今週いっぱい、いや今年いっぱいは、CATVの工事で予定は埋まってしまいました。
ホント、毎年年末はCATVの工事やってますねぇ。。。
お得なキャンペーンの受付も、年末までですよ!
ぜひ、ご相談ください<(_ _)>
今日は、お昼からの工事が早めに終わったので、溜まっている仕事を済ましてしまおうと思っていたら電話が。。。
今年、当社が取り付けしたエアコンが効かないので、お客様がメーカーに修理依頼されたところ、やって来たサービスマン曰く「ガスが無いようなので、取り付けされた業者さんに言われる方がいいですね」と言って帰ってしまったそうです。
もちろん、即、フロンガス充填用の道具をそろえてお伺いしました。
ガス圧を計るため、ゲージをセットすると・・・ん?
(ここで使用されているフロンガスは、R410Aです)
あるじゃないか???
同業者さんの中で、写真のゲージ圧を見て「R410Aにしては、ガス圧が少し低くないか?」と思われる方がいらっしゃると思います。
そこのところは後で説明しますね。
フロンガスは、実際に機器を運転してみないと、機器内部の正確な残留ガス量は解らないため、スイッチを入れてみました。
・・・・・・・・??????
室外機がまったく動きません(*_*;)
室内機にはエラーを示す点滅表示???
おいおい、基板の不良じゃないのか?
でもおかしいなぁ、メーカーのサービスマンは、どうやってガスが少ないと判断したんやろう???
ええぃ!バラしてしまえぇ!!
室外機を分解して、基板を目視点検!
・・・やっぱり。。。(-_-;)
室外機基板のヒューズが切れています。
早速、お客様に状況をご説明し、メーカー担当者へ電話していただきました。
自分 「ガスが無いとのことですが、どのように判断されたのですか?」
メーカー 「ゲージを当てた時点で、1.0Mpaしかなかったためです。」
自分 「たしかに僕のゲージでも1Mpaそこそこですが、今日は外気温も低いですからね。ところで、運転はされたんですか?運転しないと正式な残量は解りませんよねぇ。」
メーカー 「いや、今日は他の現場で修理を行ったときに、1.3Mpa以上ありましたから、1.0Mpaは低いと判断して、運転はしていませんでした。」
自分 「そしたら、室外機基板のヒューズが切れてるかどうかなんて、確認してないんですね?」
メーカー 「え?ヒューズですか?切れてるんですか?」
自分 「切れてますよ!エラーが出てますよ!」
・・・・・・・・・(-_-;)
自分 「ガスが無いならうちが責任取ります。でも、とりあえずこの機械、保証期間中なんですから動くようにしてもらえませんか?動かないと、ガスが規定量残っているかどうかの判断なんかできませんから。」
どう思います?
メーカーのサービスマンですよ。
自分よりたくさんの故障機器を見てきているハズの人ですよ。
お世話になっているメーカーなので社名は伏せますが、室外機の写真見れば「あっ、うちのだ」って解りますよね。
おかげで、移動時間と作業時間で2時間パァ~になりました。
そうそう、ガス圧と温度について少し。
容器及び機器に充填されているガスは、その周辺温度によってガスの圧力が変わります。
その圧力特性は、各ガスの飽和曲線図を見れば一目瞭然ですが、ゲージの目盛りにもガス圧と温度の表示は出ています。
作業時の外気温は11.4度。ガス圧は1.05Mpaでした。
この表を見ても理解できるとおり、まったく運転できない機器の内部に眠っているフロンガスは、外気と同じ温度になるため1.05Mpaでも、何ら問題ない訳です。
でもやっぱり、実際の残量は運転してみないと解らない訳ではありますが。。。
もちろん、ガス漏れしてれば当社が責任取らせていただきます<(_ _)>