2008年2月22日金曜日

防災講演会の受講

午前中、松山市保健所・消防合同庁舎 防災センターで、防災講演会を受講してきました。

「減災の考え方と地域防災活動」と題して、総務省消防庁消防大学校消防研究センターの所長である、室崎益輝(むろさきよしてる)さんの講演が行われました。

受講者は、松山市内の自主防災組織のリーダーや防災士の方々で、なんと400名以上の方が出席されました。
今年松山市には、全体の90%の地区に自主防災組織ができたそうです。
みなさん、防災に対する意識は高いようです。

室崎さんは大災害に対して、「防災」でなく「減災」を進めないといけないとお話されていました。
そのためには、地域のつながり、日頃のご近所さんとのコミュニケーションが不可欠だと。

阪神・淡路大震災の時には、神戸市内より震源地に近い淡路島の方が、人口に対する死亡者数の比率が、圧倒的に少なかったそうです。
日頃からコミュニケーションが取れている地域では、「あの家には足の不自由な方がいる」「あそこには老夫婦が住んでいた」など、どこにどのような人が住んでいて、どんな体調だったか等が隣近所で把握できていて、建物が倒壊していてもスムーズな救助活動ができたためだそうです。

この大震災では、崩れたアパートの一室で餓死したお年寄りが、震災から50日程度経ってから発見された事例も報道されたそうです。

「隣は何をする人ぞ」・・・そんな地域にはしたくないものです。

コミュニケーションの第一歩は、「あいさつ」から。
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」、簡単じゃないですか?
自分の住む地域で悲しい事例を作らないために、まずは一言掛け合いましょう(^_^)v

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