2025年2月4日火曜日

クロス貼替えついでに隠蔽配管のエアコン取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、リビングに設置されているエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV6324S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰ハイスペックモデルをお買い上げいただきました。

既存機は富士通ゼネラル製。
2005年製なので、20年選手です。
14年前に分解洗浄をさせていただいたものです。

20年目でまだ動いていますが、今回、写真左に写っている引戸の調子が悪いため、壁を開口して直した後この壁一面のクロスを貼り替えるとの事で、じゃぁエアコンも取替えるかという話になってご依頼いただきました。

配管は隠蔽配管で、建物裏の方へ室外機が設置されています。
工期は2日間。
1日目の午前中にエアコンを外した後、午後から建築屋さんが入って引戸の修理。
2日目の午前中にクロスを貼り替えて、午後から新しいエアコンの取付けという流れです。

昨日、既存機撤去と配管工事にお伺いしていました。
まずはポンプダウンを行って、フロンガスを室外機側へ回収します。

室外機を撤去しました。

基礎から出ている配管が短いので、溶接して延長します。

とりあえず時間がないので、この状態で翌日へ備えます。

室内機を外していきます。
こちらのお宅も、阿部の嫌いな工法です。
冷媒配管は左から。ドレン管は右側。
これやられると、取替えの際に大変苦労します。

撤去しました。
既存機は幅が広いタイプだっため、配管とドレン管の間が離れすぎています。

当初、どうせクロスを貼り替えるなら、壁開口して冷媒配管を右に寄せようと思っていたんですが、こんなところに間柱があるのがわかって、開口しても寄せれないということになりました...
じゃぁドレンを寄せるかとも考えましたが、ドレン側も難ありということで断念...

昨日はここまでで時間切れでした。

そして本日午後から、クロスの貼り替えが終わったので取付けにお伺いしました。

位置決めをして背面板を設置。
既存配管にフレアナットを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

ドレンはきちんと勾配を取って既存管へ挿入。

マンション用のMDダクトのウォールカバーで化粧しました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
泥ハネ軽減のため、ブロックを敷いています。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
右側のカバー、そんなに目立たないでしょ?
ドレンに合わせて取付けていたら、換気扇に当たって前面カバーが開かなかったかも知れません。

今日は最強寒波到来で、外で作業してたら横風と雪で吹雪の様になってどうなることかと思いましたけど、なんとか工期内に完工できて良かったです。

「きれいに取付けていただいて、ありがとうございます。右側も目立たないし良かったです。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年1月31日金曜日

ドアホンのケーブル断線のため新たにケーブル引き換え工事

2年前にカメラ付きドアホンをご購入いただいたお客様から、「ドアホンが映らなくなったんですけど、見てもらえません?」と、昨年末にご連絡いただいていました。
点検にお伺いすると、「[U11]ドアホンが接続されていません」との表示が...

ドアホンを確認するとランプが消えています。
ドアホンの不良かなと思い、当社倉庫に眠っていた中古のドアホンに取替えてみるも動作せず...

ケーブルが何かの拍子に断線した様です。
抜き替えができないかケーブルを引いてみるも、びくともせず。
地中埋設管を通っているので、庭の木の根っこにやられたかも知れません。
どちらにしろケーブルも既存配管も使えません。

新たにケーブルを引き換えるしか方法はないのですが...
広いお家なので、かなりの距離を引かなくてはならない上に、そのルートはかなりシビアです。

点検にお伺いしたのが年末だった事と、お客様もしばらく留守にされるとの事で本日まで放置状態でした。

工期は一日です。順調に行けばの話ですが。
作業に掛かります。まずは体が入らないところはフェンスを外して。

この通気口を利用して宅内へ引き込みたいと思います。

お待たせしました。今日から使えるように頑張ります。

裏側へ貫通してケーブルを通したいと思います。

ケーブルを通すための穴を開けていきます。

こんな感じで塩ビ管を設置していきます。

こんな感じで...

延々と...

体が入らないところは、塩ビ管を転がして延長します。
もう一本見えている管は、庭園灯の電源の様です。

こんな感じで宅内へ。

キッチンの床下収納を点検口として利用します。

リビングの弱電コンセントのところから床下へ呼び線を通して、、、

床下でキャッチ。
呼び線にケーブルを繋いで通していきます。

宅内からドアホンまで、配管内にケーブルを入線していきます。

ドアホンに接続して取付けます。

フェンスを元通りに直して。

親機の電源を入れて、異常がないことを確認して作業終了です。

順調に進んだと思いましたが、やっぱり夕方まで掛かりました。
これで安心してお客さんをお迎えできますね。

この様な修理は当社施工案件のみとさせていただいていますので、何卒ご容赦ください。

2025年1月29日水曜日

30年以上お使いの隠蔽配管エアコン×2台の取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

県外で使われていた富士通G製のエアコンが3台あるので、この内2台を古いエアコンと取替えてほしいとのご希望です。
こちらのお宅のエアコンはすべて隠蔽配管で、毎回時間が掛かるため工期を二日間として、昨日から取り掛かっていました。

昨日の朝は雪が降り出しまして、これ大丈夫かな?と思いながら現場へ。

お客様に「天気が悪いけど大丈夫?延期してもいいですよ。」とご心配いただきましたが、とりあえず2台の内1台は、室外機が屋根のある場所なので作業に掛かります。

既存機はナショナル製。
以前にも数回、このBlogに登場しているタイプです。
銘板に年式が記載されていませんが、30年以上は経過しています。

室外機は他の部屋のものとまとめられて、裏の方へ置かれています。

一応動くので、ポンプダウンしてフロンガスを室外機側へ回収して取外します。

配管を見て嫌な予感がしたので、断熱材を剥いで見ると... 見事に潰れていました。
このエアコン、ちゃんと効いてたんですかね?

室外機を撤去しました。

室内機も撤去完了。毎回この状態を見てため息が出ます...
冷媒配管と連絡線は左側。ドレン管は右側で電源は直結(施工不良)しています。

ドレンに位置を合わせる様に、背面板を取付けます。
電源は右側へコンセントを設置。
配管は右へ寄せるように壁を開口して、3分の配管が短いので延長します。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

開口した部分は、2連のカバープレートへ塞ぎます。
クロスはどうにもなりません。

室外機側へ移ります。
さて、折れていた部分の配管はカットしましたが、このキワをベンダで90°曲げている部分は真っ直ぐには戻せません。
隠蔽配管は、将来エアコン取替えの際に再利用できる様に施工するのが基本です。
こういう自分だけ良ければいいとか、変に見た目に拘るとかは迷惑でしかありませんね。

これ以上既存配管を傷めないように、慎重に配管を延長します。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目が完了です。

2台目に掛かります。こちらはシャープ製。また一段と古いタイプです。

室外機はベランダ置き。
塗装されている様ですが、かなり傷んでいますね。
左の室外機は昨年施工させていただいたものです。

こちらの配管も... ほんと残念な施工ですよね。

かなり古い機種ですが、動くのでポンプダウンして撤去。

持ち帰って見たら、底が抜けそうなくらい腐食していました。

室内機も撤去。

ドレンに合わせて背面板を設置。

ここまでで夕方5時のサイレンが鳴って1日目の作業終了です。
めちゃめちゃ時間が掛かるのです...

そして本日。また朝から雪です...

ベランダ周りできるかなぁと思いながら準備していると、晴れ間が出てきたので先に室外機周りをやっていきます。

さてこの配管... こんなものは使えないのでカットします。

ユニオン継手で繋いで、配管を延長します。

室外機に配管を繋いだところで、暴風と雨混じりの霰が降ってきて室内へ。
もう、天気に翻弄されます...

昨日、背面板まで取付けてあったので、直結にされていた電源はコンセントを取付けて、既存配管に新しいフレアナットを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
簡単に書いていますけど、富士通Gのこのタイプ、もの凄い施工性悪くて嫌になりますよ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
二日目は午前中に完工できました。

「いつもきれいに取付けていただいて、ありがとうございます。まだもう一台古いのがあるんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。