2021年6月26日土曜日

ちょっと変わったレトロなお宅でエアコン新設工事と専用コンセント増設工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV3621S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

今回設置するお部屋は2階。
6畳の部屋を続き間にしてご使用されています。
年季の入った建物を、レトロ調にリフォームされています。

室内機の取付場所はすんなり決まりますが、室外機を置く場所が問題です。
窓から見える景色はこんな感じ。

道路側に店舗があって、その奥に2階がある造りです。
昔ながらで両隣とは密集というより、引っ付いています...(^_^;)

最初、室外機の音が気になるので屋根置きにして欲しいとのご希望でしたが、古いセメント瓦なのであまりお奨めはしませんでした。
後日、知り合いの大工さんにも、屋根置きはやめておいた方がいいとアドバイスされたそうで、壁面置きにする事になりました。
壁面...右側の外壁しかありませんが、雨樋が...

工事は土曜日がご希望でしたので、一ヶ月以上お待たせしてしまいましたが、本日お伺いさせていただきました。
朝からシトシトと雨が降り出しましたが、さすがにまた延期はできないので作業を開始します。
位置決めをして、背面板を設置。
竹小舞の土壁なので、壁面へのビスは効きません。
スライド金具を使って取付けます。

配管穴を開けていきます。
土壁はもろいので、慎重に開けていきます。

この位置に開きました。
開きましたというか、狙って開けました(^^)
電話は使っていないということでしたが、勝手に外す訳にはいきませんから。

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室外機を置くための、壁面架台を取付けておきます。
雨樋は後日、大工さんが細工してくれるというお話でしたが、いやこれこのままで何とかなりそうですよ。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

室外機に配管を繋ぐ頃には、雨が上がりました。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。
お隣の窓の前ですが、お客様がお隣様とお話されて許可をいただいているそうです。
他の地域では考えられませんけど、この辺りの人と人の繋がりはいいですね。

さて、専用コンセントを増設しなくてはなりません。
分電盤は道路側店舗入口にあります。
建物の構造が特殊なので、天井裏隠蔽できるかどうか...

お風呂はユニットバスだったので、点検口を開けて見ると・・・うわっ
上に元あった天井があります...

お客様に許可をいただいて、体が入る程度に開口させていただきました。

分電盤側から天井裏へケーブルを入れていきます。

ユニットバスのところから、ケーブルを手繰り寄せます。

2階が問題なんですが、店舗側の天井裏と住居側の床下が重なっているところは、この柱と柱の間。
なんとか通ってくれぇ~と思いながら挿入。

通りました!良かったぁ(;´∀`)

立ち上げたケーブルは、ステップルで柱へ留めていきます。

エアコンの脇に200Vコンセントを設置。

分電盤には、専用ブレーカーを増設してケーブルを接続。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

こんな感じで完成なんですけど、2階全面、天井が無いんですよねぇ...
断熱材も入ってないので、3.6kwで効くかなぁ...(^_^;)

「キレイにしていただいてありがとうございます。これで2階も快適に使える様になって良かったです。これから暑くなりますから、阿部さんも体調にお気をつけて。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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