いつもお世話になっている食品加工会社様のご依頼で、業務用パッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 PSZ-ERMP80KZ 床置形3HPパッケージエアコンをお買い上げいただきました。
既存機も三菱電機製です。
ちなみに、これは当社施工品ではありません。
先月、ちょっと効きが悪いので、手の空いた時にでも見てもらえないかという事で、点検にお伺いしてきました。
吹出口に手をかざしてみると、冷たい風は出ていますが風量が少ないです。
内部の汚れ具合から熱交換器の目詰まりだと判りましたが、15年以上経過しているため洗浄はお奨めできません。
お客様ご自身もそろそろ取替え時期と考えられていたので、取替えでご依頼いただきましたが、、、、、
そうです、半導体不足でエアコンがありません。
注文を入れても帰ってきた納期は3ヶ月後...
仕方ありません。
お客様も覚悟はされていた様です。
夏が終わる頃に入荷するのを待つしかないなと、諦めていたのが先月。
ところが今月に入っていきなり、「阿部さん、エアコンが入ってきます!」と仕入先から連絡が...
いやぁ、嬉しいんですけど困りました。
予定はパンパンでどうにもこうにも...
という訳で、本日やっと取替えにお伺いできました。
では作業に掛かります。
室外機は建物裏に設置されています。
配管を延ばしているのはいいんですけど...
雨水の縦樋があるのにそこに穴を開けますか?
これここでかなり苦労しそうです...
既存機は動くので、ポンプダウンして撤去。
既存配管も取替えるため、ダクト以外すべて撤去します。
いやぁ、この業者さん、ルームエアコンのコアドリルしか持ってないんですかね?
穴が細すぎて、ここも苦労しそうです...
取付けに掛かる前に、取外した室外機からフロンガスを回収しておきます。
繋いで電源入れておけば、回収してくれて勝手に止まるので、他の作業ができます。
新しい室内機を据付けて、配管の位置合わせを行います。
外部に出たところで、ベンダを使って曲げます。
狭くて非常にやりづらいです...
雨樋がなければこんな事しなくて済むんですが、5分の配管は曲げながら配管穴へ差し込めれないため、ここで溶接します。
これも狭いし、他の部分を焼かない様に気をつけながらなので、結構大変でした。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機の配管挿入口は、小動物が入らない様にアルミテープで塞いでおきました。
室外機を奥に寄せているのは、お隣の窓の真ん前にならない様に設置するためです。
室外機周りは、こんな感じで完成。
工事が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「早めに取替えができて良かった。これでパートさんも熱中症にならずに済みます。また他の部屋もお願いしますね。」と、大変お喜びいただき、追加の工事もご依頼いただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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