2022年2月5日土曜日

キッチンの電気製品を使うとブレーカーが切れるので専用コンセント増設工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、専用コンセント増設と分電盤取替工事にお伺いしてきました。

ご相談いただいたのは、キッチンで電気製品を使っているとブレーカーが切れるとの事でした。
点検調査にお伺いして、現状を確認。
ブレーカーが切れると、どのコンセントが使えなくなるかチェックしていきます。

冷蔵庫、食器洗い洗浄機、瞬間湯沸かし器もありますね。

後ろ側にはレンジと炊飯器。
何をしていたらよく切れるのかお聞きしたところ、食洗機を動かしながらレンジを使ったり、炊飯器でお米を炊いている時にレンジを使ったりすると切れるそうです。

そうですか...
キッチン周りのコンセントが、すべて同じ回路になっている様です。

ちなみに、レンジの消費電力は1,380Wです。

炊飯器の消費電力は1,240Wです。

同時に使うと、2,620Wにもなります。
これに、食洗機や冷蔵庫も同じ回路ですから...ブレーカーが切れて当然ですね。
分岐ブレーカーが20Aなので、2,000W超えると遮断されます。

という訳で、レンジのところのコンセントを専用回路にして、食洗機や冷蔵庫の回路とは別にすることにします。

よって、分電盤に専用のブレーカーを増設しなければなりません。

この分電盤も古いですね...
1993年と刻印が見えます。
29年経過しているので、この機会に取替えをお奨めさせていただいて、ご依頼いただきました。

では、作業に掛かります。
既存コンセントのところから壁内を通して、天井裏へ呼び線を入れていきます。

天井裏でズリズリと手繰り寄せます。

なんとか通りました。

分電盤まで通線完了。
既存のアースがあればいいんですけど、元の電気工事屋さんの手抜きでアースがありません。
新たにアース取ればいいやんって思うでしょうけど、屋外からこの分電盤の場所まで引っ張って来るのは、ほぼ無理な状況です。
大掛かりなリフォームでもされる時に、壁と床を抜いて入れるしかありませんね。

新しい専用コンセントを取付けました。
既存のコンセントは置いておきます。

では、分電盤取替えに掛かります。
ケーブルの行き先をしっかりと確認してから、既存盤を撤去。

新しい盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。
200V回路が2系統あるので、大幅に配列を変えます。
なので、間違えない様に横に割り振り表を貼って、慎重に作業に当たります。

最終確認をして、電源投入です。

扉付きでスッキリきれいに収まりました。

増設したコンセントもチェックをして、お引渡しです。

「お忙しいところ、ありがとうございました。これで安心して使えます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただき、お土産をたくさんいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

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