2011年6月2日木曜日

エアコンガス充填・補充作業

午前中、「エアコン2台の効きが悪いので見て欲しい」とご依頼いただいていたお宅へ、点検と修理にお伺いしてきました。

1台目は92年製ですが、ほとんど使っていなかったそうで新品の様にきれいですが、冷房運転しても風しか出ません。。。

コンプレッサーは元気に動いているので、ガス圧を測定して見るとまったくガス無し(-_-;)
フレア接続部を外して見ると・・・

これはヒドイ! どうやったらこんなキズが付くのか教えていただきたい。
この状況だと、設置後すぐにガス漏れが起こっていたはずです。

フレアを再加工して再接続します。


電動式真空ポンプしっかりと真空乾燥を行います。


まったくガスが残っていないので、電子量りを使って規定量のR22(旧冷媒)を充填します。

この後試運転を行い、正常に動作して室内が冷える事を確認して1台目完了です。

2台目はガスが少ない状態で、液側に霜が付いていました。


ゲージで測定すると、0.45MpaとR410A(新冷媒)では少なめです。

残ガスを室外機に回収して、配管を外して見ます。

やっぱりですね。

フレアに細かいキズがあるため、チビチビと漏れだしていた様です。

フレアを再加工して再接続します。


真空引き開始。


残ガスがあるので、冷房運転をしながら追加充填していきます。


規定圧まで上昇し、冷風が出ているのを確認して完了です。


「最初の頃、買ったとこに修理頼んだんやけど、「ホコリがつまっとんでしょう?」って言うて帰ってしもたんよ。」とお客様。
切り取ったフレアをお渡しして原因をご説明すると、「買ったとこ」の会社名がこぼれました。

最近行ってないなぁ、、、Y電機。

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