いつもお世話になっているお客様のご依頼で、分電盤取替工事にお伺いしてきました。
実は先週、「ブレーカーが切れて、レバー上げたら火花が出たんで、阿部さん見てもらえませんか?」と、いつもお世話になっているお客様からご連絡いただきまして、点検にお伺いしていました。
座敷と書かれた分岐ブレーカーがOFFになっています。
ブレーカーが切れた原因を特定しないでONにすることは、大変危険です。
お話を聞くと、「介護用ベッドを動かしていてコンセントにぶつかった」との事。
コンセントを見てみると...え?
なかなか強烈ですね。
この状態でブレーカーONにする勇気はありません。
きちんとブレーカーが動作して良かったですね...
何の部品かと思ったら、コンセントタップでした。
原因を取り除いて、ブレーカーをON。
壁コンセントは異常無いので、これでOKです。
「阿部さんに来てもらってホント良かった。助かりました。」と、大変お喜びいただきました。
分電盤の主幹ブレーカーの製造年を見ると、2004年製。
20年経過しているのと、分岐ブレーカーから火花が出たという話も気になるので、この機会に分電盤の取替えをご提案させていただいて、今回のご依頼になりました。
※分電盤の内蔵ブレーカの取替え推奨時期は、製造後約13年とされています。
分電盤が入荷しましたので、本日取替えにお伺いです。
回路チェックを行い、既存盤を撤去します。
新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。
接続が終わると、最終チェックをして電源投入。
今回、感震ブレーカーを搭載しました。
感震ブレーカーは震度5強以上の地震を加速度センサーで感知すると、3分後に分電盤の主幹ブレーカを強制OFFにして、宅内の電気を遮断します。
地震の際に起こる火災のほとんどが、電気の漏電やコード短絡による発火が原因とされています。
そのため、避難する前にブレーカーを切りましょうと周知されているのをご存知かと思いますが、この感震ブレーカーはそれを自動的に遮断してくれるものです。
地震の際はパニックになっていますから、これはとても有効ですね。
大切な家財を失わないために、防災士の阿部からお奨めさせていただいています。
パナソニック 感震ブレーカー
脇に増設されていた分岐ブレーカーも新しい分電盤内へ収めて、スッキリ設置させていただきました。
「阿部さん、これで安心して使えます。いつもありがとうございます。また願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。