2015年9月29日火曜日

農業用倉庫で電気容量増設工事

以前、農業用倉庫で電気工事をご依頼いただいたお客様から、「新しい乾燥機を買ったんで、コンセントの増設をしてほしい。」とご依頼いただき、お伺いしてきました。

既存のブレーカー設備。主幹は30A。

電灯用の100Vと、乾燥機200V、籾スリ機200Vの3回路。

ブロック塀を隔てた母屋の方から電源を取っています。


で、今回新しく導入される乾燥機。(左奥)

手前の乾燥機の買い替えではなく、もう一台増やす形です。

現在まで、主幹30Aでギリギリの状態で使用されていましたから、既存設備のままコンセントを増やすのは無理です。
ということで、母屋からの分岐をカットして、新たに電柱から引込みを入れる形でご提案させていただき、ご依頼いただきました。

四国電力へ申請を行い、許可が出たので内部作業に掛かります。
既存ブレーカーを撤去し、一次側ケーブルを許容電流の大きなものにします。


引込点まで延長していきます。


引込側の接続は後日になるため、とりあえず一次側は既存の母屋からのケーブルに接続しておきます。


増設コンセントを設置。


竣工検査後、四国電力で電力量計(スマートメーター)を受け取り、接続しておきます。


後は、この引込点へ引込班が接続してくれれば完了です。

ここまでが連休前の作業でした。

本日、引込みが入ったので、一次側の切替工事にお伺い。


分電盤のところで、一次側ケーブルの繋ぎ替えを行います。。


増設コンセントの電圧を確認。


異常がない事を確認して、お引き渡しです。

主幹ブレーカーは60Aになりました。
これでブレーカーが落ちる心配をしながら農作業をすることもなくなりますね。

アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事や修理・点検もお気軽にご相談ください。

2015年9月26日土曜日

賃貸マンションで三菱霧ヶ峰GVタイプ取替工事

賃貸マンションの管理をされている不動産業者様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV225-W 霧ヶ峰汎用機です。


既存機は・・・

三洋電機製、それもワイヤード、、、20年以上は経過していますね。。。
動いてはいますが、効きが悪いのと音が大きいそうです。

今回、「ベランダ置きです。」との事でしたので、下見なしでお電話だけで現状をお聞きしてお伺いしたのですが・・・

吊ってますけど?

それも錆まくっている吊りボルトで。。。(T_T)

「ベランダ置きですよね?」と管理会社様へ連絡。
すぐに飛んで来られまして(^_^;)、これを撤去してベランダ置きで構わないとの事で作業に掛かります。

既存室外機を撤去。
30Kg超えてますよ。。。これが一番大変な作業でした。


室内機も撤去。

クロスは後で貼り替えるそうです。

できるだけクロスが恥かかない様に、位置決めをして背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して配管内部を真空乾燥します。

ベランダ置きと言うより、1階なので地上置きですね。

外周りは、こんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

上部のクロスは剥げてるのが丸見え状態ですが、下や横から見ると何事もなかった様に付いています(^_^;)
入居者様には、「上等よ。キレイに付けてもらって、ありがとう。よぉ冷える様になりました。」と、大変お喜びいただきました。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2015年9月24日木曜日

光ケーブル用保護配管敷設工事

某テナントビルで、光ケーブルを保護するための配管工事にお伺いしてきました。

某大手通信会社の光ケーブル工事は、配管がないと施工しないそうです。
配管というのは、ケーブルを保護するパイプです。
通常、電話用の配管があるハズなんですが、テナントビルなどの場合、間取りが変わったり、大きなスペースを区切ってしまっていたりするため、配管が入っていない場合があります。

この配管を、ビルのパイプシャフト内にある集合計器盤から、ご依頼のテナントまで導入する工事です。

ここからご依頼のテナントスペースまで、配管長で約30m。。。

点検口がある場所はいいんですが・・・


点検口がないところは、ダウンライトから腕だけ突っ込んで作業です。。。

かなりいろんなケーブルや配管が通っているのと、目視できず手探りなので時間が掛かります。。。

仕切り部分は、配管が通る程度に開口して通していきます。


やっと電話の近くまで来ました。
既存の開口部を利用します。


なんとか通りました。

ケーブル通すなら訳ないですが、PF16は厳しいです。

埋込ボックスが設置できないので、露出ボックスにノズルプレートで完了。


パイプシャフト側へ戻り、配管を弱電ボックスへ導いて作業完了です。

簡単に書いてますが、3時間ほど掛かっています(´・ω・`)

あとは、光ケーブル施工者さんに施工していただいて、光サービスがご使用いただける様になります。
愛媛CATVのネットサービスとか、STNetのピカラサービスなら、配管なくても施工できるんですけどねぇ。。。

2015年9月23日水曜日

歯科クリニック様で三菱電機ZRタイプ天カセツイン+天カセシングル取替工事

シルバーウィーク中ですが、昨日・本日の2日間掛けて、歯科クリニック様の診療室と待合室に設置されている業務用エアコンの取替工事にお伺いしてきました。

【診療室】三菱電機製 PMZX-ZRMP112FFH ZRタイプ天カセ1方向同時ツインパッケージエアコン


【待合室】三菱電機製 PLZ-ZRMP63EFH ZRタイプ天カセ4方向パッケージエアコン


既存機はダイキン製でした。


14年程度使われています。


ダイキンのSuperInverter70と言えば、当時は省エネ上位機種でした。


特に故障しているとか不具合があるとかではありません。
院長先生に「そろそろ古いので取替えを考えてるんですが、どの位掛かるものですかね?」とご相談いただいたのが、7月初め頃。

当初、価格を抑えるためにムーブアイ無しのERタイプでお見積りさせていただいていましたが、「ムーブアイ搭載のZRタイプだとどうなりますか?」と再度ご相談いただき、御見積書と、どのくらい電気代が削減できるか「省エネ提案書」と一緒に提出させていただきました。

既存機をZRタイプに取替えると、年間38,679円、月間3,223円の削減ができます。
仕入先にも頑張っていただき、ERタイプとZRタイプの価格差をできるだけ抑えることで、ムーブアイ搭載ZRタイプでご依頼いただきました。

工事の日程ですが、さすがに一日でやるのは難しいので、病院がお休みの連休を狙って施工させていただく様になりました。

既存機を撤去していきます。

フロンガスは一旦室外機内へポンプダウンし、持ち帰って回収作業を行います。

室内機も撤去。

あれ?天井から吊っているのかと思ったら、特注アングルで壁面から吊っていますね。。。

既存配管は流用しますが、サイズが3分5分なので、異径ユニオンを使って2分4分へ落として延長。


既存機と新設機では、吊りボルトピッチが違うため、穴あきLアングルを使って吊りボルト位置を調整します。


新しい室内機を吊り込みます。

外す時もそうだったんですが、足元には診療台があるのでリフトが使えず、人力で30kg前後の室内機を上げ下ろし。。。
結構大変でした。

配管類を接続して、パネルを取付けていきます。


診療室のツイン(室内機×2台)が終わると、待合室のシングル(室外機×1台)に掛かります。
ここで問題が・・・

外すと梁が出てきました。
これ、下見の時に確認していませんでした。
マズイ事になります。。。

ここはリフトが使えるので、新しい室内機をリフトを使って吊り込み。


配管類を接続して、パネルを取付けるとこんな感じに。。。

最近のエアコンは省エネ効率を上げるために、熱交換器が大きくなっています。
その分、埋め込み深さが深くなっているので、既存機では梁にピッタリ付ければ行けたんですが、新設機では梁にピッタリ付けても、この様になってしまいます。
とりあえずこれで使っていただいて、休み明けに早急にスペースパネルを手配いたします。

室外機も設置し配管接続が完了すると、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


スリムZR。 業務用エアコンも上位機種は新冷媒R32に変わってきましたね。
環境の事を考えると、当然の流れです。


作業が完了すると試運転を行います。


異常がない事を確認して、「とりあえず」お引き渡しです。


持ち帰った室外機から、フロンガスを回収します。

この回収作業、回収量にもよりますが、1時間程度の作業時間が掛かります。
ポンプダウンできる場合は、こちらの方が現場作業が捗りますね。

さて、休みが明けたらスペースパネルを手配しないと。。。


【 2015年10月1日追記 】

スペースパネルはすぐ入荷しましたが、ご都合が良いのが本日でしたので、取付けにお伺いさせていただきました。

発泡スチロール製の枠です。

こんな感じで完成です。

4cmほど下がりますが、あまり違和感はないと思います。

三菱電機スリムZR 人感ムーブアイ360搭載のフラッグシップモデル。

快適性と省エネ性を両立して、今後の電気代削減が楽しみですね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。