2024年8月31日土曜日

13年目で効きが悪くなった日立白くまくんをダイキンうるさらへ取替工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

ダイキン製 加湿・換気機能の付いたうるるとさらら、お客様支給品です。
はぃ。支給品ですから気にせずダイキンも触ります。え?

既存機は日立製。
13年目でまだ動いていますが、効きが悪くて部屋が暑いという事で取替えをご希望です。
軽く点検してみると、吹出口からほとんど風が出ていません。
ファンにホコリが着いていて、風量が落ちている様です。
今回は洗浄などせず、取替えです。

一階リビングなので、室外機は地上置き。(写真手前から2台目)
狭い通路に2台の室外機がぴったり寄り添う様に設置されていました。

では作業に掛かります。まずは取外しから。
このタイプのウォールカバーに、縁取りコーキングはどうかと思いますね。
数年するとこの様にコーキングが変色して、見れたもんじゃありません。

室外機を撤去すると、リビングと2階のドレンホースが土に埋まっていました...
埋まってても染み込んで流れるんじゃないの?って言う人は、エアコン工事に関わらないでください。

既存機撤去完了です。

室内機を外す際に、クロスが室内機に付着していて少し破れてしまいました...
クロス貼って時間を置かずにエアコンを取付けると、クロスがひっついてしまうんです。
できるだけ気をつけて外してるんですけど、仕方ありません。
お客様に糊をお借りして補修させていただきました。

取付けに掛かります。
穴の位置に合わせて、背面板を設置。

取付けるのはうるさらですから、例の加湿ホースが付属しています。
前にも書きましたが、このホース内はカビだらけになります...

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部の配管穴にはしっかりとパテを詰め込んで、その上からコーキングを重ねることで、パテの乾燥収縮を防ぎ防水性を保ちます。
ウォールカバー内でコーキングする事で、美観性も上がるしコーキングの劣化を遅らせることもできるので、阿部はずっとこの工法です。

太い加湿ホースが追加で収まるので、配管化粧カバーは新しく太いものに取替えました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

もちろんこの室外機も、梱包材含めると60kgあります。
製品の軽量化ができないのは、技術力と開発能力がない証ですね。
阿部一人で運べる訳ありませんから、お客様にお手伝いしていただいています。
支給品の場合、重量物はお客様にお手伝いいただくことを基本としていますので、よろしくお願いします。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
よく風が出てよく冷える様になりました。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2024年8月26日月曜日

ナント46年お使いの分電盤をパナソニック分電盤へ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、分電盤の取替工事にお伺いしてきました。

先々週、エアコンの取替工事にお伺いした際に見た分電盤。
古い分電盤の左には、オール電化にした際に設置された浴室換気乾燥機とエコキュート、IHクッキングヒーターの専用回路が増設されていました。

主幹ブレーカーの製造年を見ると1978年... 46年もこのままの状態。
ブレーカーメーカーの取替え推奨年は13~14年です。
経年劣化でもしもの場合に動作しなければ、考えるだけで恐ろしくなりますね。

オール電化の際の工事は、他社施工です。
なぜその時に分電盤取替えを提案されなかったんですかね?
分電盤ごと取り替えれば、こんな無理な工事しなくてもキレイに納めることができたハズです。

仕事も雑な様で、穴を開けたら切屑の掃除はなし...
通電されている端子台に、木片が乗っている状態はかなり危険です。

という訳で、エアコン工事の際に分電盤の取替えをご提案させていただいていまして、「阿部さんにやってもらえるなら是非。」との事で、ご依頼いただきました。

では取替作業に掛かります。
まだ暑い時期ですので、停電時間はなるべく短めに進めていきます。

既存の盤を撤去する訳ですが、主幹ブレーカーの二次側はビスが緩んで黒化していました。
ビスが緩むとそこが熱を帯びて、こうやって黒く変色してしまいます。

一次側はしっかり締まっていたので変色はありませんが、より線そのまま接続なので気持ちのいいものではありません。

既存の盤を撤去しました。

新しい盤を据付けて、ケーブルを接続していきます。
一次側の先端には、R形端子を圧着します。

主幹ブレーカーの一次側へ、しっかりと留めておきます。
R形端子でしっかりと接続しているので、余程のことが無い限りビスが緩むことはありません。

各回路のケーブルも整理して、分岐ブレーカーへ接続します。
絶縁測定を行い、異常がないことを確認して電源投入。

各回路の行き先が分かっている専用回路のみ、回路名を入れさせていただきました。


蓋を閉じればスッキリです。
増設ブレーカーの跡が残念ですけど、カバープレートで塞ぐ方が大ばしくなってしまうので、今回はコーキングで穴を塞ぎました。

「ありがとうございました。これで安心して過ごせます。またなんかあったら声掛けますから、これからもお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2024年8月24日土曜日

1台は新品、もう1台はメリカリで購入のエアコン取付工事

6年ほど前に、リビングのエアコン工事をさせていただいたお客様から、今回は2階のエアコンを2台取付けてほしいとご依頼いただき、お伺いしてきました。

三菱電機製、お客様支給品です。

1台目は室外機ベランダ置きです。
配管穴は開いていて、屋外も配管化粧カバーが残っているので流用します。

この穴の位置が高いんですけど、なんとかやります。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

なんとか掛かりました。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
晴天で南側...残暑厳しく、陽の当たるところは地獄です...
室外機の天板を素手で触ると、ジュッて音がして溶けそうです。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目完了です。
こちらは新品の三菱霧ケ峰ZXVシリーズを取付けました。

2台目はメルカリで購入された、三菱霧ケ峰BXVシリーズ。
きちんと梱包はされていて、きれいに掃除もされていました。

側面カバー左右両方とも切り欠きされていたので、最低1回は移設されている様です。
エアコンは工事が伴う商品ですから、オークションや顔の見えない個人売買などで中古品を購入されるのはお奨めしません。
今までにもオークションで購入されたエアコンが動かなかったり、機器内部でガス漏れを起こしているのに数件当たった事がありますので。
不具合があっても工事代はいただきますので、ご了承ください。

こちらのお部屋は取替えです。
新築時に設置されたそうですが、数年つかった頃にゴキブリが出入りしているのを見て、ずっと使われていなかったそうです。

まずは既存機を撤去。

ゴキブリが出入りしていた原因はここでしょうね。
気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

こちらの室外機は地上置きですが、建物とブロック塀の間が狭いのでハシゴの角度が取れず、なかなか時間が掛かります...

これ残念ですよね...最初に施工させていただければ配管を真っ直ぐ下ろせたし、フリーダクト(ジャバラ)を使わずに済んだんですけどね。
仕方ないので、化粧カバーはこのまま流用です。(ジャバラは傷んでいたので新品と取替えています)

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行います。

中古品ですから、ガス圧も点検しておきます。

とりあえずガスは大丈夫な様ですので、これでお引渡しです。

室外機周りは、こんな感じで完成。

「暑い中ありがとうございました。またなんかあったらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。