2024年3月30日土曜日

配管穴も専用コンセントもないお部屋にエアコン新設工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2223-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。
※2023年モデルは在庫限り品です。24年モデルは値上げの情報が入っていますので、ご検討されている方はお早めにお声掛けください。

今回取付けるのは、こちらのお部屋。
近年、夏の気温が高過ぎて、昨年は熱中症になりかけたので、夏が来るまでにエアコンを取付けて欲しいと、昨年末カレンダーをお届けした際にご依頼いただいていました。

建物はブロック造...

今回の建物は、2006年以前の建物になるため石綿含有事前調査が必要ですが、図面がないため書面調査ができません。
ブロック壁なので石綿(アスベスト)は含まれていないと思われがちですが、表面のモルタルや塗料、塗り壁材などに石綿が含まれている場合もあるので、本来であれば表面を削ってサンプルを取って検査を行う必要があります。
しかも、その検査費用はエアコン代より高額です。
じゃぁどうするって感じですが、「この壁にはアスベストが含まれている」という前提で、みなし作業を行います。

では作業に掛かります。
しっかりと養生して、粉塵が飛散しない様にHEPAフィルター内蔵の掃除機で吸引しながら、配管穴を開けていきます。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管はテープ巻き仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。

さて、電源がないので、キッチンにある分電盤から引いてこないといけません。

点検口2箇所を使って、天井裏からケーブルを通していきます。

エアコンのところまでケーブルが通りました。

分電盤に分岐ブレーカーを増設して、電源ON。

電圧を確認して、異常なし。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「穴開けるの大変そうでしたね。これで今年の夏は大丈夫です、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、新鮮なお野菜をいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士(ものづくりマイスター)」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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