2015年7月28日火曜日

新築住宅で先行隠蔽配管流用のエアコン新設工事

新築されたお客様からのご依頼で、隠蔽配管を流用したエアコン新設工事にお伺いしてきました。

シャープ製汎用機、中古品でお客様支給品です。

アベ冷熱技研以外にも数軒相談されたそうですが、ある理由で断られたそうです。

こちら宅内の隠蔽配管状況。

おぉ、こういうやり方もあるか。 でもすぐ取付けるのなら、部材がもったいないですね(^_^;)

化粧カバーを外すと配管が出てきました。

他の業者さんが断った理由は、このドレンホース。
通常、隠蔽配管を行う場合は、VP管という塩ビ管を使うのが定石ですが、最近は面倒くさがりの職人が多いのか、もしかすると隠蔽配管の施工方法を知らないのか、この断熱ソフトドレンホースを使うところが多いですね。
まぁ、これでもきちんと施工されていれば問題ない訳ですが、壁ボード貼るときにビス打ち込まれたり、横引きしてるところで波打っていて排水ができないとか、急激に曲げすぎて座屈してるとか、柔らかくて施工しやすい反面、水漏れの可能性を多く含んでいる部材です。
なので、基本的に断熱ソフトドレンホースは、点検できる場所に使うのが基本ですね。
アベ冷熱技研では、当社が施工した部分以外の保証は一切いたしません。
工事をお断りすることはありませんが、当社施工部分以外の保証なしでご納得いただいた上でお引き受けさせていただいています。

隠蔽された配管は建物裏へ。


化粧カバーを外すと、2系統出てきました。

片方は当分設置する予定は無いそうなので、1系統のみ使います。
そう言えばドレンホースが見えませんが、どこかで排水管に繋がっているのでしょうか?
そこも施工した業者じゃないと判りませんので、アベ冷熱技研では保証外です。

さて、取付けるエアコンを拝見。。。
あれ?


あれ???


やっぱり。。。


ひどい事をするもんです。

このエアコン取外した人は、電気工事士の資格すら持っていない様ですよ。

破損させていないだけマシでした。
元通りに組み付けます。

弱りましたね。
こんな外し方してる様だと、ポンプダウン(フロンガス回収)もしてないんじゃないかと思い、お客様に報告。
機器内にフロンガスが適正値残っているかどうかは、運転してみないと判りませんから、とりあえず付けてみて、無ければ別料金で補充という事で工事に掛かります。

位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


一番気になるドレンの接続。

ソフトドレンの場合、ドレンパンに直接接続しないといけないので、サイドから手を突っ込んで差し込める構造でないと無理です。

このシャープの室内機は、前面サイドが外れたのでキッチリ接続完了。


室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して配管内部を真空乾燥します。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

とりあえず、ガス圧は正常レベルで問題なく冷風が出ていました。
ポンプダウンの方法はネット検索でも出てくるので、それでやってみたけど、電源端子台の外し方までは出てなかったぞってとこですかね(^_^;)
お客様にお聞きすると、「譲ってもらったものなので、よくわからない」との事でした。。。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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