2021年9月29日水曜日

賃貸マンションのエレベーターホールへ防犯カメラ新設工事

いつもお世話になっているマンションのオーナー様のご依頼で、防犯カメラの取付工事にお伺いしてきました。

このBlogに、戸別リフォームでよく登場する賃貸マンションです。
今回は、エントランスを入ったエレベーターホールに、防犯カメラを設置します。

今回使用する機器はアルコム製で、お客様支給品です。
阿部はこのメーカー初めて知りました(^_^;)

では作業に掛かります。
配線類はすべて隠蔽にするため、埋込型照明器具を取外して、点検口代わりにします。

集合計器盤の上にも点検口があるので、この二箇所を使ってケーブルを通していきます。

天井裏は比較的広いですが、一部大きな梁があるため、通線はなかなか簡単にはいきません。

ケーブルはDC電源と同軸のツインケーブルで、両端にコネクタが付いているため、これまた狭いところは引っ掛かってなかなか苦労します...

なんとか、カメラを設置するところまでケーブルが通りました。

レコーダーとモニターは、集合計器盤の横にあるパイプシャフト内へ、大工さんが作ってくれた棚へ設置します。

電源がないので、コンセントも増設します。

こんな感じで。

カメラを設置します。

玄関側へ向けるのと、エレベーターと裏の通路へ向ける2台を設置。
ちょっと大きめですが、目立つので抑止効果も期待できますね。

機器を設置して、ケーブルを接続。

電源を投入して、カメラの向きを微調整して完了です。
今回はカメラ2台でしたが、4台まで増設可能です。
今後様子を見て、駐車場の方にも設置するかも知れないという事です。

ネット回線も接続できるので、これもまた必要なら接続するかも知れません。
とりあえず使ってみての都合だそうです。

アベ冷熱技研では、第一種電気工事士の責任施工です。
この様な工事も、お気軽にご相談ください。

2021年9月28日火曜日

9年お使いのシャープのエアコンがカビ臭いので三菱霧ヶ峰へ取替工事

いつもお世話になっているFB友さんのご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV7121S-W ムーブアイ搭載ハイスペックモデル霧ヶ峰
三菱電機 MSZ-GV2221-W スタンダードモデル霧ヶ峰
の、2台をお買い上げいただきました。

既存機はシャープ製。
こちらはリビングでお使いで、故障している訳でもなく動いています。

これ、新築の際に大手量販店で施工してもらったそうですが、量販店の下請けさんって、こういうの新築でも平気でやりますよねぇ...
隙間が開いたからパテ埋めですか。酷いですね...

今回、壊れてもないエアコンを取替える理由は、臭いです。
当時のプラズマクラスター搭載のフラッグシップモデルですよね。
なんかカビを抑制とか謳っていた様な気がしますが...

洗浄も考えたそうですが、9年経過している事もあり、取替えでご依頼いただきました。

室外機周りはこんな感じ。

なんかこのドレンホース、許せません(^_^;)

では、作業に掛かります。

既存のエアコンは、自動掃除機能付きで、屋外へホコリを排出するタイプです。

パナソニックと同様に、排出ホースは目詰まりしていて、なんの役にも立っていません。

既存機を撤去しました。

ホコリはさておき、この穴の位置は何なんですか?
スリーブも入ってないし。
配管を右側面から出す場合は、写真左の壁側へ配管穴を寄せるのが基本です。

少し悩んだんですけど、きちんと取付けたいので、穴を左側へ寄せて開け直します。

配管穴には、気密性確保と貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

お客様のご希望で、外部配管化粧カバーも新しいものに取替えます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

ドレンは、塩ビ管でまとめて排水口へ落とし込みました。
南側で直射日光が当たる場所ですから、ドレンホースではすぐに劣化してしまいます。

室外機周りはこんな感じで完成です。
あ、今回は、お客様のご希望で、室外機のプラロックはアイボリー色です。
基本はブラックを使います。
アイボリーは量販店の施工っぽくて、阿部の好みではありません(^_^;)

作業が完了すると試運転を行い、1台目が完了

2台目は和室。
こちらも同じ量販店で購入された、シャープ製です。

こちらの方が臭いが酷いらしく、内部はなかなかの状態でした...

室外機周りはこんな感じ。

量販店施工にしては珍しく、MDダクトのキャップを使って施工されていました。

作業に掛かります。
室内機を外そうと思ったら、なかなか配管が抜けないのでおかしいなぁと思ったら。
穴の右に見えるのは柱じゃなくて下地です。
別にカットしてもいいところですけど、びっくりしたんでしょうね。
外から開け直していますが、外の穴が下に行き過ぎていて、配管がキチキチになっていました。

このまま施工しようかとも思いましたが、やっぱりスリーブを入れておきたいので、室内側の穴の位置を下へ開け直して、貫通スリーブを挿入。
隙間が空いているところは、パテで埋めておきます。

やっと取付けに掛かれます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管化粧カバーも、新しいものに取替えました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

こんな感じで完成です。

あとは試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
単純な取替えで済むかと思っていましたが、丸一日掛かってしまいました...
やっぱり量販店施工品は、作業がやりにくいです。

「ありがとうございました。阿部さんにやってもらたら安心なけん、また次は子供部屋に付ける時もお願いしますよ。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年9月24日金曜日

他社に「できない」と言われたアンテナ取付を「できる」に変えて新設工事

初めてのお客様のご依頼で、アンテナ新設工事とLAN配線隠蔽工事にお伺いしてきました。

今まではCATVをご利用いただいていましたが、もう地デジしか見ないので、アンテナ受信に切替えたいとご相談をいただきました。
実は、アベ冷熱技研にお声掛けいただく前に、他の業者さんに見てもらったそうですが、「平屋なんで屋根の上にアンテナ取付けないと無理。この辺は風が強いから屋根の上には建てれない。」と言われて途方に暮れていたそうです。

そこでネットでいろいろ調べられて、アベ冷熱技研を見付けていただきました。
アンテナ新設工事は、事前調査が必須です。
アンテナ受信は、場所によっては1mずれるだけで映らなくなったりしますから。

この周辺のお家は、目視で見える川内局を狙っていました。

地上でアンテナを持って測定したところ、まぁ映らないレベルではありませんが、微妙な値ですね。

松山本局の方が距離的に遠いんですけど、もの凄いいいロケーションなので狙ってみました。

え?松山狙う方がレベルがいいですね(^_^;)

ただし、松山本局を狙うとなると、建物の反対側へ取付けなければなりません。
ここまでケーブルを引っ張ってくる方が大変そうですね...
お客様にご説明したところ、ここへ取付ける方が建物の裏で美観上もいいとのことで、こちらへ取付ける方法で決まりました。

はぃ。決まりました。
屋根の上にアンテナを付ける必要はありません。
壁面取付けで、十分受信可能です。
先に見に来られた業者さんは、どうされたんですかね?

調査を終えて帰ろうとすると、「ついでにいいですか?」とお客様。
「このLANケーブルをどうにかしたいんですけど、、、」
あら、まぁ...

新築の際に、先行配管を行うか、各部屋にLAN端子を作っておけば、この様な事態にはならなかったハズです。
Wi-Fiルーターを過信している方が多いですが、大容量のネットゲームなどは、有線LANの方が確実で早いです。
これは新築の際に提案しなかった業者さんが残念ですね。

御見積書を送付させていただきましたら、即決でご依頼いただきました(^^)

という訳で、本日は晴天なりで、絶好のアンテナ工事日和です。
まずは、天井裏確認とLAN配線工事から。
洗面所にある点検口から、天井裏へアクセス。

いやぁ、もの凄い吹付け断熱です。
しかもダクト形換気扇の断熱ダクトがそこいら中に走っています...
ダクトをかいくぐって、あの先へ向かいます。。。

端の方は屋根が低いため、寝そべって梁の上をほふく前進。

LANケーブルが壁の中へ落とせるか確認。
筋交いがありますが、なんとか通りそうです。

一旦部屋へ降りて、壁を開口します。

LANケーブルが通りました。

LANモジュラモジュラを取付けます。

ルーターのところも通りました。

こちらはコンセントボックスに空きがないので、末端をプラグ加工して直接繋ぐ様にします。

ケーブルに断線がないかチェック。

異常がない事を確認して、LAN配線隠蔽工事が完了です。

アンテナ工事に掛かります。

位置決めをして、S5C-FBケーブルを天井裏へ通していきます。

こちらの外壁はこんな感じのため、アンテナに付属の金具では、アンテナが斜め上へ向いてしまいます。

波の天面と天面を渡して取付けれる様に、設置高さの広い壁面金具を選んで取付けます。

アンテナを取付けて、松山本局を狙います。

まぁ当然ですが、エラーフリーでかなりいいレベルが出ました。

アンテナ周りはこんな感じで完成。

ちょっと壁面から飛び出ていますが、地上から見上げるとそんなに違和感はありません。

今度は浴室の点検口から天井裏へアクセス。

分配器と、CATVのV-ONU用の電源部が設置されています。

この電源部は必要なくなるため、撤去します。

新しいUHFブースターを取付けて、アンテナからのケーブルへ繋ぎ変えます。

各部屋のテレビユニットでレベル測定を行いながら、ブースターの出力レベルを調整します。

各部屋、いい値が出ました。
もちろんエラーフリーです。

CATVのレンタル機器を取外しておきます。
これらは解約手続き後に、CATVが引取りに来てくれます。

あとはチャンネル設定を行い、映り具合をご確認いただいてお引渡しです。
「いろいろとキレイにしてもらって、助かりました。また何かありましたら、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>