2018年1月22日月曜日

賃貸マンションのベランダに面してない部屋へエアコン新設工事

いつもお世話になっているマンションのオーナーさんのご依頼で、エアコンの新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 MSZ-GV2817-W 霧ヶ峰汎用タイプです。

年に数回、同じような工事の模様を書いていますが、こちらの賃貸マンションは、入居者が入れ替わる度に、エアコンが付いていない部屋へ新設しています。
特殊な工事になるため、基本的に入居前に工事させていただいています。

室内はこんな感じで、向こう側に見えるのがベランダです。

この部屋はキッチンになっていて、もともとはエアコンを設置する構造にはなっていません。
入れ替わり時にリフォームをする訳ですが、その時に点検口・専用コンセント・ドレンが仕込まれています。

天井の点検口を開けると、ベランダ側まで真っ直ぐ塩ビ管を入れてくれています。

この管内を配管を通してエアコンを設置する訳です。

まずは位置決めをして、天井面に配管穴を開けます。


マンションなので、構造的には同じ様な間取りですが、このドレン管の位置・コンセントの位置・点検口の位置が全部屋微妙に違っていて、毎回室内機の位置決めに悩まされます(^_^;)
今回は配管の取り回しやドレンの位置を考慮すると、この位置しかありえませんでした。

背面板を取付けて、スリムダクトを留めていきます。

配管をベランダの室外機側へ通していきます。
全長11mもあります...(T_T)


ベランダ側へ出てきました。
外壁横引き部分もスリムダクトで。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室内側が完了すると、室外側へ。
室外機は天井吊りにするため、天井面へアンカー打ち。


天井吊り金具を取付けて、室外機を乗せます。
配管を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


一気に日が暮れてしまいました(T_T) 結構手間と時間が掛かっているのが、この暗さでお解りいただけると思います...
ベランダ周りはこんな感じで完成。 テレビのケーブルが邪魔ですけど、勝手に外せません(^_^;)


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

なんか微妙ですねぇ(^_^;) まぁこうするしか方法がないので仕方ありませんが。
室内なのにMDダクトを使ってない理由は、このマンションすべてこの仕様で施工しているのと、SDダクトの方がしっかりと取付けることができるため、不特定数入れ替わる賃貸には、耐久性の面でSDダクトが有効だと考えています。

こちらのお部屋は来月早々に入居が決まっているそうです。
これでお引越し時にも寒い思いをしなくて済みますね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿