2025年12月16日火曜日

空配管無し。1階から2階までオール隠蔽の有線LAN配線工事

初めてのお客様のご依頼で、有線LAN配線工事にお伺いしてきました。

有線LAN配線工事のご依頼はちょくちょくいただきます。
無線LANでWi-Fi接続されているお宅がほとんどだと思いますが、電波状況によって速度が出ないとか、ネットゲームをする際に時々フリーズするなどで有線LAN化を検討されます。
今回のお客様も同様で、アベ冷熱技研のBlogで見つけていただいてのご依頼です。

建物はもともとは古いそうですが、リフォームされていて内装はきれいにされているので、露出配線ではなく隠蔽配線での施工をご希望です。
最近の建物は各部屋に空配管が入っていたりしますが、建物が古いのでそんなものはありません。

1階リビングにONUとルーターがあります。

LANケーブルを通したいのは、リビングから遠く離れた2階のお部屋です。

コンセント上には出窓があるので、隠蔽で通すにはなかなか難しい場所です。

では作業に掛かります。
1階から立ち上げていきますが、ご希望のコンセントのところからでは立ち上げが作業できないので、近くのスイッチボックスから壁内を立ち上げていきます。

ユニットバスの点検口を使って、天井裏から引っ張ろうと思っていましたが...

手前と奥の梁が邪魔して、リビングから立ち上げた呼び線がまったく見えません。
いきなり行き詰まりました...

どうにかならないかと1階と2階の各部屋を調査していると、2階に天井裏を利用した収納を発見。
扉の奥に点検口があって、リビングの天井裏が見えました。

ここから楽々ケーブルを手繰り寄せて、ユニットバス点検口の方へ送ります。
この点検口無ければどうなっていたことか。

点検口は1階の廊下にもあります。
ここを経由して2階コンセントへ立ち上げられるかどうか。

2階コンセントを外して、壁内に糸を降ろしていきます。

1階廊下の点検口から何度か挑戦して、なんとか手繰り寄せました。

糸にLANケーブルを繋いで...

2階コンセントのところまでケーブルが通りました。

LANモジュラを取付けて。

2階コンセント脇にLANモジュラをセットしました。

さて、リビングのところが難しいです。

スイッチのところからコンセントの間の壁内には間柱があるので、ケーブルを通すのはなかなかの難易度です。

何度か挑戦してケーブルが通りました。
LANモジュラに繋ぎます。

電話モジュラは必要ないので、LANモジュラと入れ替えました。

LANケーブルに断線がないかチェックします。

異常がないことを確認して工事完了です。


ちなみに今回、Cat6Aケーブルで配線しましたが、これはお客様支給品です。
アベ冷熱技研は、現時点ではCat6ケーブルを使用しているため、Cat6Aをご希望される場合は支給していただく形になりますのでご了承ください。

すべてご希望通りに仕上げられる事ができて、やり甲斐がありました。

「大変な作業でキレイに仕上げていただいて、ありがとうございました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

この様なLAN配線工事も、お気軽にご相談ください。

2025年12月13日土曜日

エアコンから黒いものが飛んでくるので取外し分解洗浄

エアコンを何台も購入してもらっている友人からエアコン分解洗浄の依頼があり、本日洗浄が完了したので再取付けに行ってきました。

三菱電機 MSZ-AXV563S-W(2013年製)スタンダードタイプです。
基本、10年以上経過しているエアコンの分解洗浄はお奨めしていません。
部品の製造が終了していて、もし破損した場合に修理できないので補償ができないためです。
「補償なんかいらないよ。壊れたら買い替える。」というお客様のみお引き受けいたします。

友人曰く、「エアコン運転したら黒いものが飛んでくる」と言うことで、分解洗浄の依頼を受けました。
吹出口から覗いて見ると、ファンにびっしりとホコリとカビが...
暖房運転の時期に入って、乾燥した塊が飛んでくる様です。

取外してお預かりします。
一応、ファンヒーターがあるので、寒さはしのげる様です。

預かった室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると取付けに。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機の周りはワンちゃんが走り回るので、室外機の熱交換器には毛がびっしり...
ついでなので除去しておきました。
熱交換器が詰まっていると、エアコンの効きが悪くなるだけでなく、電気代も掛かるし、機器の寿命も短くなってしまいます。

取付けが終わると試運転を行い、異常がないことを確認して完了です。

「年末の忙しい時期にすまんなぁ。これでまたしばらく使えるわぃ。次は買い替えやね。また頼むけん。」と、夫婦で喜んでもらえました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2025年12月12日金曜日

2025年今年最後の冷凍空調設備工業会理事会&忘年会に参加

おかげさまで毎日バタバタと走り回っております。
年末まで予定はびっしり、年明け1月もほぼ予定が埋まっています。

そんな中、夕方から愛媛県冷凍空調設備工業会の理事会へ参加してきました。
ひと仕事終えて、社用車を飛ばして作業服で参加です。
理事会では、先週松山工業高校で開催した匠の技教室の報告と、来期の部会の予算についてお伝えしました。

匠の技教室では工具や銅管を使うので、べらぼうに高騰している銅ベースを念頭に予算を上げていただく様にお願いしました。
理事会後は理事と招待者をお迎えして忘年会。
写真はこれ一枚しか撮っていません。

阿部は作業着のまま社用車で駆けつけたので、今晩はアルコール無しで。
いいんです。飲まなくても飲んでる人のペースに合わせれる人間なもので。

今夜も濃い話が飛び交いました。
理事を受けなければ繋がらなかったであろう横の繋がりも、濃いくて強いものになりました。
組合活動にメリットを見出だせないと言う人達がいますが、阿部自身も若い頃はそう思ってました。
今となってはズッポリ組合に入れ込んでいますが、これまでの活動や経験は全て阿部の血肉になっています。
人のお世話って大変なんですけど、それをメリットとできるのは自分自身。
考え方で人生は変えられると思ってます。

さて、明日からも頑張りますよ!

2025年12月11日木曜日

事前調査はしたけど思った以上に難航したエアコン取付工事

十何年ぶりかにお会いした建築屋さんのご依頼で、リフォーム中のマンションのお部屋へエアコン新設工事にお伺いしてきました。
エアコン機器はお客様支給品です。

実は別の現場の現地調査にお伺いした際に、「もうひとつマンションの現場があるんですけど、年内にお願いできませんか?」とご依頼いただきまして、マンションなら穴もあるしベランダ置きならいいですよとお引き受けしたのが事の始まりでした...

配管穴は建築屋さんがコア抜きしてくれています。

「室外機も外に出しておきました」とご連絡いただいていましたが...

事前調査はしていましたけど、ここはベランダと言えるのか?

しかし、よくここに43kgの室外機を降ろせましたね。
リフォーム前にもここに室外機があった様です。
でも近くに排水口など無いんですけど、まさかこの高さからドレン水を垂れ流しにしていたんでしょうか?

向こうの方に雨水管が見えます。あれに繋ぐしかありませんね。

ずっと中腰で、ドレン管を留めるためのビス穴を開けていきます。

塩ビ管を使って、勾配を取りながら雨水管へ接続しました。
この後、配管ダクトを取付けたり、室外機を置く架台を取付けたりと、狭い上に部屋からの出入りがとてもやりにくくて、外周りの下準備をするだけで午前中の時間が終わりました。

午後から雨の予報なので、昼休憩もそこそこにエアコン取付けに掛かります。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管はサッシの色に合わせて、ブラック色のスリムダクトで化粧仕上げ。

架台に室外機を乗せて配管を接続。
電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ここでポツポツと雨が降り出しました。

ドレンはこんな感じで室外機下で接続しています。
ホント狭くて寝転がりながらの作業です。

室外機周りは、こんな感じで完成。
片付けが終わる頃には雨がしっかりと降り出しました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「お。いい感じに仕上がりましたね。」と建築屋さんは喜んでおられました。
阿部は変な体勢でずっと作業していたので、体のあちこちが痛くて大変でした...
次こういうのがあればお断りさせていただきますね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。