2020年12月12日土曜日

エアコン専用コンセントがない部屋にエアコン新設工事と電源増設工事

8年前の新築時にエアコン工事をご依頼いただいたお客様から、エアコンの付いていないお部屋へエアコン新設工事をご依頼いただきました。

三菱電機 霧ヶ峰ZXVタイプ お客様支給品です。
ここ最近、ずっとZXVばかり取付けていますね(^_^;)

ご相談いただいたのは先月初め。
こちらのお部屋へ取付けをご希望です。
隣のお部屋にエアコンがあるので、このお部屋にエアコンを取付ける想定をしていなかったため、エアコン専用コンセントがありません。

宅内を調査しましたが、分電盤からこの部屋まで建物のまったく反対側で距離が長く、天井裏も床下も通線可能なルートがありませんでした...
比較的新しいお家なので、あまりやりたくはない工法ですが、外を通るルートしかありません。

では工事に掛かります。
まずは電源増設工事から。

浴室裏のキッチンに分電盤があるので、浴室の点検口を使ってアクセスします。

ユニットバスがある外壁側へ、通線するための穴を開けます。


塩ビ管を使って、ケーブルを通していきます。


ぐるっと回ったところには縁側があるため、下に潜り込んで塩ビ管を留めていきます。


狭い上に電動工具が使いにくくて、軽いムチウチ状態に...


なんとか室外機を置く場所までケーブルが通りました。


分電盤へブレーカーを増設して、ケーブルを接続しておきます。
朝イチからスタートして、昼前まで掛かりました...

昼休憩後、エアコンを取付けていきます。
位置決めをして、背面板を取付けます。


慎重に配管穴を開けていきます。


外壁にスリムダクトを取付けて、電源用ケーブルを通します。


配管穴を利用して入線。
コンセントはこの位置に取付けました。
配管穴の右側には間柱があるため、この位置にしか取付けできませんでした。

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管は、アイボリーのスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。

朝イチからスタートして、夕方まで掛かってしまいました。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

これで年末年始もポカポカでお過ごしいただけますね(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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