三菱電機 MSZ-GV4024S-W・MSZ-GV2224-W 霧ヶ峰スタンダードタイプを各1台お買い上げいただきました。


今回のお宅は分譲マンションです。
12年前に、日立のマルチエアコンから三菱のマルチエアコンへ取替えさせていただきました。

まだ動いてはいますが、12年経過しているのでそろそろ取替えておきたいとの事です。
室外機1台、室内機3台のマルチエアコンです。
リビングには4.0kwの室内機。

寝室には2.2kwの室内機。


もう1台は使われていない洋室に2.2kwの室内機。


今回取替えるにあたって、3台目の洋室にはエアコンが必要ないとのことで、室内機2台のマルチエアコンにするか、マルチをやめて各部屋単独のシングルエアコンにするか、2種類お見積させていただき、各部屋単独で2台取替えでご依頼いただきました。
では作業に掛かります。
工事は一昨日と本日の2日間で行いました。
まずは既存機を撤去します。
ポンプダウン運転を行って、フロンガスを室外機内へ回収します。

撤去しました。
配管が4系統ありますが、1系統は使われていません。


リビングの室内機を撤去。
こちらは室内機の裏側に室外機があるので、配管は隠蔽されていません。


ちなみにモールが横から来て、ダクト内に2系統のケーブルが通っているのは、各部屋室内機への通信ケーブルです。
前回の取替えの際に日立は2芯線だったため、新たに3芯線を引き直したものです。
これは流用します。
寝室の室内機も撤去。
こちらは隠蔽配管なので、既存配管流用します。

さて、マルチエアコンなら室外機に200Vの電源があれば各部屋動いてましたが、シングルエアコンの場合は、各室内機側に電源コンセントが必要です。
コンセントを取付けるために、分電盤から室内機のところまでケーブルを通していきます。


天井裏が確認できるのは、ユニットバスの点検口のみ。
そこから室内機の方を見ても、ダクトやケーブルが入り組んでいて、先がまったく見えません。


前回の取替えの際にも利用しましたが、廊下に設置されているダウンライト2台を外して、手探りでケーブルを通していきます。


開口が125Φしかありませんから、頭は入りません。
スマホを差し込んで状況を確認しながら、真っ直ぐ呼び線を通して手探り作業です。
なんとかユニットバスの点検口のところまでケーブルが通りました。

ユニットバスから分電盤までは2mほどですが、ケーブルが密集しているので、ここを通すのに時間が掛かりましたが、なんとか到達できました。


そもそもこう言う作業は一人でやるもんじゃありません...
室内機のところにコンセント開口をして、ケーブルを通します。

こんな感じでコンセントが付きました。


リビングのコンセントは既存の室外機電源を延長して、化粧カバー内を通して室内へ。


こんな感じでコンセントを設置。


埋込みにしたかったんですけど、外壁側なので断熱材が吹き付けてあるのと、コンクリート壁と石膏ボードの間が狭いため、埋込みは断念しました。
寝室の室内機を取付けていきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


こんな感じで完了。


リビング側も。


リビングを取付ける頃には夕方になっていたので、気持ちが焦っていて設置後の写真しか撮っていませんでした。
とりあえずここまでで一日目は時間切れです。

そして本日二日目。
室外機周りの配管を整理します。


ドレン排水は、塩ビ管を使って排水溝まで導きます。


コンクリートブロックを敷いて、溶融亜鉛メッキ仕上げの二段置台を据えます。


室外機を据えて配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


寝室側は配管距離が17mほどあるため、フロンガスをメーカー規定量追加充填しました。


室外機周りは、こんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、、、


「お忙しいところ、2日間もありがとうございました。阿部さんは絶大に信頼していますから、これでこの夏も安心して使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)
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