2018年8月10日金曜日

50年以上まったくエアコン無しのお宅で初めてのエアコン新設工事

いつもお世話になっているお客様のご実家へ、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV3618-W 12畳用霧ヶ峰汎用機をお買い上げいただきました。


「阿部さん、うちの実家にエアコン付けてもらいたいんですけど、もぅかなり古い家で、今までエアコン付いてなかったんですよ。電源工事も必要になると思うんで、量販店なんかじゃいかんけん、阿部さんお願いしますわ。」とご連絡いただき、現地下見にお伺いしてきました。

確かに古いお家ですけど、キレイに使われていて、いい感じの年季が入ったお宅です。
取付け希望は居間で、どこに取付けるかは「すべて阿部さんにお任せ」です(^_^;)

外壁に面しているところはここしか無いので、この位置へ室内機を。

外周りはぐるっと縁側があるため、一番近くで邪魔にならないこの位置へ室外機を設置することにしました。


お見積りを提出させていただき、「ぜひお願いします」との事で、本日お伺いしてきました。
まずは位置決めをして、背面板を設置します。

古い土壁なので、慎重に穴開けを行います。


配管穴には貫通スリーブを挿入。


機器を設置する前に、縁側に穴を開けて、ドレン管を通しておきます。

縁側の上で垂れ流しにしてしまうと、木材が腐食してしまいますから。

室内機を掛けて、配管類を接続してきます。


外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


もちろんエアコン専用電源がないので、コンセント増設工事に掛かります。

この時期の天井裏作業は地獄です...(´;ω;`)
5分居れば滝汗…( ̄▽ ̄;)
10分居れば手足が痺れて…(;´д`)
15分居れば意識が無くなります…( ̄□ ̄;)
ご一緒にいかがですか?そこの痩せたいアナタ(*´艸`*)

分電盤というか、ブレーカー群ですね(^_^;)
分岐ブレーカーを増設して、専用回路を作ります。

優に50年以上経っている建物ですから、古い配線は碍子引きです。

主幹ブレーカーの容量は30Aですが、単相3線なのと、お一人で暮らしていらっしゃるので、今までブレーカーが落ちるほどは使われていないそうです。

エアコン脇に専用コンセントを設置しました。


外周りはこんな感じで完成です。


すべての作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


あと、居間の照明器具を、パナソニック製LEDタイプへ。


内玄関が広いので、少し大きめのパナソニック製LED照明器具へ取替えさせていただきました。


「わぁ、このエアコンよぉ冷える。去年までエアコンいらんかったんやけど、今年は暑いねぇ。これで今晩から暑い思いせんでよぉなったわぃ。照明も明るなったし。ほんと、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、「うちビール飲まんのよ、良かったらこれ持って帰ってや。」と、プレモル一箱いただきました(*´∀`*)マジデスカ!

ビール好きの阿部には、タマラナイプレゼントをいただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

頭上からポタポタ落ちる他社施工のエアコンドレンパイプ手直し作業

もう二ヶ月前ですね、FB友さんからこんなお問い合わせいただきました(^^)



「相当お忙しい」...(^_^;)
確かにFBの方はバンバン投稿してますので、「阿部は忙しいヤツ」が定着している様です。
まぁこの時期は忙しいのは間違いないんですけど(´;ω;`)

いいですよ。二週間くらい先になりますけど、お急ぎでなければお伺いできます。と返信していました。
お伺いしたのは二ヶ月後になりましたけど...(^_^;)

このタイプのベランダは排水機能がないので、この様にパイプで地上までたち下げるのが基本です。

こちらのお宅も、その辺は知識のある業者さんが施工された様ですが、一部で使っている部材が間違っていましたね...

せっかく途中まで塩ビ管で施工されているのに、分岐のところで耐候性の劣るドレンホースを使っていました。

このドレンホース、エアコン工事ではよく使いますが、この様な直射日光がガンガン当たる場所では寿命が短く、ボロボロに腐ちてしまいます。
今回も日に当たっているところが腐ちて、ドレン水が垂れていました。

では、手直し作業に掛かります。
まずは室外機の裏側のところへ、穴を開けます。


こんな感じで、塩ビ管を設置。


室外機を元通りにして、ドレンホースを差し込みます。

このドレンホースは高耐候性のドレンホースなので、短期間で腐ちる事はありません。

冬の暖房時には室外機からもドレン水が出るため、下部ドレンもしっかりと取っておきます。


立ち下げた塩ビ管は、ベランダの下を横切って柱の方へ。
今まではベランダの上を交差していたため、足を引っ掛けて転げる危険もありましたが、これで解消されます。


柱の立ち下げ部分も紐で巻いてあるだけだったので、サドルでしっかりとビス留めさせていただきました。

はぃ、全部交換したので、手直しどころじゃなくなりましたね(^_^;)

FBにUPしたら、Yさんからコメントいただきました(*^^*)



基本的に繁忙期は、他社施工品の修理や手直し作業はお引き受けしていません。
アベ冷熱技研のお客様を最優先で動いていますので、「お引き受けできない」と言うのが本当のところです。
今回の様に、「全然急がない」とか、「手の空いた時にいつでもいい」という場合のみ、お引き受けしていますので、ご理解ください<(_ _)>

2018年8月9日木曜日

15年お使いの三菱霧ヶ峰が故障で新しい三菱霧ヶ峰へ取替工事

午後から一件完了後、夕方からエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2218-W 霧ヶ峰汎用機をお買い上げいただきました。


かなり前に、他のお部屋のエアコン工事をご依頼いただいたお客様で、「阿部さんに付けてもらったエアコンじゃないんやけど、風しか出んので見てもらえんですか?」とのご連絡をいただきました。

繁忙期は申し訳ないのですけど、他社施工品の修理はお受けしていません。
どうしてもと言う場合は、順番ですので二週間後にお伺いという事になります。
ですので、修理はメーカーにご依頼される方が早いのです...

「いいですよ。二週間先でも。阿部さんに一回見てもらいたいけん、扇風機で我慢しますけん。お願いしますわ。」

え?あ、はぃ。え?大丈夫なんですか?暑いのに... ちょっとそっち方面の現場が入ったら、帰りにでも寄ってみます。
という訳で、近くの現場の帰り遅くに点検へ。

おぉ、懐かしいモデルじゃないですか(*´艸`*)

電源を入れてみると、確かに風は出ますね。
でも冷えません。
室外機を見てみましょう。

カチっというリレー音の後、ファンが回り始めますが、コンプレッサー起動に至らずにファンが停止。
その繰り返しを延々と。
室外機の基板っぽいですけど、もしかするとコンプレッサーの不具合も考えられます。

2003年製ですから...

恐らく部品も無いでしょう。
修理できたとしても、十分元は取れてる年式ですから、それにお金を掛けるメリットはありませんね。

取替えをお奨めすると、「わたしもそのつもりやったんで、お願いしますわ。」と...
それなら最初に...(^_^;)
暑いですけど、エアコンが入荷するまでお時間くださいね。

既存機は、家電店さんに奨められるまま設置した10畳用でしたが、6畳のお部屋で夜間だけしか運転しないと言うことでしたので、6畳用のモデルにします。

工事的には簡単な工事なので、他の現場で早めに終われた時に連絡してお伺いすると言う事で、本日夕方からお伺いしてきました。

さくっと既存機を撤去して、新しいエアコンの背面板を設置。


室内機を掛けて、配管類を繋いでいきます。

屋内横引き部分のドレンホースは、結露しない様に断熱ソフトドレンで。

外部スリムダクトは南側で直射日光が当り、粉をふいていたので、この際に取替えます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機下には、泥ハネを抑えるためにブロックで嵩上げ。

すべての作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「あぁ、嬉しい。今晩から涼しいところで寝れます。今年は暑いけんねぇ、扇風機じゃ足りんかった。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

こだわり食材の店ドルチェ松山店さんでエアコン取替工事

午後から、いつもお声掛けいただく「ドルチェ松山店」さんからのご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。


三菱電機 MSZ-GV4018S-W 霧ヶ峰汎用機です。


既存機はパナソニック製のフィルター自動掃除機能付き。
このエアコン、今までに2度洗浄させていただいています。

実は今年3月にも洗浄させていただきましたが、その時に既に10年以上経過しているため、洗浄はお奨めしなかったのですが、「壊れてもいいのでやってみてください。」との事でお引き受けした経緯があります。

その時の記事はこちら↓
https://techabe.blogspot.com/2018/03/blog-post_29.html

このエアコン、お客様やオーナーさんのために設置されているのではありません。
メインは、この下にあるアイスクリームのショーケースの補助冷却のために使っています。

ショーケース自体も年代物で、熱交換率が悪く、猛暑日にはエアコンの補助冷却なしではアイスが溶けてしまうんです。

今回、そのエアコンが故障したとのご連絡。
「阿部さん、エアコン壊れちゃいました... 取替えお願いできますか?お忙しいと思うんですけど、アイスが溶けてしまうので、とりあえず阿部さんに来てもらうまで何かいい案はないですか?」との事で、レンタルのスポットクーラーをご提案させていただきましたが、オーナーさんが先にレンタル屋さんを探したそうですが、どうも被災地に出払っている様で在庫がなかったそうです。
こちらの方でも知り合いの方々に電話してみましたが、同じ様な結果で...

オーナーさんがなんとか1台、9日までなら貸してもらえるレンタル屋さんを見付けて、今日までしのいでいただきました。

ホント、エアコンが今日の午前中に入荷したのが幸いです(^_^;)

まずは既存機を撤去。


室内機を取付けて、配管類を接続していきます。


配管は店の裏の方へ回して、室外機へ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


すべての作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


「わぁ、凄い冷える!ありがとうございます!うちは阿部さん以外にお願いするとこないんで、早めにやってもらってホント助かりました。ありがとうございます!」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>

最後にアイスもいただきました(*^^*)
Yさん、ありがとうございました(*´∀`*)


アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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2018年8月6日月曜日

2方向吹出しタイプ天井カセット形ハウジングエアコン取替工事

幼なじみの同級生の依頼で、リビングに設置されている天カセハウジングエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MLZ-W5617AS 16畳用2方向吹出しタイプ天井カセット形ハウジングエアコンです。


既存機も同じ三菱電機製で、同型機です。

このエアコン、、、と言うか、この施工された業者さんが結構いい加減で、何度かガス漏れで修理に来てもらっていましたが、2年ほど前に阿部に声を掛けてもらって、漏れ箇所を特定して修理完了していました。

その時も「そろそろ寿命を迎える頃になるけん、予算取りしといた方がええよ。」と伝えていました。

先月中頃にまた連絡もらって、「実は、また効きが悪くなった様な気がして、自分でスプレー式の洗浄剤を掛けて掃除したんやけど、水漏れする様になってしまって...」と。
恐らくドレンポンプが詰まったんだろうと、点検にお伺い。


ドレンパンには並々とドレン水が溜まっていました...
ドレンポンプもヘドロが巻いています。


とりあえず取外して分解清掃。


少し気になったのは、出てきたドレン水にオイルの様なものが浮いていた事。
もしかすると、熱交換器からガス漏れを起こしている可能性も出てきました。


2005年製ですから、修理はお奨めできませんね。

とりあえずドレンポンプが動いたので修理完了で帰ったのですが、後日また水漏れ...(´;ω;`)
いろいろ考えて、取替えを奨めました。
今までにこのエアコンに修理代をかなり入れているので、これ以上はどう考えても気の毒です。
早速見積りをして提案、家族で相談してもらってご依頼いただきました<(_ _)>

という訳で、本日取替工事にお伺いしました。
室外機はこんなところにあります...

足場が悪いですが、電動アッパーくんが大活躍です。

もぅアベ冷熱技研の受ける現場は、「標準工事」なんか無いのか?って感じですね(^_^;)

降ろしたついでに、新しい室外機を乗せておきます。


室内側でも活躍の電動アッパーくん(^^)

えいやぁで持ち上げれない事もない重さなんですけど、もしもの場合を考えて安全重視で。

撤去完了。


既存冷媒配管は、できるなら取替えるつもりでいたんですけど...


こんな状態の天井裏で、配管は延々と奥へ延びた後、外壁面に沿って横引きされているため、入れ替えが不可能でした。

もうちょっと将来のことを考えて施工してほしいですね。

新しいフレアナットを取付けて、ドレン管も準備。
既存の吊りアングルはしっかりしているので、このまま流用します。


室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


真空引きしている間にパネルを取付けます。


室外機周りはこんな感じで完成。
架台とダクトは既存流用です。


すべての作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

水漏れしだしてから、ずっとエアコン使ってなかったそうで、汗だくで調理もしていた様です(^_^;)
「ホントありがとう。助かった。今日から安心して使える。」と、とても喜んでもらえました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。