新築お引越しの時に、エアコン分解洗浄だけご依頼いただいたお客様から、「エアコンの効きが悪いみたいなので、点検してほしい。」とご依頼いただき、点検にお伺いしてきました。
当時、洗浄のみご依頼いただいて、取付工事は新築時に電気工事店さんが行ったそうです。
冷房運転してみると、吹き出す風が生ぬるい。。。
ガス圧を測定してみると・・・
ほとんど残ってませんねぇ。。。
漏れ箇所を探すと、一発で見つけました(^^)v
フレア接続のところにオイルが付着しています。
断熱材を剥ぐと、ナットがオイルまみれ。
お客様に現状をご説明し、施工店に補償してもらう様にお奨めしましたが、「もういいです。阿部さんお願いします。」と強く言われましたので、お引き受けさせていただきました<(_ _)>
フレアを外して見ると、とてもプロが施工したとは思えない状態でした(_ _;)
ラッパの様に開いているフレア部分は、パッキンの役目をしますから、キズの無い鏡面仕上になっていないと、絶対ガス漏れを起こします。
フレアを鏡面仕上に再加工します。
変色したフレアナットも、新しい物に取替えました。
ナットの締め付けはトルクレンチを使って、規定荷重で締め付けます。
緩くても、締め過ぎてもダメなんです。
だからトルクレンチは必須。
電動式真空ポンプを使って、配管内部を真空乾燥させます。
真空引きが完了後、冷房運転をしながら・・・
フロンガスを充填していきます。
規定圧まで上昇しました。
後は、室内機からの冷風温度を測定し、異常がない事を確認してお引き渡しです。
また今シーズンも、こんな修理ばかりで走る様になるんでしょうか。。。
いい加減、施工技術を上げていただきたいものです。
漏れたフロンガスは大気中へ。
そして地球温暖化の原因に。
未来の地球を生かすも殺すも、我々施工者の手に掛かっている事を強く感じてもらわないと。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
この様な修理も、お気軽にご相談ください<(_ _)>
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