蒸し暑い一日でしたねぇ。
今日はお昼から、千舟町にあるマンションの、テレビ共聴設備の地上デジタル放送対策工事にお伺いしてきました。
今回は、いつもお世話になっている一色電機さんからのご依頼です。
既存設備は下の写真の右側で、左側はこの建物裏にあるお宅への「ビル陰共聴設備」になります。
今回はアナログ用BSアンテナを撤去して、長めのポールに取替えて、デジタル対応のUHFアンテナとBS・110CSアンテナへ取り替えます。
アンテナ部分は社長に任せて、自分は建物内の弱電盤をいじります。
え?日陰だから涼しいだろ?・・・今日は蒸し風呂状態でした。。。(^_^;)
盤内部はこんな感じでした↓
ブースターは屋内・屋外合わせて4台設置されています。
2分配器が5個あって、もう何がなんだか解らない状態です。
上部ボックスには古いブースターと、最近のデジタル対応ブースターが。
広島局受信用のブースター電源部が手前に見えます。
下部ボックスには、複雑に分けられた配線類が乱雑に設置されています。
この中だけでも、かなりのレベル損失になっていますね。
左右に見える黒いボックスは、アナログのBSチューナーです。
これのお陰で、BSチューナーを積んでいないテレビでも、BS放送(BS1とBS2のみ)を見ることができます。
しかし、これが邪魔をしてデジタル放送に影響が出ています。
どちらにしろ、来年にはBSアナログ放送も終了してしまい、このチューナーも使い物にならなくなるため、この際に余計な物をすべて撤去してしまいます。
全部外れましたが、裏に挟まれているケーブルが気になるので木板を外してみます。
裏には配管からケーブルが出ていました。
ケーブルの種類を見てみると、、、5CFVA・・・?
見せていただい図面の表記は「5C-FB」なのに。。。
アンテナからここまでのケーブルを、「S-5C-FB」タイプに張り替えました。
この張り替えがキツくて、また腕が痛くなりました。。。(>_<)
ボックス内で、すべてのケーブルを接続完了。
ブースターは、既存のBS/UHF/VHFブースターを流用します。
このブースターは、デジタル対応のマスプロ製オートブースターなので再利用できました。
各部屋へ分ける分配器は、帯域の広いものに取り替えました。
外部のアンテナ工事が完了すると、レベル測定器を使ってブースターの出力調整を行います。
工事前の受信状態です↓
7.78E-2でぜんぜんダメでしたが、
工事完了後は、0.00E0(エラー無し)できれいな電波を送れる様になりました。
受信レベルも良好です。
各部屋での測定はできませんでしたが、十分なレベルが出ているので大丈夫でしょう。
既存のアンテナは、VHFアンテナでアナログを受信しているため、来年のアナログ終了まで置いておくことにしました。
左右のアンテナと、ブラ~ンと横引きになっているケーブルも無くなると、スッキリきれいになりますね。
今回新設したUHFアンテナが少し右を向いているのは、この方向に建物があるためです。
ちょっと右に振ってやると、一番いいレベルが出ました。
地デジ対策はお済みですか?
アンテナ工事やケーブルテレビなども、お気軽にご相談ください<(_ _)>
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