3年前に、エアコンの同一屋内移設工事をさせていただいたお客様から、「水漏れするので点検してもらいたいのと、3年経つので洗浄もお願いします。」とのご依頼で、お伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-EM28E4-W(2007年製) フィルター自動掃除機能付き
拝見すると、確かに水漏れの跡が...
大量にボタボタと出てくるのではなく、ポチ、ポチって感じでじわじわと出て来るそうです。
今回、分解洗浄もご依頼いただきましたので、持ち帰ってバラしながら原因を探っていきます。
前面のドレンパンがオーバーフローした様な形跡はありません。
ドレンパンのオーバーフローだと、もの凄い勢いで水が溢れてきますから。
特にドレン水が通る経路で、問題は無さそうです。
で、バラしてる途中で、ん?
熱交換器の後ろ側のドレンパンに異物を発見!
おもちゃのブレスレットみたいですね。
もしかするとこれが水漏れの原因かも知れません。
分解時にはドレンパンのところにありましたが、取外して持ち帰るまでに動いた可能性もあります。
これが熱交換器の上に乗っていると、水滴が内部に飛び込んで水漏れになるかも知れません。
あくまで推測です。原因になる可能性があるものは、すべて取り除きます。
電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
この屋内ダクトも阿部の施工ですが、この勾配も少し気になったので、少々修正させていただきました。
ドレンホースが詰まっている場合は、それはもうもの凄い勢いで水漏れしますから、ここが原因ではありませんが、気になるところは修正させていただきました。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ドレンパンに水を注いで、水漏れが起こらないかチェックします。
1リットル程度流しましたが、問題ありません。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
今回、ハッキリとした水漏れの原因は特定できませんでしたが、「絶対これです。これが原因だと思います。もぅ何やってくれるんだか。」とお客様(^_^;)
結構他のお宅でも異物混入はありますので、あまり子供さんを叱らないでくださいね。
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
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