ご夫婦でFB友さんでもあるお客様のご依頼で、パッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。
パナソニック製 PA-P80U6HNB 天井カセット形パッケージエアコンをお買い上げいただきました。
卓越した技術を持った技能士のマストさんは、フルオーダーのジュエリーから、結婚指輪の制作、修理も行っています。
今回ご依頼いただいたのは、コロナ補助金を使って、既存のエアコンを除菌機能付きのエアコンに取替えるというものです。
このコロナ補助金も、一部のメーカーしか対応できない制度で、なにか裏でやってるんじゃないかと勘ぐってしまいますね。
今回も三菱電機製で最初見積もり提出させていただきましたが、最終的にパナソニックのナノイー搭載じゃないと通らないという事になりまして、アベ冷熱技研では初のパナソニックパッケージ機となりました。
既存機はダイキン製。
では作業に掛かります。
昨日晴れてたんですけどねぇ...
梅雨らしく、朝からしっかりと雨が降っています。
延期する訳にはいかないので、しっかりとシートを張って作業に掛かります。
まだ元気に動いているので、ポンプダウン運転を行って、配管内のフロンガスを一旦室外機側へ回収します。
既存機を撤去していきます。
久々に電動リフトで、既存機を降ろしていきます。
撤去しました。
開口寸法、吊りボルトピッチはほぼ同じなので、加工の必要はありません。
配管は既存配管を流用します。
末端に、新しいフレアナットを取付けます。
新しい室内機を吊り込みます。
配管類を接続していきます。
そう言えば、ナノイーってどこから出るんだろう?と探して見ると、これかな?
分解禁止のブラックボックスは、吹出口のところから放出される様になっていますね。
この類のもの、他のメーカーでも見掛けますが、どれも吸込側じゃなくて吹出側についてるのは、ナゼなんでしょうか?
吸込側へ付ければ、内部の除菌もできるのにって思います。
ちなみに、三菱霧ヶ峰のルームエアコンは、吸込側に付いていますね。
さて、今日も一人ぼっちでの作業なので、急がないと...
室外機側の配管は、配管経路が変わるので途中からカットします。
3分、5分というルームエアコンでは使わない太い配管を、ベンダーで曲げて位置合わせをして、溶接接続します。
ずっと雨が降り続いていますが、配管内には一滴の水滴も入れません。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
真空引きしている間に、室内機の高さ調整とグリルを取付けておきます。
室外機周りはこんな感じで完成です。
すごいコンパクトになりましたけど、能力は今までと同じ、もしくは少し上がっています。
あとはリモコンを取替えて、電源投入。
本体のどこにもナノイーの文字が見えませんが、運転するとリモコンに表示されますね(^_^;)
試運転を行って、異常がない事を確認してお引渡しです。
「すみません、雨の中ありがとうございました。よく冷えて寒いくらいです。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
さて、持ち帰った撤去機から、フロンガスを回収します。
今回はポンプダウンできたので持ち帰っての回収ですが、ポンプダウンできない場合は現地回収になるため、結構な時間が掛かります。
業務用のパッケージエアコンはフロン排出抑制法の適用ですから、機器内部にあるフロンガスを回収しなければなりません。
これを行わないと、産廃業者さんがエアコンを引き取ってくれない仕組みになっています。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。