2021年11月27日土曜日

内部にカビを見つけてから使われていないエアコンの分解洗浄作業

アベ冷熱技研のWebサイトとTwitterをご覧いただいてるという初めてのお客様から、エアコン分解洗浄のご依頼をいただき、本日再取付けにお伺いしてきました。

富士通ゼネラル AS-R28H-W(2018年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

10月中旬にメールをいただき、「ファンの部分に想像以上のカビがあるのを目の当たりして、藁にもすがる思いでご連絡致しました… お引き受けいただけるのであれば、11月中旬で問題ありませんので、よろしくお願いします。」との事で、先週取外しにお伺いしていました。
リビングで、約3年ご使用です。
まぁまぁ凄いですね(^_^;)

天気予報では気温が下がってくるとのことでしたが、「あのカビを吸い込むくらいだったら、全然我慢できます!」との事で、室内機を取外してお預かりします。

持ち帰った室内機を分解していきます。
富士通ゼネラルのエアコンは、他社とちょっと違うところがあって、分解するのにいろいろと細かいテクニックが必要だったりするところが多々あります。

このフィルター掃除ユニットなどは、中央部分にモーターが組み込まれています。

他のメーカーなどは、メンテナンス性がよく、両サイドのモーターを配置しているのに、こんな状態です。
構造はかなり複雑です。

何のためのモーターかと言うと、フィルターをスライドさせるためのモーターです。
モーター単体ではスライドできませんから、その周辺には駆動部となる歯車がいっぱい。
分解する時に気をつけないと、バラバラと転がっていってしまいます。

機械ものは何でもそうですが、駆動部は少ないほどいいです。
動く部分は壊れやすく、故障率が上がるからです。
これはモノづくりの基本なんですけど、解ってないんでしょうね。
エアコンはシンプルなものが一番長持ちしますね。
製品を分解していくと、そのメーカーの考え方やポリシーが見えてきます。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、再取付けにお伺いします。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して、お引渡しです。
「ありがとうございます!これでエアコン使っても呼吸ができます!知り合いにもお奨めしておきます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

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