2017年11月1日水曜日

14年お使いのボイラーが不完全燃焼でお湯が出ず取替工事

午前中、いつもお世話になっているお客様のご依頼で、ボイラーの取替工事にお伺いしてきました。

長府製作所製 IBF-4765DSN 水道直圧式給湯専用石油給湯器。


既存機も長府製でした。
こちらは、アベ冷熱技研施工品ではありません。

先週、不調のご連絡をいただいて、点検修理にお伺いしていました。

2003年製で14年ご使用。

即日復旧できないかいろいろ試しましたが、内部の劣化が進んでいて叶わず...
年式からも、取り替えをお奨めさせていただき、同じボイラー式でご依頼いただきました。

ただし、工事予定が詰まっているため、丸一日時間が取れず、一昨日の午後からと、本日の午前中で作業させていただきました。
「近くに温泉があるけんね。家族で行くけん、日程はかまんですよ。阿部さんの空いてる時にやっていただいたら。」というお言葉に甘えさせていただいての作業です。

まずは既存機を撤去。


この辺、鉄管使ってますね...


鉄管の内部は鉄管特有のコブができて、閉塞気味になっていました。

この鉄管は撤去して、ステンレス管に取替えます。

配管周りを削っていきます。

振動でビックリしたムカデやトカゲがたくさん飛び出てきました(^_^;)

掘り下げて行くと、塩ビ管とバルブが出てきます。
給湯用のステンレス管は流用しますが、給水側の配管は、塩ビ管のところからステンレス管へ取替えます。
もちろんバルブも新しいものに。


バタバタしてて途中の写真がありません...
一昨日の夕方は、ステンレスの配管を立ち上げるまでで時間切れ。

本日、新しいボイラーを持ってお伺いしました。
ボイラーを据えて配管を接続し、通水試験を行います。


水漏れ箇所が無い事を確認して、配管に保温材を巻き付け、削ったところを埋め戻しします。

防水コンセントも割れていたので、新しいものに取り替えています。

こんな感じで完成です。


リモコンも取替えて、試運転。
異常がない事を確認して、お引渡しです。

「結構大掛かりで大変でしたね。お手間取らせてすみません。これで風呂の心配せんでようなります。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研では、石油機器技術管理士・給水装置工事主任技術者が点検・整備・工事を行います。
お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

2017年10月31日火曜日

バイクパーツ屋さんで天カセパッケージエアコン現地分解洗浄作業

今日は午後から、バイクカスタムパーツの「ワンズアンドエム」さんに、エアコン洗浄にお伺いしていました。


オーナーのKさんは以前からのFB友さんで、以前ご自宅のエアコンも分解洗浄をご依頼いただきました。
今回は店舗に設置されている、天井カセット形パッケージエアコンの洗浄のご依頼です。

三菱電機製 PLZ-RP80AA 天井カセット形4方向吹出しタイプ

かなり古いタイプのエアコンで、三菱電機製です。
室内機の品番で調べてみると、2004年に生産終了しています。
え?と言うことは、13年以上は経過しているという事ですね(^_^;)

中を覗いて見ると、結構熱交換器が目詰まりしています。

エアコンの効きが悪いとの事での洗浄ご依頼です。
洗浄すれば風量は上がるので、効きは良くなるかも知れませんが、既に生産終了品です。
もしもの時には、部品が無ければ修理が不可能です。
その場合は一切の保証はない事をご理解いただいて、お引き受けしました。

では分解を始めます。

パネルを外して、基板を外して、ドレンパンを外して... どんどん解体していきます。

基板やファンモーター、ドレンポンプなどの電気系統は、すべて取り外します。


天井には、ボディと熱交換器だけになりました。


洗浄液が飛び散らない様に、しっかりと養生して洗浄に掛かります。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでゆっくりと丁寧に洗います。

「1時間半から2時間程度で完了します」とか言われる業者さんとは違います。
何時間掛かっても、しっかり汚れが落ちるまであきらめません(*^^*)

熱交換器↓

※少し斑点が見えますが、これはホコリではなく、長年使い込んでアルミフィンに焼き付いている斑点です。これはこすっても落ちません。

ドレンパン↓


ファン↓


まぁあれだけ汚れてましたから、廃液も凄い色です(^_^;)


洗浄が完了すると、ある程度水切りをして、再度組立てに掛かります。


作業が完了すると試運転。
室内でも15℃という気温なので、暖房運転に入れました。


あとは、異常がない事を確認してお引き渡しです。


オーナーのKさんが、作業中の写真をFBでシェアしてくれました(*^^*)

Kさん、ありがとうございました(*´ω`*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2017年10月29日日曜日

マイホームフェスタ2017へ行ってきました

この土日、台風接近で雨模様。
現場作業の延期もあって、今日はお休みしました。

まぁ休みだからといって、ぼぉ~っとしてる性格じゃないんで、FB友さんからも招待状いただいていました「マイホームフェスタ2017」に行ってきました。

毎年、アイテム愛媛で開催されている、県内の住宅メーカーさんや建設業関係の方々が開催するイベントです。

昨年は行けなかったんですが、2年ぶりに最新住宅情報を仕入れに(*^^*)
アベ冷熱技研は、基本空調屋ですが、建物の構造や壁内に使用されている部材を知っておく事は、とても大切な事です。


会場には、子供たちも遊べる場所があったり、飲食コーナーもあり、ほぼ一日楽しめます。


会場に着いて最初に行ったのが、FB友でもある「自然派住宅専門店ワンズスタイル」代表の神野和彦さんが企画した、「木のリノベーション スペシャルセミナー」。


いや実はですね、軽い気持ちで席に座って聞き始めたんです(^_^;)


あら、この方、結構テレビとかに出演されてて、結構有名人っぽいですよ・ω・


マンションを主体にリノベーションをされているそうで、最近流行りのお洒落なリノベーションの危険性や、悪質業者の実態などを、写真事例を交えて講義いただきました。

コンクリートの天井や壁面をわざと見せるスケルトン仕様のお部屋。
見た目はいいけど、断熱されていないから結露しまくりで、カビだらけ、水分を大量に含んでコンクリート壁の崩落、エアコン落下など、、、見た目重視で望むとかならず失敗するという、阿部にとっては何ともワクワクする事例がいっぱいでした(^^)

「いい仕事をすればするほど儲からない。そんな業界が無資格、無知識な悪質業者を産んでいる。」その言葉が、阿部にはぐっと身に沁みます。
誰のため?もちろんお客様のため。損をしてほしくない。失敗をして欲しくない。
そんな思いから、「信頼されるためにはどうしたらいいか?有名になればいいじゃない!」という気持ちから、メディア(フジテレビ:にじいろジーン等)に出演される様になったそうです。
有名人のいう事しか聞かないこの世間もどうかと思いますが、こういう一直線な人、大好きです(*^^*)

株式会社サンビック」代表 友政伸也さん。

ここで詳しくは書きません。サンビックさんのホームページをご覧ください。
リフォーム・リノベーションの業界にも、こんなすばらしい取り組みをされている業者さんがいるんだと感激しました。
何百万・何千万と掛けるリフォームを、どの業者に依頼するかはお客様次第です。
良質な業者は10%ほどしかいないこの業界で、本当にいい業者を見付けれるかもお客様次第です。
そういう見分け方を学ぶには、とてもいいセミナーだったと思います。
あ、松山では「ワンズスタイル」さんがお薦めですね(*^^*)

そのワンズスタイルさんも、大きなブースを展開していました。


愛媛の南予方面では、「オンリーワンハウス昭和建設」代表 氏間貴則さんとこですね。
氏間さんは神野さんと伴に、かなり以前から自然派住宅に取り組んでいる先駆者です。


他にもいろいろ周りました。
愛媛CATVもブースを出していたので寄ってみましたが、かなり盛況でぜんぜん声も掛けることもできず(^_^;)


最後に寄ったのがコチラ。
松前町にある、「新興工機株式会社」さん。

以前からのFB友でもある、Iさんからお誘いのチラシをいただいたので、是非立ち寄ってみたかたブースです。
Iさんは「僕、写真ダメなんですよぉ~」ということで、殺風景な感じの画になってますが、この周りにも結構興味を持たれたお客様が展示品をご覧になっています。

一番興味があったこの商品。
以前から、「阿部さん、うちの事務所に事実物設置してるんで、見に来てください。」ってIさんにお誘いいただいていたんですが、もぉずっとバタバタで今日まで拝見できていなかった商品。
「ステラシステム」です。

これ空調システムです。
写真右側のパイプを組合せたパネルの中に不凍液が流れていて、その不凍液を左のヒートポンプで冷やしたり温めたりして、冷房・暖房を行うシステムです。

いわゆるオイルヒーターっぽい感じで、パネルから発せられる輻射熱を利用します。


エアコンで言う、熱交換器をむき出しにして部屋の中に立ててある感覚です。


ただしこのステラシステム、他のメーカーとは違い、パイプ素材がポリプロピレンという樹脂でできています。

他メーカーでは金属製が多い中、樹脂製を使うメリットは、腐食しない・手で触っても強烈な熱さを感じない・リサイクルが容易などがあります。
今回、広い会場で体感する事はできませんでしたが、新興工機さんの応接室に設置されているそうで、夏場はエアコン無しでかなりひんやりと爽快感が味わえたそうです。

このシステムの最大のメリットは、「無風」。
そう、自然循環なので、風がありません。
エアコンの風が嫌いなご高齢者さんや、風が当たると困る細かな作業をされるお部屋などに最適です。
近いうちに、老人ホームへの納入も決まっているそうですよ。
空調屋の阿部としては、これも目が離せない商品ですね(*^^*)

他のブースもいろいろ拝見させていただきました。
お久しぶりのFB友さんたちや、取引業者の方々ともお会い出来て良かったです。
今日もいい勉強させていただきました(^^)

2017年10月25日水曜日

以前D社にエアコンクリーニングしてもらったエアコンの分解洗浄作業

エアコン分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

シャープ AY-W22SE-W(2008年製) 子供部屋でご使用です。

先週の続きで、こちらのお宅で2台目です。
1週間ごとに1台ずつお預かりして、合計3台洗浄します。

このお部屋のエアコンは、以前D社に「エアコンクリーニング」をしてもらったそうです。
分解してみると、こんな感じになっていました。
室内機を取付けたまま洗うと、こんな風になるの典型的な状態ですね。

分解せずに洗うと、熱交換器の奥側、吹出口の奥側に洗浄液が届かないため、奥の方にはカビが残ってしまう訳です。
これが「洗ってもらったのに、臭いが取れてない」原因になります。
なので、アベ冷熱技研は徹底的に分解して丸洗いをします。

お預かりした室内機は、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


やっぱりこのお部屋もここが気になるので...


こんな感じに仕上げさせていただきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「あぁ、やっぱり付けたままではキレイにならないんですねぇ。これで気持ちよく使えます。」と、とてもお喜びいただきました(*^^*)

そして、帰りに次回の分をお預かりしました。
また来週再取付けにお伺いさせていただきます。


アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研