室内機の冷媒管が根元で折れていて、修理してくれるところを検索していたところ、当Blogを見付けていただいたそうで、お電話でお問い合わせいただきました。
修理はできますけど、送っていただいても送料が掛かるし、当社が取付ける訳ではないため、修理後の保証は一切できません。
地元の業者さんで修理してくれそうなところの探し方をお伝えして、その時は電話を切ったんですが...
しばらくしてメールが届きました。
「半月ほど前に電話にて冷媒管の修理について問い合わせた者です。その際、愛知県名古屋市在住という事もあり、こちらで業者を探して下さいと、ご提案いただいたのですが、ご親切な対応と適切なアドバイスが気持ちよかったので、是非とも修理をお願いしたいと考えています。
もし良ければ、数日の間にエアコンを郵送します。修理が完了したタイミングで、旅行も兼ねて直に受取りに行きたいと思っています。」
お電話して確認したところ、本気の様です(^_^;)
「愛媛は行ったことないので、ぜひ家族で行ってみたいし、阿部さんにもお会いしてみたい。」との事で、保証はできませんよと念押しさせていただいて、お引き受けさせていただきました<(_ _)>
では梱包をバラして作業に掛かります。
うわぁ...傷だらけじゃないですか...
配管折れ注意とか書いてあります。
折った業者さんが修理しなさいよ(´・ω・`)
しかし背面板に付いてる水の跡...
嫌な感じがしますねぇ...
配管を確認。
あぁ、根元で行ってますね。
恐らく右側面出しにしていたものを、急激に左へ戻した感じでねじれてしまってます。
これ、全部分解しないと溶接できませんね。
フィルターが凄いことになってます(^_^;)
内部もそこそこ汚れていますね。
どうせ分解するので洗浄もしませんか?と、ご連絡すると「ぜひに!」と言うことで、先に洗浄作業に掛かります。
分解していく訳ですが、あぁ..背面板にも水の跡がついていましたけど、基板の中にも跡が付いていますね。
恐らく、取外しの際にドレン水が残っていたのを、外してそのまま梱包したっぽいですね。
基板が傷んでなければいいですけど、確認のしようがありません。
完全分解完了。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
では、折れている配管の修理に掛かります。
折れている部分をカットします。
新しい配管を溶接接続。
溶接修理が終わると、窒素ガスで加圧して漏れがないか気密試験を行います。
3MPaほど圧を掛けて、一晩放置。
漏れがない事を確認できたら、室内機を元通りに組立てます。
傷だらけだった外装を、ひたすら磨いてピカピカに(*^^*)
(※深い傷は消えません)
後はしっかりと梱包して、いつでもお引渡しができる様にしておきます。
で、本日、名古屋からはるばるお引取りにいらっしゃいました(^^)
今晩名古屋へお帰りになるそうで、3日間ほど道後温泉街や松山周辺と、高知の四万十川へ行かれたそうです。
「いやぁ、愛媛いいですね!何食べても美味しいし、会う人みんないい人だし、街中も結構良さそうな小料理屋さんがあって、またぜひ来たいです!」と、かなり楽しまれた様子で、こちらも嬉しくなりました(*^^*)
帰り際に、「あのぉ、名古屋のおみやげじゃないんですけどぉ...」って言いながらいただいたのは、これ。
高知のおみやげですね(^_^;) え?松山で購入されたそうです(^_^;)
いや、嬉しいです!芋けんぴ大好きですもん(*^^*)
「ありがとうございます。ホント来てよかったです。いろいろお世話になりました。」と、大変お喜びいただき、名古屋へ向かわれました<(_ _)>
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