2023年2月11日土曜日

13年お使いの三菱霧ヶ峰を一切保証なしでエアコン取外し完全分解洗浄

先週土曜日にお預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了しましたので、再取付けにお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZW250-W(2010年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

先週、リビングのエアコン取替えの際に取外して、お預かりしていたエアコンです。

2010年製で13年目になりますが、洗浄できるならもう少し使いたいとのご希望でした。
基本、アベ冷熱技研では製造後10年を超えるエアコンの分解洗浄はお奨めしていません。
分解中にもし部品が破損してしまったら、メーカーに部品がないので修理ができないためです。
よって、保証ができないのです。
どうしても...というお客様には、保証ができないことをご了承いただけるのであればお引き受けさせていただいています。
ちなみに、今までに破損させたことはありませんが、もしもの場合はエアコンが再起不能になることもありますので、基本はお奨めしません。

取外しは先週行っていました。
量販店で購入されたそうですが、配管接続部分の断熱不良で、結構なカビが生えてしまっていました。

室内横引き部分で、繋いでいるのを見つけました。
お客様にお聞きすると、もともとはここにパナソニックのエアコンが設置されていましたが、それは他の部屋に移設してこの霧ヶ峰に取替えてもらった様です。

という事は、既存の配管を流用してここで繋いだんですね。
隠蔽配管の要領ですけど、単純に手抜きですよね?
お客様はエアコンと配管部材、工事代を購入時に支払っている訳ですから、配管流用は有り得ないでしょ。
もう10年以上前の事ですから時効ですかね?

室内機取外し完了です。

お預かりした室内機を分解していきます。

長年経過すると、ファンモーターとファンを繋いでいる軸のところが固着しているのがよくあります。

今回もかなり苦労して取外しました。
何度も諦めかけましたが、なんとか...
10年以上経過しているので、どうしてもこういう不具合箇所は増えてきます。
壊したら修理できないという思いがあるので、無理な取外しもなかなか...

無事、完全分解できました。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
接続部分はしっかりと断熱しておきます。

電動式真空ポンプを使って、配管内部をしっかりと真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「洗っていただいてありがとうございました。これももう少し頑張ってもらいます。いろいろと丁寧にしていただいて、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2023年2月10日金曜日

動力エアコン取替えに伴い電力減申請・ブレーカー取替えで電気料金をほぼ半額へ

昨年11月に、業務用エアコンを3台取替えさせていただいた宗教法人様で、動力ブレーカーの取替工事にお伺いしてきました。

こちらの建物、動力契約はエアコンの3台のみです。

ほとんど平日は使わない状況でしたが、動力契約は毎月基本料金が必ず掛かります。

各分岐ブレーカーは20Aと、

30Aと、

100Aです。
え?100Aも必要ありませんよね。
どれだけデカイエアコンが付いてるんですか?って感じでした。
取替える前のエアコンは4馬力でしたから、古いタイプだとしてもここまでは必要なかったと思います。

11月に、3台とも新しいエアコンに取替えましたから、分岐容量15A×2個と30A×1個で十分です。

主幹ブレーカーが盤の中に見当たりませんでしたが、引込計器盤の中に設置されていました。

ここに100Aのブレーカーが付いていますが、これも60Aへ取替えます。

全体で100Aから60Aへ容量減になりますから、単純に基本料金が40%下がります。
エアコンも省エネタイプに取替えましたから、使用料金も合わせると電気料金がほぼ半額という感じになりますね。

昨年末に四国電力へ電力申請を提出し、受理されていて、いつでも工事は可能な状態でした。

しかし、12月始めに注文したブレーカーは、注文した時点で年明け2月後半という納期回答が帰ってきまして、半導体不足の影響をモロに受ける状況に陥っていました。
こうなると待つしか無いという状態で、2月に入ってやっと入荷しました。
まぁ2月後半の回答でしたから、メーカーも頑張ってくれたんだと思います。

という訳で、本日ブレーカーの取替工事にお伺いです。

まずは、主幹ブレーカーの取替えから。
R端子に絶縁キャップが被せられていなかったので、ビニールテープを巻いて絶縁しておきます。

60Aのサーキットブレーカーに取替えました。

屋内の盤へ移って、既存ブレーカーを全撤去。

新旧交代です。
寸法がコンパクトになったため、取付けビスピッチも変えなければなりません。

ベースが鉄板なので少し時間が掛かりましたが、新しい漏電ブレーカーに取替えできました。

主幹ブレーカーの二次側で絶縁抵抗をチェック。

分岐ブレーカーの二次側で絶縁抵抗をチェック。
異常がないことを確認して、電源投入。

エアコンを運転して、運転電流値を測定。

すべてに異常がないことを確認してお引渡しです。
これで昨年からの一連の工事が完了しました。
まだまだ半導体不足の影響は続いています。
春にはまた、電機メーカーの販売価格値上げの情報も出ています。
何事も、早め早めの対応をご検討ください。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
お気軽にご相談ください。

2023年2月9日木曜日

CATVネット回線を光ケーブル化で宅内露出配線工事

以前エアコンをご購入いただいたお客様のご依頼で、CATVのネット回線を高速な光ケーブル化工事にお伺いしてきました。

既に既存のCATV保安器の横に、キャビネットが設置されています。

現在のご契約はネットのみのため、V-ONUではなくキャビネットが設置されます。

既存の同軸ケーブルは、エアコンの配管穴から宅内へ導かれて...

エアコンの配管に沿わせて...

お部屋の方へ入っています。

今回は同軸ケーブルとは同じルートを使わず、単独ルートで同じ部屋まで。

一箇所だけ小さな穴を開けて部屋へ通します。

既存モデムが置いてある、収納のところに直接通しました。

引込側へ戻って、引込側と宅内側の光ケーブルを、メカニカルスプライスで接続。

キャビネットへ収めて、引込周りは完了です。
既存保安器は、後日引込班が撤去してくれます。
何か気が付きました?
エアコンを触る人間としてはどうしても気になって仕方ないので、ひと手間掛けさせていただきました。(※他社施工品です)

宅内へ戻り、光ケーブル末端に光コネクタを取付けて受光レベルを測定し、異常がないことを確認。

S-ONU内へ整然と納めます。

S-ONUの電源を投入して測定用のパソコンを接続し、速度測定を行います。

100Mbpsのサービスで上下90%以上の速度が出て、異常がない事を確認。

あとは、お客様のWi-Fiルーターを接続して作業完了です。
「キレイに配線していただいて、ありがとうございました。またお願いする事があるので、また連絡しますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

愛媛CATVでは、全エリアの光ケーブル化を進めています。
アベ冷熱技研では、当社で光化手続きをいただいたお客様、もしくは過去に他の工事をご依頼いただいた履歴のあるお客様しかお引き受けしておりませんのでご了承ください。

アベ冷熱技研は、「愛媛CATV契約代行・映像通信工事認定店」です。
お客様の生活環境に合ったコースをご提案・設計させていただきますので、お気軽にご相談ください。

2023年2月8日水曜日

35年ご使用の分電盤を感震ブレーカー搭載分電盤へ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、分電盤取替えと換気扇×2台の取替工事にお伺いしてきました。

既存の分電盤は松下電工製。

製造年が1988年なので、35年になります。
現状、特に不具合などはありませんが、新築当時からそのままなので、故障する前に取替えておきたいとの事でご依頼いただきました。

メーカー推奨の分電盤の取替え時期は、約13年と言われています。
急な故障で家中停電が続くなんて考えたくもありませんから、早めに取替えておく方が得策ですね。

さて、取外す前に回路チェックをしていると、2本共噛ましの回路を見つけました。
負荷が少ない回路なら問題ありませんが、この回路はエアコンです。
もう一本はどこへ行っているんだろうかと思ったら、別の部屋のエアコン専用コンセントに繋がっていました。
幸い、その部屋にエアコンは設置されていなかったため、ブレーカーが動作することはなかった様ですが、今回この回路は専用ブレーカーへ接続します。

停電作業に掛かります。
まずは既存盤を撤去。

既存盤の主幹一次側は、ヨリ線押さえ付けタイプだったため、油圧圧着工具を使ってR型端子を圧着します。

新しい分電盤を設置し、ケーブルを接続していきます。

接続完了後、電源を投入して感震ブレーカーのテストを行います。

3分間、点滅とブザーが鳴って、主幹ブレーカーが遮断されました。

いわゆる「漏電」での遮断です。
擬似的に漏電を起こして、ブレーカーを遮断する仕組みです。


3分間は、深夜でも安全に避難できるために設けられています。
地震後停電になって、この機能が働かなくなった場合でも、復電後3分間経過して強制的に遮断されるので、避難して誰も家に居なくても通電火災が起きないというスグレモノです。

作業が完了すると、カバーを取付けて完成です。

今回、トイレと洗面所の換気扇の取替えもご依頼いただきました。
これも新築当時からなので、運転音も高くなっていたため取替えです。

音も静かになって、快適にご使用いただける様になりました。

「なんか近代的になりましたね。これで安心して使えます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。