2025年11月14日金曜日

8年お使いのダイキンスタンダードエアコンの分解洗浄作業

お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

ダイキン F22UTES-W(2017年製)スタンダードタイプです。

8年前にお客様支給で取付工事をさせていただいたエアコンです。

中を覗いてみると、8年分の汚れがびっしりと。

では、室内機を取外してお預かりします。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

取付けが終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

「キレイにしていただいて、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2025年11月12日水曜日

新築住宅2階へ他社取外しの中古エアコン取付工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

エアコン機器は、以前住まわれていたところで使っていたものを、引越し業者さんに取外してもらったものです。

室内機を確認すると、配管の断熱材が無理矢理な感じで剥がされていました。
何がしたかったのかよく解りませんが、ちょっと酷くないですか?

配管が結露しない様にきちんと補修しておきます。
余計な手間なのでホントやめてほしいです。

取付けるお部屋は2階寝室。

外から見上げるとこんな感じです。
確認せず右後方で配管穴を開けると、電気の一次側ケーブルを切断しそうですね。
配管穴は左後方で真っ直ぐ下へ配管を降ろすイメージで進めます。

まずは位置決めをして、配管穴を開けていきます。
新築なのでアスベスト対策は必要ありません。

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

配管穴に合わせて背面板を設置。

いつもなら室内機を掛けて配管を接続しますが、この東芝の機種は毎回配管を繋いでから室内機を掛けます。
室内機重量14kg近くあるのに、室内機裏の部材がヤワなのです。
詰め物をして壁に掛けると、裏のドレンパンが破損しそうなくらい頼りない構造のため、阿部的にはあまりやりたくない工法で施工するしかありません。
お客様の持ち物を壊す訳にはいきませんから。

室内機が掛かりました。
配管を押し込みながら、14kgの室内機をバンザイの体勢で脚立に上って掛けるのは、なかかな神経を使います。

外周りに掛かります。

外部配管は外壁に合わせて、ブラック色のスリムダクトで化粧仕上げ。

室外機もこんな事になっていました。
お金をいただいて仕事しているプロであれば、もう少しポリシーを持ってお客様の大切な持ち物を扱うべきだと思いますが。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

これでこのお部屋も快適にご使用いただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年11月10日月曜日

大洲のファッションホテルへエアコン移設と取替工事

今日は朝一番に高速道路を走って、大洲市までエアコン工事に行ってきました。
基本、エリア外の工事は受付けていませんが、こちらのお客様は特別ですのでご了承ください。

今回のご依頼は、大洲市内の事務所として使っていた建物に残っているエアコンを外して移設してほしいとのご依頼です。
このエアコン、6年前にアベ冷熱技研でお買い上げいただいたものです。

取外して移設先へ向かいます。

このBlogで何度か登場している「ホテルフォレスト」さん。
こちらのオーナーさんは以前からのお客様で、FB友さんでもあり、同い年で共通の悪友がいると言うことで、かなり仲良くいろいろとお声掛けいただいています。

今回の客室はこんな感じです。
既存機はダイキン製。
動きますが時々調子が悪くなるそうで、取替えをご希望です。

同じ部屋の反対側にもサンヨーのエアコンがありますが、これは長い間動かしていないそうで、こちらの撤去もご依頼いただいています。

室外機はどこにあるのかと思ったら、建物脇の狭い入口の向こうに...

あらぁ... 手前が取替えるダイキンで、奥側がサンヨーです。
サンヨー側の下は、3mほど下がったところに地上があるという状況です。

ダイキンの室外機カバーを開けると、、、あれ?
あぁ...室外機電源じゃないですか...
取替えるにあたって、ここから室内機まで電源ケーブルの延長が必要です...
事前調査を行わずにぶっつけ本番状態で施工するので、毎回こういう悩ましい状態に陥ります。

で。配管を目で追っていくと... え?いや、そこハシゴ届かないでしょ?
そもそもハシゴ積んで来てないし...(隠蔽配管だと思っていました)
しかも右後方出し配管なので、取替えるためにはあの高さで配管を接続しなければなりません。

もう止めて帰ろうかと思いましたけど、オーナーさんと電話で話していると、以前使わせてもらったハシゴが倉庫にあるとの事で。

立ててみました。

届きませんわね...
地上高9mくらいあるところに、7mちょっとのハシゴでは。

登ってみます。かなり足場は不安定...

背伸びして腕を目一杯伸ばせば配管穴に手が届く状態です。
片手でモンキー2丁持って締め上げる作業はできませんね。
でも諦めません。なんとかやってみましょう。

室外機2台とも撤去しました。
サンヨーの室外機を外すときは恐ろしかったです。

そのサンヨーの方は隠蔽配管なので、その配管を利用できないかと思いましたが、配管サイズが2分4分なので無理でした。
ユニオンの異径継手か溶接機積んでいれば施工可能ですが、そんなもの積んでませんから。
何としても今日中にやり切らなければなりません。

配管も外して室内機も撤去しました。

スリーブが入っていないので、気密性確保と小動物侵入防止のため挿入しておきます。

位置決めをして背面板を設置。

ハシゴの上で配管を繋ぎ易い様に、1mほどの配管を室内機に繋いでおきます。

コンセントを壁に埋め込みたかったんですけど、外側のケーブルの処理ができないので。

あまりやりたくない工法なんですけど、室内機の裏にコンセントを収めました。
お客様がコンセントの抜き差しができなくなるので、お奨めはできません。

配管は既存流用です。
ただしケーブルは電源もあるので、電源も内外渡り線も新しいものに取替えます。

既存の内外渡り線は1.6mmを使っていました。
200Vの5.6kwで1.6mm使うとか、どうかしているとしか思えませんね。
ケーブルは2.0mmへ取替えました。

こんな感じで配管を接続します。
あの上までテープ巻くなんて自殺行為ですもの。
パテ埋めは片手でなんとか詰め込みましたので、気密性の確保は十分です。

足場が不安定な状態で配管を立ち下げて、配管のクセを直しながら何度も横移動しての横引きは、一人でやるのはかなり体も心も消耗します。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
山の中なので、真空引きが終わる頃には日が暮れてしまいました。

室外機周りは、こんな感じです。

あぁ、まだこちらの室内機を外さなくてはなりません。

撤去したら冷媒配管側とドレン側の2つの穴が開いていました。

見た目悪いですが、とりあえず配管穴キャップで塞いでおきます。
この後、オーナーさんが見た目いい様に細工をされるそうです。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

まぁ事前調査していない自分も悪いんですけど、どの客室も信じられない様なイレギュラーなのばかりで毎回鍛えられます。
こういうのがあるのでエリア外のご依頼はお断りしています。何卒。

これでこのお部屋も、快適にご利用いただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。