2024年3月22日金曜日

20年お使いの分電盤を感震ブレーカー搭載分電盤へ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、分電盤取替工事にお伺いしてきました。

実は先週、「ブレーカーが切れて、レバー上げたら火花が出たんで、阿部さん見てもらえませんか?」と、いつもお世話になっているお客様からご連絡いただきまして、点検にお伺いしていました。
座敷と書かれた分岐ブレーカーがOFFになっています。
ブレーカーが切れた原因を特定しないでONにすることは、大変危険です。

お話を聞くと、「介護用ベッドを動かしていてコンセントにぶつかった」との事。
コンセントを見てみると...え?
なかなか強烈ですね。
この状態でブレーカーONにする勇気はありません。
きちんとブレーカーが動作して良かったですね...

何の部品かと思ったら、コンセントタップでした。

原因を取り除いて、ブレーカーをON。

壁コンセントは異常無いので、これでOKです。
「阿部さんに来てもらってホント良かった。助かりました。」と、大変お喜びいただきました。

分電盤の主幹ブレーカーの製造年を見ると、2004年製。

20年経過しているのと、分岐ブレーカーから火花が出たという話も気になるので、この機会に分電盤の取替えをご提案させていただいて、今回のご依頼になりました。
※分電盤の内蔵ブレーカの取替え推奨時期は、製造後約13年とされています。

分電盤が入荷しましたので、本日取替えにお伺いです。
回路チェックを行い、既存盤を撤去します。

新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。

接続が終わると、最終チェックをして電源投入。

今回、感震ブレーカーを搭載しました。
感震ブレーカーは震度5強以上の地震を加速度センサーで感知すると、3分後に分電盤の主幹ブレーカを強制OFFにして、宅内の電気を遮断します。
地震の際に起こる火災のほとんどが、電気の漏電やコード短絡による発火が原因とされています。
そのため、避難する前にブレーカーを切りましょうと周知されているのをご存知かと思いますが、この感震ブレーカーはそれを自動的に遮断してくれるものです。
地震の際はパニックになっていますから、これはとても有効ですね。
大切な家財を失わないために、防災士の阿部からお奨めさせていただいています。

パナソニック 感震ブレーカー

脇に増設されていた分岐ブレーカーも新しい分電盤内へ収めて、スッキリ設置させていただきました。
「阿部さん、これで安心して使えます。いつもありがとうございます。また願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

2024年3月21日木曜日

23年お使いの日立エアコンを三菱霧ヶ峰へ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2523-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。
※2023年モデルは在庫限り品です。24年モデルは値上げの情報が入っていますので、ご検討されている方はお早めにお声掛けください。

既存機は2001年製造の、日立製作所製です。
23年ですか...
このエアコン、16年前の新築時に、アベ冷熱技研で分解洗浄と移設工事をさせていただいたものです。
この頃の日立は長持ちでしたね。

お部屋は2階。室外機は地上置きです。

では作業に掛かります。
ハシゴを使って既存機を外していきます。

撤去完了。
配管穴は新築時に建築側が施工して、スリーブが入っています。

配管穴に合わせて、背面板を取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

地面が土なので、泥ハネ軽減のためにブロックも敷いています。

今回、配管は新しく取替えましたが、スリムダクトは既存流用としました。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

工事完了後、リビングのエアコン取替えの見積もりご依頼と、隣のお部屋のエアコン分解洗浄をご依頼いただきまして、室内機を取外しお預かりさせていただきました。
しばらく予定が詰まっているので、洗浄が完了したらまた取付けにお伺いさせていただきます。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士(ものづくりマイスター)」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2024年3月8日金曜日

寺院で防犯カメラ取付工事と照明・コンセントなどの改修工事

以前、エアコン分解洗浄のご依頼をいただいたお客様のご依頼で、防犯カメラの取付けとその他諸々の工事をご依頼いただきました。

ご依頼いただいた建物は、コンクリート造の寺院です。
防犯のために、防犯カメラの新設と照明の更新を行います。

本堂に付いているこの照明。

ご自分で設置されたそうで、ソケットにLED電球が付いていました。
軒下で雨が掛からないので、とりあえず大丈夫ですが、基本、屋内用のソケットなので止めておいた方がいいです。

電源コードも屋内用の平形コードをねじり接続しているので、大変危ない状態でした。

場所変わって、納骨堂にも。
ここは雨水が掛かるので漏電しますよ...

LED電球も紫外線を浴びて、かなり照度も落ちていました。

あと、納骨堂の中に照明がないので、できれば取付けてほしいとの事。
建物内にコンセントなどの電源が無いので、電源も引っ張ってこないといけませんね。

では、防犯カメラから取付けていきます。(防犯カメラ機器はお客様支給品です)
まずは、受付のところに2台設置します。
カメラの電源は、屋外コンセントから分岐します。

軒が出ているので、取付ける場所の選定に悩みました。

こんな感じで、受付側と本堂側へ向けて設置。

もうひとつ、少し離れた納骨堂に1台。
こちらは建物内のコンセントから分岐して取付けましたが、結構大変な作業でした。

このカメラは、広い駐車場へ向けています。

本堂にも1台。既存のソケットを撤去して、屋外用のブラケット照明も取付けました。

モニターを見ながらカメラの向きを微調整して、防犯カメラの設置は完了。

納骨堂に電源を送って、照明を取付ける作業に掛かります。
本堂の脇に電源が取れるボックスがあります。

自動点滅器もあるので、屋外照明の電源もここから取ります。

本堂から納骨堂へ向けては、CVケーブルをラッシング引きで飛ばします。

既存のソケットを撤去して、新しい器具を取付けていきます。

スッキリきれいで、安全にお使いいただける様になりました。

納骨堂内の照明は、人感センサーと明るさセンサー搭載のシーリングライトにしました。

スイッチを取付ける場所がないので、センサー式で対応です。
引掛けシーリング式なので、将来取替時にはお客様自身で取替えが可能です。

屋外コンセントも一箇所腐食しかかっていたので、、、

屋外用防雨形コンセントへ取替えました。

あと、本堂内で危ないところを発見...

足を引っ掛けない様にとの思いでコードを畳に挟む方が多いですが、被覆が擦れて芯線が短絡すると、火花が出て火災になりますよ。
かなり長い間敷かれていた様で、コードが硬化していました。

ここもコードが灯具に敷かれていますね。
火事にならないのは、「運がいい」だけです。

床用のモールとかは使いたくないとのことでしたので、床下にケーブルを通してしまいます。
畳の下のコンパネを剥いで、床下作業ができる様にします。

コンセントを取付けるところの床を開口。

ケーブルを通していきます。

床面にアップコンセントを取付けました。
ボタンを押すと、ポンとコンセントが出てきます。

灯具に敷かれていたコードは取替えて、灯具の足元に穴を開けてコードを通しました。

こんな感じで完了です。

諸々、安全にお使いいただける様になりましたね(^^)v


アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。