2019年2月9日土曜日

失敗...阿部のご提案不足でブレーカーが落ちるのため分電盤ごと取替工事

昨年末、エコキュートをお買い上げいただいたお客様宅で、分電盤の取替工事にお伺いしてきました。

パナソニック製 主幹ELB3P60A 分岐19回路 扉付き分電盤です。


既存の分電盤は河村電器産業製。

昨年エコキュートを設置した際に、エコキュート専用回路を増設しました。
増設したんですけど、分岐回路が目一杯で、ブレーカーの空きスペースが無かったんです。

分電盤横に増設ボックスを付けて、専用ブレーカー増設を考えたんですけど、金額が張ってお客様の負担が増えるし、見た目が悪いので悩みました。
さすがにその時に、分電盤交換までは負担が大きすぎるのでお奨めはしませんでした。

じゃぁどうする?って事で、負荷の少ない回路を2つまとめて1つのブレーカーに繋げば、1つブレーカーが空きます。
その時目に入ったのが、「食器洗い乾燥機」と「トイレコンセント」。

基本、この2つは専用回路にするのが当たり前ですけど、食洗機は常時使うものではないのと、トイレ便座も常時100%の負荷が掛かっている訳ではないため、これで行こうと決めました。
と言うか、他の回路はいっぱいいっぱいだったんです。

先週ご連絡いただくまで何事もありませんでした。
はぃ。ご連絡いただきました。

「阿部さん、今帰宅したら食洗機が止まってて、トイレの便座も消えてるんです。」

すぐお伺いしました。
2つまとめたブレーカーが落ちています。

食洗機700Wとトイレ便座100W程度(最大1000W)で、2000W超えたとは思えません。
食洗機が動いていない状態で、電流値を測ってみました。

12A(アンペア)ほど、常時流れています?
回路の行き先を調べてみました。

阿部の見落とし発覚です...(´・ω・`)
トイレが2階にもありました。
それも1階、2階同じ回路になってます。
どこで繋いでいるのかも解りません...

あと、食洗機専用だと思い込んでいた回路は、キッチンシンク脇にあるコンセントも一緒になっていました。
そのコンセントには、電気ポットが...(´;ω;`)

これでは2000W超えますから、ブレーカーが落ちて当然ですね。
回路を分けていない電気工事屋さんも問題ですが、最後に触ったのは阿部ですし、ちゃんと調べずに2回路一緒にしたのは阿部の責任です。

取り急ぎ、電気ポットを別のコンセントから取って使っていただく事にして、既存分電盤の横にボックスを取付けて、ブレーカーを増設するという、一番最初のご提案を再度ご説明。

「阿部さん、あれだったら先々を考えて分電盤ごと変えることにします。」とお客様。

あ、そうか...そうですね... 「お客様のご負担を少しでも安く」という思いは、ここでは必要ありませんでしたね。
既存分電盤もそこそこ年数が経っていますし、近い将来ブレーカーが故障しないとも限りません。
早速お見積りをさせていただき、分電盤ごと取替えでご依頼いただきました。

では、取替えに掛かります。
まずは、すべてのケーブルの行き先をチェックして、ケーブルに番号を振っていきます。


他にも2箇所ほど、共噛まししている回路があるので、これもすべて振り分けます。


既存分電盤を撤去しました。
一次側電源は活きているので、ショートさせない様にしっかりと絶縁しています。


新しい分電盤の位置決めをします。

少しコンパクトになるため、開口部が隠れる様に設置します。

ケーブルを整然と接続して、電源投入。


扉付きカバーを取付けて、工事完了です。


既存のビス穴は、白いコーキングで目立たない様に潰しました。

「忙しい中、ありがとうございました。またお願いしますね。」と労いのお言葉をいただきました。

Mさん、阿部のご提案不足で大変ご不便をお掛けしました。
また何なりとお申し付けくださいませ<(_ _)>

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