2024年6月19日水曜日

食品加工場で19年ほどお使いの床置形パッケージエアコンの効きが悪いため取替工事

いつもお世話になっている食品加工会社様のご依頼で、業務用パッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 PSZ-ERMP80K4 床置形3馬力パッケージエアコンをお買い上げいただきました。

既存機も三菱電機製です。

ちなみに、これは当社施工品ではありません。
以前、加工場移転の際にエアコン移設のご相談をいただきましたが、ちょうど夏の繁忙期と重なって対応できず、他の業者さんが取付けたものになります。

先月、エアコンの効きが悪いという事で、点検にお伺いしていました。
室内機の吹出口に手をかざしてみると、ある程度の冷たい風は出ていますが風量が少ないです。
19年経過しているので、取替える方向で決まりました。

高温で食品加工を行う部屋なので、作業されるパートさんがかなり過酷な状況とお聞きしましたが、工事の予定がパンパンでどうにもなりません...
「うちは阿部さんにお願いしたいんで、スポットクーラーを借りてでも待ちます。」との事でしたので、本日工事にお伺いしてきました。

早速作業に掛かります。
エアコンは動作しているので、ポンプダウン運転を行って、一旦室外機側へフロンガスを回収して撤去。

作業の邪魔にならないところに据えて、室外機内のフロンガスを回収します。
繋いで電源入れておけばフロンガス回収後に勝手に止まるので、その間に他の作業ができます。
回収ボンベに回収したフロンガスは、破壊処理業者へ持ち込み適正に破壊処理されます。
業務用エアコンは家庭用エアコンの家電リサイクル法とは違い、フロン排出抑制法の扱いになります。

ちなみに、銘板に記載されているフロンガスの量は3.5kgでしたが、回収できたフロンガスの量は1.1kgでした...
ガス漏れ起こしていた様です。19年使用ですから寿命ですね。

室内機も撤去。
既存機は木板敷いていたので、穴の位置が高めです。

穴は開け直さず、室内機側を少し加工して据え付けます。
おかげで配管接続がタイトになりましたが、なんとかいけました。

室内機は背が高いので、しっかりと転倒防止措置を行います。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ルームエアコン並にさくっと書いてますが、配管サイズも太いのでベンダを使って配管を曲げたり、室外機重量が56kgだったりと、結構時間も体力も消耗しています...

室外機周りは、こんな感じで完成。
奥に見えるエアコンは、2年前に取替えたものです。

工事が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「真夏になる前に取替えができて良かった。これでパートさんも熱中症にならずに済みます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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