今回の機器はダイキン製で、お客様支給品です。
お部屋が広いので、既存機は三洋電機製の壁掛パッケージエアコン並みの室内機が設置されていました。
で、これが壁内~天井を通って、屋上まで隠蔽配管になっていました。
今回はこの既存隠蔽配管を流用して、エアコンを取り替えます。
既存機はまだ運転可能なので、ポンプダウンして室外機へフロンガスを回収し、機器を撤去します。
室内機が外れました。
右側に見える丸い穴は・・・ドレン配管です。
そう、右側から排水していたんです。
通常、隠蔽配管は、ドレンも冷媒配管と同じ左側から排水します。
これが後から、嫌ぁ~な感じになるんです。。。(-_-)
室外機も撤去。
配管内の残留オイルを、窒素ガスを使ってブローします。
残留オイルは年式の割にきれいで、劣化が進んでいませんでした。
この配管を安心して再利用できます。
室内での溶接作業を避け、フレアユニオンで配管を延長・サイズダウンします。
室内機をセットし、配管類を接続していきます。
右側のドレン配管。
壁の中でいきなりエルボで直角に振っているので、逆流しない様にしっかりとコーキングしておきます。
こう言う隠蔽配管を見ると、お客様がお気の毒に思います。
室内機カバーを取付けると、少し見えます(-_-;)
単純に右に寄せればいいと思いますよね。
でも左側が・・・
既存機が大型だったので隠れていた訳ですが、ドレンが右じゃなかったらきれいに収まったハズなのに。。。
左に寄せることはできないので、仕方なく白いコーキングで埋めました。。。
お客様は「いいですよ」と了解していだだきましたが、自分はモヤモヤしてます(^_^;)
と、室内側に時間が掛かっている間に、屋上では社長が配管溶接~真空引き作業まで完了していました。
なので、室外機周りの作業風景はありません<(_ _)>
後は電源を投入して試運転を・・・と思ったら、ブレーカーが1Eタイプ(110V用)。。。
200V回路なので、2Eタイプ(110V/220V用)でないと安全にご使用いただけません。
電気工事屋さんが悪いのか、空調屋さんが悪いのか。。。
気が付いて良かったです。
分電盤内にヨビの空きブレーカーがあったので、200V回路はすべて入れ替えておきました。
後は試運転を行って、異常がない事を確認してお引き渡しです。
やっぱり隠蔽配管の取替えの方が、通常の工事より時間が掛かりますね。
夕方遅くまですみませんでした<(_ _)>
新しくなったエアコンで快適にお過ごしくださいませ。
アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
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