いつもお世話になっているお客様のご依頼で、ご実家の電気工事とエアコン取付工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2222-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。
今回のご依頼は、エアコンのない部屋へ1台新設と、各部屋のエアコン専用コンセントを増設、そして古い分電盤の取替えです。
各部屋のエアコンは専用回路ではなく、足元のコンセントから延長コードなどで使われていました。
分電盤は少し空きがありますけど、かなり年代物なので取替えます。
主幹ブレーカーは1979年製造と記載があります。
43年ですか・・・ 松下電工製は優秀ですね。
動作するのかどうかは別として(^_^;)
さて、専用回路を増設しないといけませんが、一階部分に点検口などは一切ありません。
ちょうど分電盤の上の部屋が和室だったので、畳を剥ぐって床を開口して作業スペースに。
下に見えているのは、1階の天井です。
こんな感じで作業するんですけど、1分も持ちません...
脳に血が逆流するのと、もの凄い暑さで気が遠くなりそうです...
見える風景はこんな感じです。
向こうの方には大きな梁があって、どうしてもその先の作業ができません。
1時間ほど格闘しましたが、どうしても梁の向こう側のケーブルが通らないので、仕方なく手前の部屋で2本ケーブルを降ろしました。
ちょうど裏側のところにコンセントが必要なので、1本はこんな風にして。
こんな感じで通しました。
苦肉の策です。露出配線よりはマシですね。
1階は3箇所増設。
2階の一箇所は、土壁で壁内を立ち上げることができないので、木部を少しカットしてケーブルを立ち上げます。
こんな感じで増設。
右上側のコンセントは換気扇用です。
配線工事が終わると、分電盤を取替えていきます。
既存盤を撤去。
新しい盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。
今までブレーカーが落ちたことはないですか?とお聞きすると、キッチンでレンジ類を使うと切れることがあるとの事。
レンジ専用コンセントも増設しておきました。
あとは、各部屋に増設したエアコン専用コンセントの電圧を確認して、エアコンのプラグを差し替えておきます。
「おお、キレイになったなぁ。これで安心して使えるわぃ。」と、大変喜んでおられました。
と、ここまでが昨日一日の作業です。
ホント、暑いのとケーブルがなかなか通らないのとで、全然スピードが上がりません...
そして今朝は、エアコン新設工事にお伺いです。
取付け場所はこちら。
右側に見えるのは、FF式ファンヒーターの煙突です。
暖房はこのファンヒーターを使われているそうです。
配管を外壁側へ出すには、隣の部屋と同じ経路で通す形になります。
まずは位置決めをして、背面板を設置。
土壁なので、スライド金具で取付けています。
一箇所貫通があるので、配管穴を開けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
見た目悪いですけど、テープ巻き仕上げで。
こんな感じで立ち下げます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
工事が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「いやぁ、一番暑い時にすみませんなぁ。丁寧にしていただいて、安心して使えます。これでこの部屋も涼しくなります。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。