、お会いしました(^_^;)
「実はね、私ももう歳なんでね。そろそろバトンタッチしていかんといかんと思いよるんよ。冷凍空調講座の講師を阿部さんにお願いできんかなと思ってね。」
嫌な予感はハズレました。
阿部は15年以上前、この講座を受けて一級に合格し、技能士会長賞までいただきました。
自分もいつかは教える立場に立って、この資格保持者を増やしたいという思いを持っていました。
でもですね。即答はできません。
自分にまだそこまでの経験もないし、今、どんな感じで講座を開催しているのかも知りません。
今じゃないかなぁ...と思いつつ、「返事はできませんけど、一度講座の開催状況を見学させてください」という事で、がっつり二日間、冷凍空調講座に参加してきました。
技能士を受験する全員が受講する訳ではありません。
希望者のみ、受講料を払っての講習会です。
お金をいただきますから、徹底的に理解してもらうために講師も必死です。
過去問題集は書物としてありますが、それ以外のテキストなどは市販されていません。
先輩方が専門書などを集めて、内容を抜粋してファイリングされたテキストは、とても解りやすくまとめられています。
ホント、この業界発展のために尽力されてきた先輩方に頭が下がります。
講座の内容は、かなりマニアックです。
テキストには載っていない現場での経験など、歳を重ねたボキャブラに溢れていて、頭で想像しながら学習できる戦法です。
いち受講者として聞いていて、とても解りやすい講習でした。
さぁどうする。これを阿部に任せると???
合格率落ちても知りませんよぉ...(^_^;)
今回声が掛かったのは、阿部だけではありません。
なので少し気が楽ではありますが、やりたいのと悩んでいるのと半々、と言うか悩んでる方が大きいかな。
何を悩んでいるかと言うと、この講習会、毎年この時期開催なんです。
二日間だけと考えれば何ともありませんが、さすがに人に教えるためには事前準備と予習が必要です。
この時期の阿部って、毎年地獄の様に忙しく走り回っていますから、とてもとても...
まだ返事はしていません。
が、先輩方には「来年からよろしく」と言われて解散しました(´;ω;`)
忙しすぎて、しばらく悩んでいる時間も取れそうにありませんが。
さて今年も、その技能検定の実技試験の、検定補佐員の委嘱状が届きました。
年明け1月23日に開催される、冷凍空気調和機器施工技能検定の補佐員として、また試験会場で受験生のみなさんを見守りさせていただきます。
一人でも多くの資格保持者が増えることを、心から願っています。
受験されるみなさま、頑張ってください!
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