
簡単な100V据置形のIHクッキングヒーターを使いたいので、専用コンセントを増やして欲しいとのご依頼です。


ただし、建物が古いので、電気製品を同時に使うとブレーカーが切れるそうで、現地調査にお伺いさせていただきました。
分電盤を確認すると...あら。

これはマズイですね。
単相2線式なので100Vしか取れません。
今回据えるIHは100Vですが、1,400wあるので専用回路でなくてはなりません。
主幹ブレーカーが有りませんが、幹線ケーブルの許容電流から見ると30A(3,000w)まで。
エアコンも2台あるので、まったく容量が足りないです。
あと、電子レンジとエアコンをつけたらブレーカーが切れるそうで。
まぁ両方とも1,000w超えてますから同時に使うと切れますよね。

こちらのエアコンも専用コンセントではなく、足元のコンセントから取っていますし。


どちらにしろ容量が足りないので、このままIHだけ増設とかは無理です。
四国電力へ申請して、単2から単3へ変更して容量増設の申し込みを行います。


今回は建物の図面が無いので、建物の図面から作成しての申請です。
四国電力に受理されたので、昨日から2日間の予定で工事にお伺いしました。
まずは幹線ケーブルを通していきます。

これがですね、めちゃくちゃ大変な作業だったんです。
点検口から見た分電盤の方には階段があって、まったく見えません。
しかも大きな梁があって、天井との隙間は腕がやっと入る程度。


見えないから見ない。見ようとするとイライラするだけなので、目をつぶって竿を伸ばし、竿の先に触れる呼び線を感じながら引き寄せてきました。
何度も失敗しながらも、なんとか...
ほんの4~5m通すだけで3時間費やしています...

さて、既存のブレーカーが1つ邪魔なので寄せたら、バチバチと火花が!


一次側に共噛まししていたケーブルが、ビスが緩んでいた様で抜けました。
危なかったですねぇ...
この回路、電子レンジの横にあるコンセントでした。
このコンセント、送りのケーブルがありますね?
専用コンセントでは無い様です。

レンジのコンセントはどのコンセントと繋がっているのだろうと調べてみると、、、エアコン???


レンジとエアコン...ブレーカーが切れて当たり前ですね。
これ施工した電気工事士さんは、資格証を返納してください。
では、IHとレンジ専用のケーブルを通していきます。
こちら側の天井裏はよく見渡せます。

ケーブルが2系統通りました。


化粧モールで立ち下げます。


レンジ専用とIH専用のコンセントを設置しました。


またまた天井裏へ。


エアコン専用のケーブルを通して。


専用コンセントを取付けました。


ここまでで初日が終了です。
幹線ケーブル引っ張るのに手こずったので時間が掛かりました。
もう腕も肩もボロボロです...
一夜明けて、今日は外周りを。
幹線ケーブルがVVF2.6mmx2cだったのを、塩ビ管に収めてCV-T8sqに張り替えます。

配管と入線作業だけで午前中が終わりました。
やはり一人では時間が掛かり過ぎますね。


四国電力から送ってもらったスマートメーターを取付けます。
この作業は四国電力計器認定店でなければ行えません。


次に新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。


各回路の絶縁抵抗を測って、既定値内である事を確認。


ケーブルがすべて接続された事を確認して、引込点の切替えを行います。
引込線の張替えは引込認定業者にお任せなので、ここでは既存線に仮接続になります。


引込線の既存経路は隣のお家の上空を通過しているため、最近建った近くの引込柱から入れてもらう様に申請しています。
引込線の張替えは、週明け早々に行ってくれる様です。
切替えが終わると既存のスマートメーターを取外して、送り返す準備をします。


「二日掛かりで大変な作業やったなぁ。キレイにしてもろうてありがとう。これで安心して使えますわ。」と、大変お喜びいただき、おみやげまでいただきました(^^)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

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