2017年6月13日火曜日

昨年他社でエアコンクリーニングしたのに生乾きの雑巾みたいな臭いがする?

お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

ダイキン F80PTAXP-W(2013年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。


今回の設置場所は、マンション1階のテナント事務所。
同じお部屋に同じタイプのエアコンが2台設置されていて、「あれ?きれいじゃないですか。なんで洗浄されるんですか?」とお聞きしたところ、昨年2台とも某量販店でエアコンクリーニングをしてもらったそうです。

「それがね、今年付けてみたら臭いんですよ... なんとも言えない、なんていうか生乾きの雑巾?ムレた靴下の臭い?なにせ臭いんでアベさんにお願いしました。」...(^_^;)

こういうご依頼、結構多いんです。
取付けたまま洗うと、どうしても薬品が回らない部分が出てきて、見た目はキレイだけど臭いが取れていない。
臭いの原因はいろいろありますが、カビ臭であれば分解して丸洗いすれば完全に取り除けます。

という訳で、今回は2台のうち、1台を試験的?に洗浄してみたいとのご依頼で、1台のみ取外してお預かりします。

これがまた作業性の悪いところで...(T_T)

体を横向きにしないと通れない場所に配管が立ち上がっています...

室外機はどこにあるんだ?と思ったら、マンション裏の屋根上(_ _;)

「室外機があんなとこにあるから、エアコンが臭いんじゃないん?」と質問されましたが、まったく関係ありません(^_^;)

はぃ、さくっと取外して室内機をお預かりします。

持ち帰った室内機を分解していきます。
ダイキンのこの機種。吹出口の後ろ側にも、吸込口があるんです。


「サーキュレーション気流」とかカタログに書いてますが、下部の吸込口から上に向いて流れ込んだ気流は、上部のフィルター手前のスリットから流れ込む仕組みみたいです。


奥にも吸込用のファンがあるのかと思ったら、ただの空洞です(^_^;)

ホコリがびっしり付いているので、機能はしているんだろうと思われます。
この部分は他メーカーと違う部分ですね。
洗浄の際はここも洗わないといけませんが、ホコリの付き具合から、前回は洗ってない感じです。

あと、各メーカーに言えることなんですが、コンパクトなボディで省エネ性を上げるという矛盾した課題を克服するため、能力の大きな機種は熱交換器の厚みが異様に厚くなってきています。

このタイプなんかは通常の熱交換器の倍ほどの厚みがあります。

これだけ分厚いと、どんな高圧洗浄機を使っても、前面からの洗浄では裏側までキレイになりません。
裏側には所々カビが残っていました。

臭いの原因はこれです。
ここは分解して、裏側から洗わないと取れない部分ですね。

だからアベ冷熱技研は、完全分解洗浄をお奨めしています。
電気系統を取り除いて完全分解するので、裏も表も丸洗いができます。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄後、乾かして組み立てる訳ですが、組立時に配管折れを見付けました。

施工時に急激に曲げると、銅管は潰れてしまいます。
潰れてしまうと、ガスの通りが悪くなって効きが悪くなります。
この配管、ペンチで摘んで膨らませた跡が付いているので、最初に施工した業者さんが折れたのに気付いて修正したものですね。

これ、このままだと再取付け時に同じところを曲げないといけないので、完璧にトドメを刺してしまいます。
ここはきちんと治しておきましょう。

悪いところをカットして。


溶接してキレイな銅管に取替えました(^^)v

こういう不具合の修正も、外してみないとできないところですね。

では、取付けにお伺いします。


またあの狭いところで、配管を接続していきます。


配管接続が完了すると、電動真空ポンプを使用して配管内部を真空乾燥します。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「どう?臭いなくなった?あらホントよ。臭わなくなった。」と、事務所にいらっしゃった方々全員が、鼻を大きく膨らませて臭いをかいでいらっしゃいました(^_^;)

臭いがなくなったのが信じられない様子で、設定温度を変えてみたり、風量を変えてみたり、いろいろされていましたが、とりあえずご納得いただきましたf(^_^;)

「これで臭いが出るんやったら、エアコン変えんとイカンね。次は霧ヶ峰?」とかお話されていましたが、いやぁまだ4年ですよ...ダイキンと言えども、もう少し使ってあげてくださいね。

もう1台の方は、今回のエアコンの様子を見て(臭いが出ないか)、洗浄するか見送るか決められるそうです(^_^;)
とりあえずは喜んでいただけたので良しとしますか(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2017年6月11日日曜日

WEB集客事例としてかなり濃い目にご紹介いただきました(*´ω`*)

ご報告が遅くなりましたが、5月22日に「WEB集客で思うこと-愛媛県松山市千舟町の事務所より」というブログで、アベ冷熱技研の取組みをご紹介いただきました。

クリックで記事がご覧いただけます↓



どうですか。かなり濃いく掘り下げてご紹介いただきました(*´ω`*)
アベ冷熱技研の取組みを、研究していただいた事に感謝感謝です<(_ _)>
このブログ、仕事でWEBサイトを運営している人にはかなり勉強になるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

このブログを運営しているのは、この愛媛松山でアフィリエイターとして独立し、SNS集客・SNS実店舗集客の情報発信から、この前は東京で300人以上のセミナーで講師として登壇までしている、その道ではかなりヤリ手のmax2000さん。

まだリアルにお会いしたことはないんですけどね(^_^;)
FBで繋がっています。
たしか、アベ冷熱技研のお客様のお友達で、その活動に興味を持った阿部が友達リクエストして繋がっていただきました。

もっとちゃんとご紹介できればいいんですけど、まぁmax2000さんのFBとブログを見ていただく方がわかりやすいかと...・ω・
すみません文章ヘタクソで。
max2000さん、ありがとうございました(・∀・)

2017年6月10日土曜日

エアコン移設&取替え&室外機位置替え壁面置き工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン移設工事にお伺いしてきました。

以前、仕事場に設置させていただいた三菱霧ヶ峰を、ご自宅の寝室へ持って行って、既存のエアコンと取替えて欲しいとのご希望です。


既存機は松下電器産業製の1997年モデル。20年選手ですよ(・∀・)


内部はかなりカビだらけになってますが、まだ元気に動いていました。


配管経路はこんな感じ。

クローゼットを立ち下がって...

こんなところに室外機が...(T_T)


すごいですねぇ。吊りボルト直吊り。
この機種しかこのスペースには収まりませんね。


とりあえず撤去します。
室外機の後ろもスゴイ事になってましたね。かなり効率が悪かったハズ。


ここに移設で持ってきた室外機は収まりません。


室内機も撤去。この穴の高さが...


持ってきた室内機の高さに、穴の位置が合いませんね。


全然問題ありません。穴を開け直します(^_^;)


位置決めをして、背面板を取付けます。


既存配管は流用します。隠蔽配管と同じ要領ですね。


室外機の位置はここへ。

メーターボックスの左側は低すぎて頭をぶつけてしまうので、この位置まで移動。

スリムダクトを使って化粧仕上げ。いろんな凹凸や障害物がありますが、いろいろと小細工をして何事もなかった様に(^^)v


室外機を乗せて配管接続が完了すると、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

小細工やっててかなり時間が掛かりました(^_^;)
これで今年の夏は快適にお過ごしいただけますね(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2017年6月9日金曜日

13年ご使用の水漏れするエアコンの点検から新品へ取替工事

いつもお世話になっている、種苗農場さんの店舗に設置されているエアコンの、取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 MSZ-GV2516-W 霧ヶ峰汎用機をお買い上げいただきました。


先週、既存機が水漏れするとの事で、点検にお伺いしていました。

ポタポタと水漏れするので、発泡スチロールで受けています。

拝見すると、吹出口付近が濡れています。

一度、別の電気屋さんが見に来られた様ですが、「自分は分解できないんで、中までは点検できないんです。」と、ドレンホースの詰まりだけ取り除いてくれたそうです。
ホース内にはアリが入り込んで、詰まっていた様ですが、しばらくしてまた水漏れが始まったそうです。

バラしてみますね。


前面のドレンパンに水が溜まって溢れている様な感じではありません。
キレイに流れていますよ。


背面にもドレンパンがあるので、水を流してみます。

特に問題なく、キレイに流れていきます。

では水漏れの原因は何でしょうか。
実は、熱交換器が土ホコリで目詰まりしていて、水滴が流れ落ちずにァンの方へ吸い込まれて、水漏れの原因になっていました。

分解して洗浄すれば治りますが、既に13年経過しています。
費用を掛けて洗浄しても、何年?何ヶ月?持つか判りません。
腐食も進んでいたので、取替えをお奨めさせていただき、ご依頼いただきました。

この建物、一切断熱材が入っていません。


それにかなり広い上に、お客様が入店しやすい様に、入口の扉は開放...(^_^;)

そこに2.2kwの6畳用エアコンが付いていた訳です...
まぁ効く訳がありません。

いろいろお話させていただきましたが、なにせ急で予算がないとの事。
「レジ前のお客様に冷風が当たればいい」(^_^;)というご希望でしたので、とりあえず2.2kwからワンランクだけ能力を上げて、2.5kwの8畳用を取付ける事になりました。

まずは既存機を撤去。

で、ここに再取付けはしません。

少し穴の位置を下げるため、開け直します。


今回取付ける場所はここ。
位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


電源コンセントも位置を変更。


配管接続が完了すると、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


外周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


室内機周りはこんな感じ。

レジの横から冷風が来るので、以前よりは涼しくお会計ができる様になりました。
いわゆる、スポットクーラーみたいな感じですね。
本来の使い方じゃありませんが...(^_^;)
予算ができたら業務用の大型エアコンをお願いします<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。