昨日・本日の2日間掛けて、マンションの一室に設置されているシステムマルチエアコンの取替工事にお伺いしてきました。
【三菱電機製システムマルチエアコン】
MXZ-6817AS 室外機×1台・MLZ-GX2817AS-IN 天カセ室内機×2台・MSZ-2217GXAS-IN 壁掛け室内機×1台・MAC-R01PW 化粧パネルホワイト×1個・MAC-R02PB 化粧パネルベージュ×1個
こちらのマンション、今までにも数件他のお宅でも施工させていただいています。
口コミでご紹介いただいている様で、大変ありがたいです<(_ _)>
既存機は三菱重工(ビーバー)製で、天井カセット形1方向吹き出しタイプの室内機×2台、壁掛形×1台、室外機×1台のマルチエアコンです。
22年前の製品ですが、まだ動いています(^_^;)
もう古いので、早めに取替えておきたいとのご希望です。
こちらのお宅は最上階で、今まで施工させていただいた他のお宅とはちょっと違います。
部屋数が多いので、マルチエアコンも2系統あります。
以前に右側の室外機系統を施工させていただきまして、「今回も阿部さんにお願いしたい」との事で、他の安い施工業者さんの見積書をお持ちにも関わらず、ご依頼いただきました。
以前の記事にも書きましたが、実はこの既存機がクセモノでして、各室内機と室外機までの信号線が、屋内用警報用ケーブル0.9mm×2芯を使っています。
当時のビーバー製品は、室外機との通信は高負荷にならないため、細いケーブルでもOKだったんですが、現在、各メーカーから発売されているエアコンは、VVF2.0mm×3芯でなければなりません。
という訳でこのマンション、取替時には毎回ケーブルの引き換え工事を行っています。
この作業がまた大変で、各部屋から3系統室外機のところまでケーブルを入れていくだけで、丸一日掛かります...
ただし今回は、右側の室外機を施工した時に、3系統ケーブルを入れておいたんです。
これは正解でしたね。工期が一日短縮できます(^^)
3台の室内機をすべて撤去。
室外機も撤去しました。
既存配管を流用しますが、長さが短いため溶接して延長します。
新しい室内機は横幅寸法が広がるので、少し天井材をカットします。
通常はアンカーを打ち直して、吊りボルト位置を変えるんですが、ここ最上階で屋根部分が急勾配のところから吊りボルトが降りているので、既存の吊りボルトを利用してアングル吊りにします。
かなりここで時間を食いました(T_T)
既存のドレン管はVP25の塩ビ管なので、安心して流用。
冷媒配管のフレア加工を行い、吊り込みの準備を進めます。
室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。
壁掛けタイプも。
室外機への配管接続が完了すると、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
初日はここまでで時間切れです。この時点で夜7時。
この日は松山市最高気温で、フラフラになりながら天井裏の作業が捗らず...
台風が近づいているので、外周りだけは完成させました。
本日2日目、天カセの吊り込み高さ調整と、パネルを取付けて行きます。
和室は天井に合わせてベージュ色を。
電源を投入して、ドレン排水テスト。
外周りはこんな感じで完成です。
昨日と打って変わって、風が強く、雨がヒドくなってきました。
台風ですから当然ですが(^_^;)
作業が完了すると試運転を行なって、異常がない事を確認してお引き渡しです。
「暑い時に頼んですいませんでしたね。これで孫らが来ても、快適に使えますわ。また換気扇とか電気関係とか、古くなっとるんで、また阿部さんお願いしますね。」と、とてもお喜びいただきました(*^^*)
夏本番前に取替えができて良かったです。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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