お預かりしていましたエアコンの分解洗浄が完了したので、取付けにお伺いしてきました。
東芝 RAS-406BDR(1998年製)
えっと、今年2014年ですから・・・16年経過してます。
基本的に、10年以上経過しているエアコンの分解洗浄はお奨めできません。
「まだもうちょっと使いたいんです。」との事で、10年以上経過している場合、分解中に壊れると修理ができない場合があることをご理解いただいて、お引き受けさせていただきました。
・・・が、ポンプダウンのため冷房運転に入れると。。。
冷えない。。。 エラーランプ点滅し始めたし。。。
故障している事をお伝えし、メーカーに部品がなければ修理ができない事をご説明。
「買い替えるよりは修理の方向で。」との事で、とりあえずどこが悪いのか点検開始。
ところが、電圧測定していると・・・ 動き出しました(_ _;)
どこが悪いのか、原因が特定できませんでした。。。
原因が解らない事、部品がないかも知れない事、洗浄して再取付け時にまたエラーが出る可能性がある事、、、すべてご納得いただいた上で、取外し作業に掛かりました。
あら、、、配管穴にパテ埋めしてない。。。
テープの巻き方が悪く、断熱材がはがれて、結露水でダクト内がワヤクチャになってました。。。
とりあえず取外し完了。 室内機をお預かりします。
持ち帰って分解。
どのメーカーもそうですが、熱交換器のサイドが経年劣化でボロボロに錆びています。
これ以上傷めない様に、慎重に作業します。
電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
スリーブが入っていない配管穴に、貫通スリーブを挿入。
室内機を取付けます。
配管穴はしっかりとパテ埋めして、小動物などの侵入を防ぎます。
配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
はい、異常ありませんでした(^_^;)
あのエラーは何だったんでしょう。。。 せっかく洗浄したので、あと数年は頑張ってもらいたいですね。
お客様の、「え?このファンって、青色だったんですね?」と、最高の褒め言葉をいただきました<(_ _)>
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